例年、小学校受験予定の年長さんはこの時期、自宅学習や夏期講習のみならず、野外活動を伴う体験を重視します。
某大手幼児教室が行う宿泊体験など、毎年大人気ですが、このような企画は軒並み中止となりました。
今年の面接や口頭試問では一定の配慮もあると見られますが、全くしなくて良いかというと、当然にそんなことはないでしょう。
これは日常の面接シミュレーションでも明らかで、「昨日何をしましたか?」や「家族で何をしてましたか?」というような漠然としたありきたりの頻出質問に対して、実際にやったとやってないでは回答の厚みは全く異なります。
少なくとも、3密空間のイベントでなければ、咎められることはないはずです。
このため、コロナ禍で気を付けるべきことを踏まえ、周りのお受験家族で人気があるイベントを挙げておきます。
気を付けておきたいこと
定番の山、海、川のうち、今年は海水浴場は凡そ3割が閉鎖されることとなりました。
必然的に残りのビーチは混雑することとなります。
また潮干狩りなど、禁止されているのに海に来る方が日々報道されており、海には3密や負のイメージが強まっています。
田舎であればどうかと思うかもしれませんが、今度は東京在住なのに遠出することにつながり、これまたリスクです。
よって、海は見るぐらいに留め、受験上は気を付けた方が良さそうです。
また、今年は遠出する体験にも注意を払うべきです。
東京も規制が解除されつつありますが、心理的な壁はまだ多く、夏場の移動もセンシティブです。
選べるなら、近場の方が良いでしょう。
あと、毎年のことですが、子供の水の事故は非常に多いです。
川でお子様がおぼれて保護者も、、、というケースが多いのでお気をつけて。
限られた選択肢の中で、下記にできることを挙げていきます。
山登り
東京で言うと誰もがまず高尾山をイメージすると思います。
今年に限っては受験上、3密を連想して高尾山にするデメリットはあれど、ありきたりなのでメリットはあまりありません。
高尾山以外で、ややマニアックな近場の山か、自然体験と織り交ぜたほうが無難かもしれませんね。幼児の経験としていく山であれば、低い山で良いです。
誰も知らない山でハイキング、といった時点で三密間はなく、あとはそこで見た草花や昆虫、たくさん歩いて運動した話など、いくらでも話すことができます。聞く側もその方が面白いです。
実際に一回行くことで、受験まで広く使えますので、自然体験と併せておすすめアクティビティです。
釣り
海でも川でも釣り堀でも良いと思いますが、実際に釣りをすることで、水のある場所で、魚が泳ぐのを見て、魚を捕るためにどのようにすればいいのか、必死に考える機会になります。
我が家は遠出で釣りをしたことはないのですが、もともと私自身も好きなので、これまで市ヶ谷の釣り堀や多摩川などに行きました。市ヶ谷の釣り堀ということで冴えないイメージを持つかもしれませんが、実際に連れた時の喜びようはすごいですよ。
お子様が楽しい、と思えば、釣りについて熱く語るようになるでしょう。
でも、待っている間が暇なので、その時間を遊ぶ場所があると良いかもしれません。
一方、どれぐらいでぐずりだすか、お子様の忍耐を見る良い機会にもなります。
昆虫採集・観察
男の子であればカブトムシやクワガタが好きな年齢になりますね。
我が家はよく昆虫採集に出かけますが、都内はカブトムシやクワガタは運にも左右され、必ずしも捕れません。
おすすめはセミの羽化観察です。こちら、場所と時期を間違わなければかなり高確率で観察することができます。
安全も踏まえてお勧め時期は7月下旬の夜20時前後かな?何種類かのセミの羽化を見ることができます。
セミは羽化したあともしばらくじっとしていますので、ゆっくり観察できますよ。
柔らかい間に触って落ちてしまうと、十中八九死んでしまいますので気をつけましょう。
下記は夏に一回訪れる砧公園の記事です。今年もどこかで行きますよ。
様々な目的をもって出かけるでしょうが、そこで見つかったものは幼児にとって貴重な経験になるはずです。
キャンプ・自然体験
今年は既に人気が高まっていますね。
3密回避が目的とはいえ、人気があるので場所によっては3密になるでしょう。
ただ、イメージとして3密回避の印象もあり、受験には使いやすいです。
自然体験を目的としている施設は、上述の様々な野外体験が一度にできたりします。
近場で人気があるのは下記の通り
・都立城南島海浜公園キャンプ場(東京都大田区)
・奥多摩湖畔公園(東京都奥多摩)
・トラウトファーム秋川(東京都檜原)
・神之川キャンプ場(神奈川県相模原)
・早戸川国際マス釣場(神奈川県相模原)
・ロマンの森共和国キャンプ場(千葉県君津)
・ウォーターパーク長瀞(埼玉県皆野)
・PICA富士吉田(山梨県富士吉田)
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