今日は小学校受験で必須ながら奥が深い昔話問題がテーマです。
昔話問題は、差がつかない論点とも、差がつく論点とも言われます。
なぜかというと、誰でも知っているような頻出テーマに関しては、常識として誰でもできる一方で、頻出のお話以外から出たり、細かい点の出題になると、途端に難しくなるからです。
この点、実際に小学校受験で出題されるのは、9割以上が定番の昔話からの出題になります。
このため、マニアックな昔話を追求するよりも、まずは基本的なお話10~20を要旨まで確実に抑え、そこから要約や読み聞かせを通じて補完したり、他のお話へ広げていくと良いでしょう。
市販の教材で学習できる、昔話のおすすめ小学校受験対策は下記の通りです。
むかしばなしカード(こぐま会)で理解度チェック
↓並行して
ひとりでとっくん78 むかしばなし(こぐま会)→絵本補完
↓基本が抑えられたら
1日5分の読み聞かせお話集でお話の記憶も同時に練習
お話の要約の練習
むかしばなしカード(こぐま会)
大規模書店に売っています。通販やネットでは、前は見かけましたが今はあまり見当たりません。
12の代表的な昔話を取り上げ、4枚ずつのカードと別紙でお話の要約もあります。
お話の並び替えはよく出題されるので、まずは頻出の昔話の要旨を確実に理解できるかどうかという点がチェックポイントとなります。
例え理解していても、自分の言葉でお話を説明できるか、となると難しくなります。
これは口頭試問にも活きますので、別紙の要約は非常に有用です。
ひとりでとっくん78 むかしばなし
上記カードと連動しているので、両方使うと問題理解も確認でき、非常に有用です。
お話を説明するパートと、問題形式で理解を確かめるパートに分かれています。
ここまで抑えると、約20程の昔話はカバーできますので、通常の問題であれば概ねこなせることとなります。
絵本で補完
問題集で出てきた昔話で、いくつかわからないものもあったかと思います。
このあたりは絵本で補充し、更に新しいお話をいくつか読んで知識を広げていきましょう。
お子様もただ聞くだけでなくて、覚えようとする姿勢が出てきます。
絵本は3歳ぐらいから幅広く読み聞かせしておくと楽ですが、まだまだ一日一冊でも間に合います。
内容したか確認するため、読み終わったらどんなお話か聞いてみるのも非常に有用です。
お話の記憶と併せて応用学習
ここまでで基本的な問題には対応できますが、差をつけようとする応用問題が出た場合、厳しいことも考えられます。
昔話ばかり勉強し続けるのは効率が悪いのですが、本屋でもよく売れているようで、平積みにされているのがこちら。
1話5分の読み聞かせお話です。
昔話の読み聞かせをしながら、お話の記憶の学習もしてしまおうという1冊で2度おいしい教材です。
しかも、それぞれの教材にお話の要旨までもついていたりするので、内容理解にも役立ちます。
昔話の分野にとりかかる余裕がないときは、こちらの教材と通常の読み聞かせの反復だけでも良いかもしれません。
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