まだ11月で、年長組の国立小試験はまだ終わっていませんが、各幼児教室で新年長(現年中)の模試が始まっています。
今回は大手幼児教室、伸芽会の新年長模試を受けましたので、差し障りのない範囲でお話します。
第一回の受験人数は800人を超えており、母集団としては相当の規模と思われます。
こちら、年中と違うのは、AテストとBテストに分けて、ペーパー重視の試験と、行動観察、個別、制作重視の試験を1時間ずつ行うことです。ボリューム的に、年中模試に比べて2倍近くになります。お子様は慣れていなければ、試験を受けるだけで疲れてしまうかもしれません。
この伸芽会の模試のメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット
・母集団が多く、レベルが高いため、ここで上位に立てば自信になる。
・模試を受けるだけでなく、完成テストと称して、別日に子供向けの復習が行われる
デメリット
・お値段が高額(13,200円)
・試験の種類が他にもあるので、全て受けると忙しくなる。
最大のメリットは、お子様向けに後日フォローアップ授業が行われることです。
良くも悪くも、保護者はこの講義には出席しませんので、願書作成や調査などの時間に充てることができます。
この時期は、一度模試を受けて現状の立ち位置を図るのも良いかもしれませんね。
まるこの詳細は割愛しますが、点数や偏差値上はまずまずのスタートではありました。
ただ、やはりレギュラー授業を取っていない外部生には不利で、初見で点が取れなかった箇所がありましたので反省です。
復習は、間違った箇所を伝えれば自分でフォローしに行く姿勢が出てきたので、初めて解く問題は教えますし、二回目以降はできるだけ自分でがんばるように促しています。基本的に小学校受験の問題は中学受験と違って範囲が狭いので、子供のやる気次第で全ての分野を抑えることができるはずです。まだここには至っていませんが。
最近力を入れている図形問題は安定してきました。まだ初見で解けない問題もありますので、全てのパターンを網羅して、早くペーパーを完成させたいです。あとは絵画がもう少しだな、、、加えて、あらゆるコミュニケーション関連分野を完璧にしていきたいです。これはプレゼン能力に通じるもので、小学校受験のみならず、その先を見据えた目標でもあります。
小学校受験は、やるからには落ちたくないですが、本当に大事なものは先にあります。
図形問題が出る学校を受験される方は、筑波の問題を網羅するのが一番効率的です。
多くの学校で、筑波と幼稚舎の問題を参考として次年度以降、出題する学校が多いです。
巧緻性、制作で抑えるべきは粘土かもしれません。幼稚舎で出題され、幼児教室でも抑えるように言われています。
ここで大事なことは、粘土が出るかどうかはともかく、皆ができることは100%できるようにすることです。
全ての受験における鉄則ですが、ほとんどの幼児が解けない問題は解けなくてもリカバリー可能ですが、ほとんどの幼児が解ける問題を落とすと、それだけで合格が一気に遠のきます。皆が解けない問題を解いたり、特定分野でトップレベルの成績を連発しないと追いつかないからです。
幼児教室でも家庭でも良いので、パターンブロックなどの立体具体物を使って遊ぶと、自然と図形問題に対する応用力がつき、得意になるように思います。何度かご紹介していますが、私が入園以降お世話になったのは、チャイルドアイズとキッズアカデミーです。
自分で取り組む場合はパターンブロックがお勧めで、小学校の先生も推薦しています。これらは直前に取り組んでもすぐに実力がつくわけではないので、取り組む場合は早めに着手して抑えておくべきです。
では皆さま、引き続き頑張りましょう。。
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