主要国立大学(旧帝大等)・私立大学(早慶・MARCH・関関同立)1982年~2019年偏差値比較

本日は、主要大学の経済学部をピックアップし、国公立大学や私立大学の偏差値の長期変遷を追ってみたいと思います。

偏差値というものはよく批判の対象にされがちですが、受験生の間では非常に意識されています。
驚くのが国公立の偏差値で、37年という月日が流れてもほとんど順位に差が見られません。
これは大学としての序列が意識されていることも大きく影響しています。
一方で、私立は時間をかけて順位が逆転していることがわかります。

小学校まで遡って考えてみると、小学校受験の10倍超の激戦を勝ち抜いて早慶の附属小学校へ行くと、内部生のブランドとともに、早慶が確定することとなります。一方、中学受験で成功して最難関校へ合格すると、上位国公立の合格、進学も見据えることができます。また、高校受験であってもトップ公立校であれば同じく上位国公立を狙えます。

このように、どの段階で勝負をかけても正解はないところですが、小学校や中学受験では親がよく考えて導いて挙げる必要もあります。今回、進路決定の参考になれば幸いです。

それでは見て行きましょう。

目次

国公立大学の偏差値推移と動向

主要国立大学 37年推移

図1:主要国立大学 経済系学部偏差値推移
週刊ダイヤモンド2019年9月7日号(数字はベネッセコーポレーション)の数字を基に筆者グラフ化

上述の通り、国公立大学は長い時間が経過しても、ほとんど順位が変動していません。
特に上位4大学の経済系は37年間順位が変わらず、東大、京大、一橋、阪大の順。このあたりは不動です。

近年は北大が上がってきています。北大はこの比較では下位に位置しますが、北海道では断トツトップの存在です。

2020年以降は新試験制度に変わっていきますが、順位が変わることがあるのか、要注目です。
途中で頓挫しましたが、東京医科歯科大、東工大、一橋、東京外大、東京芸大で第二東大構想が噂された時期もありました。
今後、統合による規模拡大、ブランド力向上も活発になるかもしれません。

国公立大学は偏差値がやや上位に収束しつつあるように思えます。トップの東大、京大の数字は変わらず安定しているので、他の国公立が偏差値を上げてきたと言えますね。特に京大と阪大の差がそれほどなくなってきました。名古屋、神戸は同じような推移で偏差値を上げてきています。

私立大学の偏差値推移と動向

主要私立大学 37年推移

図2:主要国立大学 経済系学部偏差値推移
週刊ダイヤモンド2019年9月7日号(数字はベネッセコーポレーション)の数字を基に筆者グラフ化

私立大学は国公立大学に比べて混沌としています。
早慶が激しいデッドヒートを繰り広げており、直近では慶應優勢です。
早慶とMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)・関関同立(関西学院、関西、同志社、立命館)の間に大きな差がある点は変わりません。こちら、W合格の選択においても90~100%が早慶を選ぶ統計となることが多く、短時間で早慶に迫る偏差値アップをする学校はなさそうです。

上智は法学部の偏差値が高いので経済学部で比較するのは少し分が悪いのですが、経済で比較する限りでは、同志社の方が高いです。関西では、京大、阪大、神大、いずれを受けても併願の関西私大トップは同志社です。このため、関西志向の方は早慶に合格するレベルがあっても同志社に進学する方は多いです。このため、同志社の偏差値が上智と同等なのは本来必然かもしれません。

それ以外の大学は団子状態に見えますが、全体としてここ10年以上右肩上がりです。
私大は景気の影響を大きく反映し、好況期は偏差値が上がり、不況期は下がります。
これは、2000年前後の不況からの景気回復と比例しています。途中リーマンによる不況が2009年頃にありましたが、5年スパンで見ると影響が出ていません。2005年から2008年のリーマン直前まで、及び円高から円安へシフトして景気回復した2013年以降のように、全体として景気回復局面が多いです。また近年は大学の定員絞り込みにより、更に難易度が上がりつつあります。この傾向は2020年度も継続する見込みです。

一つ言えることは、私立大学は国立大学よりも順位変動が目まぐるしく、今後も変わっていくだろうと言うことです。
今後の激動の時代を見据えて、大学のポテンシャルを自分なりに判断し、選択する必要があります。

長期で見ると、関関同立の差、MARCHの差も縮まったと実感します。同志社を除くほかの学校は偏差値3の間に収束しています。

大学選びの指針はどうしても偏差値に頼りがちですが、この差であれば、大学の立地、学生の気質、進路などを見据えて自分が一番成長できる大学を選択すべきです。就職人気ランキングも、そのランキング自体、10年単位で変わり、就職のあり方も近年大きく変わってきています。
実際に4年間通い、一生その大学の卒業生として過ごすことは変わりませんので、非常に重要な選択です。

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