今日は縄跳びのお話です。
娘は今日11月23日、4歳9か月にして縄跳びの前飛びが連続でできるようになりました。
下記動画では、最初2回は途中で失敗していますが、3回目のチャレンジで初めて成功し、動画で撮ることができました。
音声を消していますが、「今から10回飛ぶまで練習します!」とハードルを上げる宣言を自らしています。
本来縄跳びは、急いで教える必要はありません。
子供の成長に合わせて、年長から小学校にかけて、前飛びができるようになれば十分と思われます。
しかし、小学校受験をする場合は待ってもらえません。
試験に出るかもしれないと言うことで、ボール運動と並んで縄跳びが必須となることがあります。
この点、先月までは、縄跳びは必須と言うまでの位置づけではありませんでした。学校によって出題傾向が読めるからです。
しかし、来年度はこの重要性が高まりそうです。なぜなら受験界を引っ張る慶應幼稚舎が今月の考査で縄跳びを課したからです。
小学校受験の問題は非常に保守的で、パソコンのCPUがペンティアムⅢとかだった20年前とあまり変わっていません。
その中で多くの私立小学校は、慶應幼稚舎と、筑波大学付属小学校の問題をモデルにすることが多いです。
例えば、慶應横浜初等部は数年遅れで幼稚舎の問題を踏襲することが多いですし、昨年から注目集める新設の農大稲花小学校は、本年、筑波の出題傾向と似た問題となりました。
これは幼児教室も同様です。幼児教室もまた、慶應や筑波の問題に注目してカリキュラムを作りますので、来年度はどの幼児教室でも慶應はもちろん、一般の受験クラスでも導入されるはずです。
何ができれば良いのか?必要条件は?
では、年長の秋の試験までに、何ができていれば良いでしょうか?
これは至ってシンプルで、前飛びが連続で複数回スムーズに飛べれば良いです。
まれに後ろ飛びや交差跳びがなんとかとかいう方もいらっしゃいますが、受験上はスルーです。
しかし、昨日まで娘はできていなかったので、なかなかできない苦痛と焦りは非常にわかります。
今回、無理ないカリキュラムをお話します。
現状できていないとして、できるまでの必要条件が一つだけあります。
それは時間です。最低3か月、半年から1年あれば尚良いです。
お子様は日々どんどん身体能力が向上していきます。
今日できなかったとしても、できなかったことに対応すべく、体は次の日に成長します。
このため、現在新年長を迎えるお子様は焦る必要はない一方、じっくり一年かけてできるように練習していくべきです。
お子様ができなくても、焦る必要はないです。一年あれば、正しい方法で教えていけば間に合います。
楽しく縄跳びで遊ぶことに重きを置くべきです。
子供用縄跳びの準備・適切な長さ調整
子供用縄跳びは、長さ調節が容易にできて、ビニールタイプのロープではなく、厚手のロープのものを選びましょう。グリップは木製のものが多いですが、本質にあまり関係ないのでどれでも構いません。
長さは両足で縄跳びを踏んづけて、両手で縄跳びを持ち上げて張ったときに、肘がロープの高さになる程度がベストの長さです。
このあたりは多少ずれてもお子様は適応しますが、飛べるようになるまでの時間に影響しますので最初に気をつけるようにしましょう。
前飛びを連続で飛べるようになるまでの過程とコツ
前飛びができるようになるまでは、通常下記のような過程で成長していきます。
①縄跳びを両手で持ち、後ろから前へ回すことができる。
こちらはそれほど難易度は高くありません。年少までに多くのお子様ができるようになります。
また、幼稚園受験で縄跳びが出ることはないので焦る必要もないです。
②縄跳びを両足の前で止めて、飛び越えることができる。
上記①ができれば、ここで躓くことはあまりありません。止まっている縄跳びを飛び越える基礎動作になります。
③縄跳びを後ろから前に回して繰り返すことができる。
ここから個人差が出ます。後ろから前に回すときに、腕をぎこちなく下から上に上げてから回すお子様が多いです。
また、縄跳びが首に引っかかって前に回せないこともあります。この場合、何度やってもできないことがありますので、
焦らず時間を1週間程度おいて再トライしてみると良いです。
④一回ずつ前飛びができる(後ろから前へ手を回す動作はぎこちない)。
年中のお子様はこのステップにいるケースが多いです。一回だけの前飛びはしっかりできるのですが、一回飛ぶのがやっとで、飛んだあとに連続して前に回すのがどうしても難しい。これで娘も時間がかかりました。
ここで、縄跳びの回し方で諸説でますが、お子様は腕を大きく広げて、動画の通り、ラジオ体操の腕回しの容量で縄跳びを回す方が良いです。
大人は脇をしめて手首を回転させてスマートに飛べますが、これは子供には明らかに不向きです。
⑤前飛びが連続でできる。
ここまでスムーズにできれば、小学校受験上は合格ラインです。
上記④で飛べるようになっていて、受験までの時間が十分あるのであれば、決して焦る必要はないです。
上記の通りやり方を教えて、また時間を空けて教えてあげましょう。
2回連続で飛べるようになれば、ほどなく10回ぐらい飛べるようになります。
年長の秋までに飛べるようになれば良いので、来年春頃をまず目標として、焦らず準備しましょう。
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