本日は幼稚園受験のお話です。
幼稚園受験は11月上旬を中心に考査が行われますが、その準備は平均して年明けから、遅くとも4月には始めます。
幼稚園の準備期間は小学校受験と比較して明らかに短いのですが、中には夏場、丁度この時期に慌てて始める方も毎年必ずいます。
そのような方向けに、必勝法というと大層ですが、知っておくべきことをお話したいと思います。
遅れたことによるデメリットを把握する。
まず行うべきは、今から始めることで、実際にどのようなデメリットが生じるか正しく把握することです。
これができていないと、的外れな方向に向かってしまう恐れがあります。
人気幼稚園では、「事前のご挨拶」や「説明会の参加」が有利に働くことが多いです。
これは縁故が必要という意味ではなく、早く動いた方が得をして、直前になって決めた方は相対的に不利になるという意味です。
倍率が高い幼稚園で、このようなイベントに参加せずに受験することは危険ですので、
これから受験を検討する場合は、まだ説明会の参加が可能な幼稚園にする方が良いです。
説明会に出ることができない名門幼稚園は候補から思い切って外しまうのも良いです。
人気の園でも倍率が低くなることはある
多くの幼稚園では受験倍率を開示しておらず、実際の受験生のみが概ね把握できることとなります。
願書提出の際や、考査日に志願者を把握できるためです。
この情報は大手幼児教室が受験体験記をもってある程度把握することとなります。
ここで、受験を経験して情報提供すると、結構先生も色々教えてくれて今更ながらの情報交換ができます。
ここで教えてくれたのが、志願者の変動です。
幼稚園受験は毎年同じような志願者にならず、変動が大きいことが多いです。
これは、ある程度受験日が重なり、説明会の参加者=志願者とならないからです。
また、事前情報が少なく、絶対数が非常に少ないので、ぶれやすいです。
このため、人気があると言われる園でも、いざ考査の日になると、少なくなることがあり得ます。
一方、逆に多くなることもああります。年によって目まぐるしく変わります。
このため、できるだけ園の情報を幅広く入手し、幅広く受験するのが望ましいです。
親が大変ですが、事前に複数の園に出願するのもよいかもしれません。
願書を出すときor出した後幼児教室を通じて、倍率を把握できることがあります。
倍率さえ低くなれば、事前の段取りが十分にできていなくても、十分に勝機があります。
幼児教室は活用を
これは何度かお話している論点です。
スタートが遅れたのであれば、幼児教室の力は積極的に借りましょう。
基本的に大手をおすすめしますが、それほど特定の幼児教室にはこだわりません。
お子様は短い時間でぐっと成長しますから、2か月あれば、一定の効果は期待できます。
通う時間が短いので、払う総費用も少なくなります。
しかし、既に通っているご家庭は結構ピリピリムードですので、その点気を付ける必要があります。
新しく入ってきて、泣いて授業を乱すことがあったら結構恨まれますからね。
多くの教室は、直前であっても受け入れてくれますし、精一杯サポートしてくれます。
但し、幼児教室もシビアに合格する人材、ボーダーラインの人材、厳しい人材と色分けして対応してくるので、
どのような評価をしているか見極めましょう。
お子様に求められる能力は意外に少ない
幼児教室では色々準備しますが、試験で求められることはハイレベルではありません。
自由遊びだったり、親子遊びだったり。
折り紙もきれいにおるのではなくて、二つ折りにできるか、はさみで切れるか、とかそのような次元の問題です。
日常生活の遊びの延長のようなところがあるので、それほど神経質になる必要はありません。
これからの準備であっても、まだ間に合います。
気を付けることは、母子分離でしょうか。せっかく準備していても、試験大泣きしたら戦線離脱です。
これは非常にもったいない。泣いてしまう傾向があるご家庭は、今のうちにトレーニングをお勧めします。
このように、駆け足の幼稚園受験であっても、情報が少ない分、短い時間の準備であっても正しい準備を行うことで、十分に勝機はあります。でも親は願書書いたり、面接の想定問答したり、忙しいですよ!頑張りましょう!!
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