アリのす観察キット観察動画:幼児・小学生の昆虫の興味を引き出し、生態を学ぶ

アリ観察3時間後

皆さまこんばんは。

本日は、「アリのす観察キット」のご紹介です。
こちら、大きめの本屋に行くとよく目にしますが、興味が湧いてきたら買ってやりたいと思っていました。
本年は自由研究のシーズンは終わってしまいましたが、幼児~小学生の学習に有益な教材です。

自由研究に最適とありますが、振り返ると幼児期やお受験期にアリに興味を持つための教材としておすすめです。
あとは、人によるでしょうが普通に親も楽しめます。

アリのす観察キット箱

 

これ一つで下記を学ぶことができます。

・アリとは?(昆虫、足が6本だから)
・アリの種類(クロヤマアリ、クロオオアリなど)
・アリの行動
・アリの巣の作り方
・アリの巣の様子
・昆虫やアリへの興味関心

このキットに入っているものは下記です。

アリのす観察キット

・ハウスケース
・アリとりカプセル
・カラー砂(茶)
・カラー砂(白)
・アリの巣観察シート
・ガイドブック

ガイドブックについては、アリに飼育のミニガイドブックのようなもので役に立ちます。
付属の観察シートを使って、自由研究にも役立ちそうです。

目次

アリのす観察キットの準備

観察キットの使い方は下記の通りです。

①キットを組み立てる。


セロハンテープをぐるっと巻き付けられる仕様になっています。落とした時に外れたら大変なので、お勧めです。

②土を入れる。


最初に茶色の土を40%~50%程度入れて、次に白色の土を適量入れます。
なぜこうするかというと、後にアリが土を運ぶ様子がわかるからです。
白を多めにすると下まで到達した後に、動きがわかりやすいです。

茶色の土
ケース

③アリ取りカプセルを使ってアリを採集する。

カプセルは簡単に上記開くようになっており、回すと側面の出入り口が開いたり閉じたりします。
エサは甘いものであれば、たいてい何でも寄ってきます。わが家はカブトムシゼリーを使いました。
入口が開いた状態でアリが良く通る場所においておけば、2,3時間で下記のように集まりました。
アリ取りカプセル1 アリ取りカプセル2

④カプセルをケースの上に入れて、出入り口を開ける

カプセルをセットして横にずらすと、穴が開いてアリがケースの中に入れるようになります。
最初はアリも見たことがない色の土で動揺しているようです。何匹か集まって、何やら作戦会議をしているように見えます。

この後は、餌の投入が必要なだけで、あとは観察するのみです。

アリ観察開始直後

観察開始

アリ投入直後

最初はアリは表面をうろうろするだけで、特段何もしません。
アリ同士で頻繁にコミュニケーションを取っているように見えます。どうやって意思疎通しているのかわかりません。
また、上図の通り、複数のアリが集まって立ち止まり、会議しているような局面もありました。

3時間後

早速動きがありました。
まず平らだった地面がガタガタ。これは、アリ達が休みなく、一つ一つ砂を動かしているからです。
すぐに動きがあり、このあたり非常に面白いです。そして、なぜか緑のカプセルに、砂を運び入れる傾向がありました。
そして、緑のカプセルの入り口には常に何匹かのアリが滞在し、あたかも不審者を見張る門番のようでした。

カプセルに残りのゼリーと砂がある状態ですが、何を意図しているんだろう、、、
アリ達はどのように統率されて行動しているんだろう、、、
砂の移動は何を意味しているんだろう、、、(下図の右側が少し高いのは、全て運ばれた砂です。)

面白い!私も娘もくぎ付けです。

アリ観察3時間後

8時間後

ふと気づくと、アリ達が一か所に集まっていました。
緑のカプセルにいたアリも総動員です。
詳しい方はわかる習性かもしれませんが、私には不明。

因みに緑のカプセルに少し見えている白いものは、ゼリーではなくて下から運んできた砂です。なぜ、、

観察8時間後

翌日

今回は動画です。
一生懸命砂を運んでいる様子がわかります。このあたりの統率も不明です。
全体的に穴を掘るために不要な砂を端っこに集めているようです。

日中暑くなるということで、水分補給のため、少し多めに土を濡らしています。
一部穴が開いており、既に巣を掘り始めているようです。

3日後

上図からたった2日後。えらいことが起きました。
下記動画をご覧ください。

もの凄い変わりようです。穴を掘って、白い砂も、茶色い砂も上に積み上げています。積み上げられた部分は、白と茶が混在しています。これほどの量を手作業で休みなく運んでいます。何を思って、アリ達が働いているのか、知る由もありません。

本能なのか、何らかの決め事があったのか、、、。興味深い所です。
いずれにせよ、ほとんどアリの巣の原型は出来ました。これがどのように仕上がっていくのか、推移を見守ります。

1週間後

アリの巣を観察を始めて数日で動きがありましたが、1週間が経過するとこうなりました。

1週間後

変わった点は、アリの部屋が明確になり、砂を運びだして天井まで到達しました。
最初の土の量と比較して頂けると一目瞭然です。砂の量は一定なので、いかに土に隙間があるかがわかります。

依然変わりなく、アリが何を目的として、どのような統率を取っているのかはわかりません。
この後、エサだけケアしていれば数か月元気にしていました。最後は寒くなってきたのか、集団で死んでしまったのですが、この原因までは気温なのかそれ以外の要因かわかっていません。

また機会があれば再チャレンジしたいと思います。


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