大手幼児教室模試を定期的に受験していますが、新年長を目前に受験者も増えてきました。
今回男女合計711名、女児357名受験ですが、ベスト10に入ることができました。
特定されるのも宜しくないのでぼかして恐縮ですが、目安としてトップ画像に参考資料を挙げておきます。
これでもまだ上がいるとは驚くばかりです。
いくつか志望校も書きましたが、今回は全て合格圏でした。
ただ、これで浮かれてはいけません。小学校受験では様々な要素で合格が決まるので、ペーパー試験は数ある要素の一つにすぎません。
小学校受験は水物なので、今後調子が悪い日もあるでしょうし、継続して上位10%に入るよう努力してきたいと思います。
この数回の模試で、順位が右肩上がりに推移していますが、成績を上げていく過程でわかったことがあります。
まだ合格もしていない身分でお話するのは恐れ多いのですが、成績が上昇傾向であることに間違いはないので、あくまで年中時点という前置きのもと、成績を上げることができた要因をお話していきます。
下記は、言うのは簡単ですが、いざ実行するのは難しいのではないでしょうか。
でも、実行できれば、成績が上がります。
このため、実行するために何が必要か、いつも考えています。我が家も日々試行錯誤しながら前へ進んでいます。
では一つ一つお話します。
なぜ勉強するのか理解する
まずは子供なりの精神論のお話です。
大人のように正確に理解する必要はなく、幼児なりの納得感が必要です。
私は、娘に仕事やお金のお話を下記の通りしています。
過去ブログで塾講師のお話をしたことがありましたが、同じロジックです。
塾へ通うにはお金がかかる。
↓
お金をもらうために働く必要がある。
↓
働いてたくさんお金をもらうためには賢くなる必要がある。
↓
賢くなると、お金をたくさんもらえるかもしれない。
↓
賢くなりたいなら、パパは応援したいので頑張って働く。
賢くならなくても、パパは応援する。
ここで、選択を娘にさせていることがポイントです。
究極的な質問(勉強したいか、したくないか)という質問をまず子供に委ねています。
ここでしたくないと言われたら、正直なところ何か他の手を考えるのですが、
やりたいと自分で言えば、前向きに動く習慣がつきますよ。
幼児は先天的に学びに対して貪欲ですので、きっかけさえあれば楽しんで取り組みます。
勉強に取り組む姿勢
そうは言ってもまだ幼児で、
自分で勉強するといってもなかなかできないものです。
このため、きっかけは親が作ってあげる必要があります。
実際のところ、大原則として勉強する意志だけ明確であれば、机に向かう工夫は何だって良いです。
お小遣いとの連動はご家庭によっては気が進まない場合もあるでしょうから、簡単なシールなどでも良いでしょう。
きっかけとして、何かやりやすい手段を考えてあげてください。
体力
受験勉強のみならず、普段の勉強においても体力が必要です。
体力がないと、幼稚園から帰って、何か習い事をして、疲れて勉強させるのはかわいそう、、
という思考になります。
これは勉強をやらせているからそのような議論が起こるのであり、上述の前提をクリアしていれば、
放置で良いです。疲れていても止める立場になりますし、その日はやらなくても、次の日の朝、自分でやるようになります。
このベースとなる体力はやはり重要です。
体力は勉強に限らず、一日の行動範囲を決める器となります。
このため、普段から体力をつける試みをしましょう。
参考までに我が家では下記のような対応をしています。
最近は習い事のWヘッダーもあります。
幼稚園が終わった後、公文+体操orプール+公園でお友達と遊んで帰る、、
などよくあります。
おすすめは何事においても、最後にお友達と遊ぶことです。
お友達と遊ぶことはどうも別腹のようで、本当にへとへとになるまで楽しく遊びます。
楽しく遊ぶことで、行動観察にも効果を発揮します。
知らないお友達と遊べるようになったら、かなりのものです。
ペーパー対策に効果を発揮するキッズアカデミー、公文、ハローキティゼミ
娘はまだ小学校受験専門のレギュラークラスでは通っていません。
情報を得るため、色々な幼児教室を訪問したり、模試や夏季講習では毎週お世話になってましたけどね。
幼稚園受験時に毎週通っていた貯金があるのは事実です。
今後は総合的な能力が求められるので、年長11月からどこかに籍を置く予定です。
年中前半は模試やハローキティゼミ(2020年4月よりモコモコゼミに名称変更)などのペーパー学習で様子を見つつ、幅広い教養を身に着けたいと考えています。
長期的に大事な教育は、お受験幼児教育ではなく、IQなどに直結する能力開発や早期教育(公文)と考えています。
これらの地頭強化はペーパーで未知の問題が出た時に力を発揮します。
お受験特化の幼児教室と能力開発系の大きな違いは下記の通り。
お受験幼児教室のみ→パターン化された問題を幅広く抑える。
お受験対応のIQ、能力開発系幼児教室→色々な問題を考えるプロセスを重視する。
公文の算数に取り組むことで、数の問題は毎回満点が期待されます。
キッズアカデミーは子供のやる気を引き延ばし、図形問題等、地頭を良くする学習に優れています。
この他、チャイルドアイズも同様の教材を使い、お受験クラスもありますから、両方回ってみるのも良いかもしれません。
小学校受験の合否はペーパーだけでは決まりませんが、結局差がつくのはペーパーです。
ここを年中で終らせておけば、年長でマナーや行動観察、願書、面接など必要な部分のみ注力できます。
このようなペーパー先行型のお受験幼児教室も多いですが、最大のネックはお受験幼児教室は漏れなく費用が高額なこと。
年中では、お受験幼児教室に週1回のみ通わせている方がほとんどではないでしょうか。
でも、それだけで終わると、皆がやっている平均的な勉強にすぎず、不十分です。
皮肉めいた言い方になりますが、大学受験で言うと、塾へ通って復習しない学生よりも、塾に通わず参考書だけで一日中勉強する学生の方が通常優秀です。
小学校受験でも同じことが言えて、週に1回のみ幼児教室でトレーニングを積んだお子様よりも、週1回あるいは2回能力開発系幼児教室に通い、その前後で自分の意志で勉強するお子様の方がずっと成長すると考えています。しかも後者のほうが安上がりです。更に、能力開発系の方が幼児教育で求められるあと伸び力が期待されます。
キッズアカデミーを検討される場合は、できるだけ複数校回ってくださいね。先生に差がある可能性もあるので。IQ上昇や子供を乗り気にさせるコンテンツとしては優良ですので、先生に受験の旨を伝え、後押ししてもらうのが効果的です。
この場合、結果的に、小学校受験の個別対応をしてもらうことになります。
公文式も同様ですが、公文は教室へ行く回数が多く、教材が同じです。
特段のこだわりがなければご近所の教室で宜しいかと思います。
ただ、一般的には公文式と小学校受験は合わない点も多いです。年長時は控えめにして良いかと思います。
ペーパーが気になる場合は、年中であればこぐま会の通信教材がおすすめです。年中は標準的で、年長はやや難しいです。
ご家庭の進捗に併せて、先取りして学習もできます。
コメント
コメント一覧 (2件)
記事、拝見いたしました。年長の子の母でございます。
伸芽会の模試について、もしよければ教えていただけないでしょうか?(会員外)
2つのテストで迷っています。総合力ABテスト(120分)、志望校合格判定テスト(60分)です。
志望校の判定が出たらうれしいので、志望校合格判定テストを受けようと思っていましたが、60分と短いですし、ABテストのほうが内容が充実していそうで結果が分析しやすいでしょうか?
アドバイスいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
ABテストは伸芽会で標準的な位置づけの試験で、こちらでも4つ程度志望校を書くことができます。
伸芽会のABテストは例年であれば完成テストと称してお子様のフォローアップの時間が設けられており、質、受験者数ともに非常に有益な模試ですが、
本年に限ってはコロナの影響で完成テストがなく、試験後の解説のみが主流となっています。
志望校判定テストは人数が少ないですが、実力者が集まり、正確に立ち位置がわかります。
しかしながら今年はコロナ禍で人数を絞っており、先週から受付が始まりましたが多くの学校で満席になっていると思われます。