もうすぐ5歳を迎えるにあたり、やって良かったと思える取り組みの一つが、公園などで自由に走り回る外遊びです。
よく外遊びは子供の幼児教育に望ましいと言われます。読み聞かせと同じぐらい支持されていますが、抽象的でよくわからない点があります。
この点、脳の発達と運動の関係に着目して研究した学者がアメリカにいます。
イリノイ大学の、チャールズ・ヒルマン教授です。ヒルマン教授は、8~9歳の子供221人を二つのグループに分け、一方は週に5回、2時間のプログラムを9か月続けました。
8歳ですから体力的には問題なさそうですが、2時間をほぼ毎日ですから凄い運動量ですね。
この実験において、運動の前後で子供の認知能力を測る実験をしたところ。運動をしたグループの成績の方が望ましかったようです。この点、東北大学の脳科学者、川島教授も支持しており、ネズミを使って同様の実験をされています。この結果、運動をさせたネズミの方が脳の発達に影響があったとのことです。
このように、有酸素運動を行うことで、脳の神経細胞の成長を促すBDNF、脳由来神経栄養因子が増えると言われています。
BDNFは、神経細胞の成長を調整するたんぱく質で、この神経細胞がシナプスを増やすことで知られています。
具体的には、学習や記憶に関し、アドバンテージを取ることができます。
ここまでは学者の研究のお話ですが、運動と脳のプラスの関係について、納得できる点があります。
運動は公園などで行うことが通常ですが、公園で走り回ることなど、息を切らすような運動を行うことで、運動能力のみならず、情緒も安定し、更には勉学にも一定の効果を与えているように感じます。
外遊びと言う点もポイントで、自由に遊びながら学ぶのと、限定された環境で遊ぶのもまた違います。
特にお友達と一緒にいれば、本当にくたくたになるまで公園で走り回っています。
このような外遊びが定着している方は、それだけで充実した日々を過ごしているとも言えるでしょう。
一方で、外遊びをせずに勉強ばかりしているご家庭はやや注意が必要です。
外遊びをさせないスタンスのお子様は、大抵運動が苦手or普通です。
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