慶應幼稚舎出身の水泳選手、佐藤翔馬選手の経歴:子供の頃の過ごし方に学ぶ

辰巳

慶應幼稚舎出身の水泳選手、佐藤翔馬(さとうしょうま)選手が大活躍しています。

2020年1月に実施された北島康介杯、200メートル平泳ぎにて2分7秒58の好タイムを出し、前世界記録保持者渡辺一平に競り勝って優勝し、一気に五輪選考の派遣標準記録をクリアして注目されました。また、19歳になってすぐの2月15日に行われたコナミオープンでも優勝。この時点で非常に注目されていました。

同年10月には、第96回日本学生選手権水泳競技大会において、100m平泳ぎ 59秒55 、200m平泳ぎ 2分07秒02という大会新記録で、自己ベストを0.56更新しました。また、12月の日本選手権2020において、100m平泳ぎ 59秒59の好タイムで優勝しました。

そして遂に2021年1月24日の北島康介杯では、200メートル平泳ぎで2分6秒78という、6秒台を達成しました。これは世界4位となる記録で、世界記録は2分6秒12で、渡辺一平選手の日本記録もあと0.11秒という僅差。何といってもまだ19歳ですからね、、、これは凄いことになってきました。2月のジャパンオープンでは更にこの記録を更新し、100メートルと200メートルの平泳ぎで2冠を達成しました。
4月の日本選手権では100メートル平泳ぎで59秒30で昨年に続き優勝し、五輪の派遣標準記録をクリアしたため五輪400メートルメドレーのメンバーに内定しました。

早くから佐藤選手に注目させていただいた理由の一つは、慶應幼稚舎出身であることです。

本ブログでは小学校受験の記事が多いですが、しばしば感じることが、小学校受験対策のために、幼児期の貴重な時間を受験勉強に費やし、色々な可能性を犠牲にしているかもしれないお子様が多いということです。
人数比も影響するでしょうから何ともいえませんが、何か特定分野で結果を出すスーパーキッズの多くは公立出身ばかりで、幼児期に取り組みを始めて特化していくケースが多いように感じます。

この点、慶應幼稚舎に関しては、試験科目が特異で、他の受験小学校とやや毛並みが異なります。
ほとんどの学校で課されるペーパー試験や面接がなく、運動能力やコミュニケーション能力、絵画などが重視されます。

この中でも、慶應では指示行動を伴った高い運動能力を受験時に求められます。
加えて、入学後は宿題もほとんどなく(賛否両論ありますが)、中学受験から大学受験までの、受験勉強からは解放されます。

このため、入学後は興味がある趣味や特技に没頭する環境が用意されているわけですが、今回の佐藤選手の活躍で、スポーツという忖度の聞かない世界で、成長と成果が実証されたこととなります。

目次

佐藤翔馬選手のプロフィール

生年月日、年齢:2001年2月8日(20歳)
出身、経歴:東京都港区生まれ。慶應義塾幼稚舎→慶應普通部→慶應義塾高等学校→慶應義塾大学商学部
身長・体重:177cm、74kg
趣味:ラーメン食べ歩き
好きな食べ物:牛タン、タピオカ
主な戦績:
2019年
日本学生選手権:世界ジュニア新記録2分9秒21
2020年
北島康介杯:200m平泳ぎ 2分7秒58
第96回日本学生選手権水泳競技大会:100m平泳ぎ 59秒55 (大会新)、200m平泳ぎ 2分07秒02 (大会新)
日本選手権2020:100m平泳ぎ 59秒59(優勝)
2021年
北島康介杯:200m平泳ぎ 2分6秒78(優勝、世界4位となる記録)
ジャパン・オープン:200m平泳ぎ 2分6秒74(優勝、日本記録まで0.07)100m平泳ぎ 59秒67(優勝)
日本選手権2021:100m平泳ぎ 59秒30(優勝、五輪派遣標準記録59.93を上回り、リレーメンバー内定)

お父様はお医者様。佐藤選手は0歳からベビースイミング(スパ白金)を始め、野球、サッカー、体操、絵画、ピアノなど様々な習い事をしていたそうです。様々な習い事をするのは、我が家も周りも同じ、、、幼少期は手探りでやってみることが多いですね。

幼稚舎に入ってから、小学校3年生で東京スイミングセンターに入りました。こちらは北島康介を輩出した名門ですが、佐藤選手は昨年からタイムを大きく更新して注目されることとなりました。東京スイミングセンターはオリンピック選手を多く輩出するスイミングスクールとして有名で、過去には北京オリンピックの北島康介、中村礼子、上田春佳選手、ロンドンオリンピックでも加藤ゆか、上田春佳、寺川綾、北島康介選手を輩出しています。

200メートル平泳ぎは現在ライバルも強豪で、勝つためには2分6秒台を出す必要がありますが、佐藤選手はまだ19歳です。
今後どのように活躍されるか非常に楽しみです。

娘も5歳になったばかりですが、スクールの一回の授業でクロール25メートルを何本も泳ぎ、今は背負泳ぎを練習しています。幼児期の水泳は肺活量と体幹を鍛えるのに良いですね。

佐藤選手のご自身の努力は当然のこととして、育った環境としての学校と、スイミングセンターが大きく影響していることは間違いないでしょう。佐藤選手は大学生活においても文武両道で、朝5時前に起きて練習し、午前中に大学へ行って、その後水泳の練習に戻る日々を送っているとのこと。昔から水泳を理由に勉強をさぼることはなかったようです。

大人になると「選択と集中」が求められますが、子供の頃は「文武両道」をこなせる学生が何をするにしても強いようです。これはあくまで二者択一ではなく、自分で計画立てることで、勉強に充てる時間とスポーツに充てる時間をコントロールできているのだと解釈しています。

今後も応援しています。

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