多摩川を挟んで2会場で行われる人気の花火大会、世田谷区たまがわ花火大会(川崎市制記念多摩川花火大会)。
2020年、2021年、2022年と、残念ながら3年連続で中止となりましたが、2022年度は代替として10月1日、たまがわ花火大会実行委員会により、世田谷区制90周年を記念し「たまがわスカイランタン&ミニ花火フェスティバル」が実施されることとなりました。
【2022年10月1日】たまがわスカイランタン&ミニ花火フェスティバル(たまがわ花火大会実行委員会)
イベント名 | 世田谷区制90周年「たまがわスカイランタン&ミニ花火フェスティバル」 |
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日程 | 2022年10月1日(土曜日) |
時間 | 午後6時~7時 スカイランタンは雨天中止、ミニ花火は荒天中止(順延なし) |
会場 | 二子玉川緑地運動場 |
世田谷区制90周年「たまがわスカイランタン&ミニ花火フェスティバル」を開催します | 世田谷区ホームページ (setagaya.lg.jp)
ミニ花火とは、高さ30メートル程度の低い高度で打ちあがる「おもちゃ花火」を中心に花火師が打ち上げを構成し、ショー形式に演出したものとのことで、事前予約のチケット制で時間も1時間あります。主催がたまがわ花火大会実行委員会ですから、かなり気合が入ったものと期待されます。
【2022年7月23日】希望の花火(花火企画夜光屋・有志花火師)等
上記とは別に、たまがわ花火大会が中止となった2020年、2021年は夏場にサプライズ花火が上がり話題となりました。2022年も7月23日(土)、花火企画夜光屋や有志花火師により下記花火が企画されています。
時間内でいつ上がるかわからず、正確な場所もわかりません。時間も短いですが、近隣の方は音が聞こえたらご自宅から空を眺めてみてください。
イベント名 | 希望の花火 |
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日程 | 2022年7月23日(土曜日) |
時間 | 午後7時30分~8時30分 |
会場 | 多摩川河川敷 |
イベント名 | ふたこ夢花火 |
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日程 | 2022年7月23日(土曜日) |
時間 | 午後7時~7時40分 |
会場 | 多摩川河川敷 |
2018年、2019年の花火大会の記録詳細と、2021年7月24日のサプライズ花火動画を下記でお届けします。動画で楽しんでいただくとともに、2023年の参考になればと思います。
世田谷区たまがわ花火大会(川崎市制記念多摩川花火大会)とは
世田谷区たまがわ花火大会(川崎市制記念多摩川花火大会)は、花火大会のサイトで全国9位、東京2位の人気ということで、広く知られた首都圏で人気の花火大会です。世田谷側は「たまがわ」、川崎側は「多摩川」で使い分けていますが、なかなかわかりづらいです。
私も以前有料席や遠い場所で見たことがあり、過去3回通っています。
2017年までは夏のお盆休み後、8月20日前後の開催でしたが、二子玉川近くの会場で落雷によりけが人が出たこともあり、2018年度より10月の開催となりました。2018年は気温が落ちて肌寒く、雲行きも怪しかったのですが、なんとか雨は降りませんでした。
2019年も10月5日と、秋開催となりました。日が短くなることもあり、花火打ち上げは18時からです。
今回、下記2018年の実体験をもとに、発見した穴場をご紹介します。
当日直前OK、移動も自由なので小さなお子様連れも安心な場所です。
当花火大会はどこも有料席が高いです。いたばしなどは一人2,000円~3,000円程度で見れましたが、たまがわは一人4,000円からといった価格帯です。いたばしと違って、無料でも見れることが十二分にわかったので、無料席でお得に見ることをお勧めします。
2018年の穴場発見レポート フィナーレ動画付き
花火開始1時間前、夕方17時頃の二子玉川駅に到着したところ、改札前は下図の通りで、まともに前へ進めない状況でした。待ち合わせも難しい状態です。
今回有料観覧席を取っていませんでしたので、この段階でもう観覧をあきらめようと少し思ったのですが、散歩がてら穴場が見つかればいいかと思い、家族で探検することとしました。まずぶらぶらと高島屋の方へ。
すると、橋が見えました。後で調べると新二子橋という橋らしい。
何人かが渡っていますが、多くは渡っていません。
このあたりは有料席が多く、昨年落雷があった場所が近いように思うので、橋を渡って、向こう岸へ行ってみることとしました。
橋の上は花火を見るうえでベストな位置かと思いますが、50m間隔でスタッフが立っていて、通行の妨げになるので止まることはできません。
このスタッフに皆、向こう岸に行ったら見えるのか聞いていましたが、スタッフもなんとも答えられないようで、もどかしい顔で途中で折り返す人が多数、、。どんどん人が減ってきて、嫌な予感しかしません。とりあえず頑張って進みます。
17時40分頃橋を渡り終え、降りるとそれなりに人がいたのでほっとしました。
川沿いに北側に進み、土手を上がると、ん???、、、人はいますが、座るスペースはたくさんあり、普通に最前列で座って見えそうな気がします。近くに売店もありませんが、まずは座ってゆっくり落ち着けました。
その場所はこちら。
無料エリアでここまで近づいたのは初めてでしたが、ネット情報や雑誌と情報が全く違いました。
ぎりぎりに来た割には、普通に真正面のような気がします。15度前後で寒かったということもあるのかもしれまんせんが、駅前は超混雑していたので、人の流れが単に少ない場所なんだと思います。急に夫婦のテンションが上がり、その様子を見て、歩き疲れてきた娘も元気になりました。
あとはどこから上がるか、、、と思っていた矢先、18時に目の前で花火が打ちあがりました。ドーンと振動が胸に響きます。大きな花火は頭上高くに上がっていき、花火のシャワーが降り注ぐようでした。また、土手に座ってやや高い位置なので、有料席でも微妙だった低い位置の花火も見えます。
結果的に、開始10分ほど前に偶然確保できた場所は、私が以前利用した有料席よりも良席でした。
下記の動画は最後のフィナーレ近い写真ですが、こんな間近で見た花火は初めてです。真正面なので、穴場という言い方が適切かわかりませんが、直前で来てもこの迫力で見れるからこそ、これほどの人気があるんでしょうね。
2か月ほど前、当ブログ「東京花火大祭 穴場おすすめ」にてお台場の花火の穴場をご紹介したことがありましたが、今回より近い場所で迫力ある花火が見れたので非常に感動しました。やはり花火は遠い所で立ってみるより、近場で座って無料で見れるのが良いですね。
直前に来たにもかかわらず最高の花火を見せてくれたので、すっかりこの花火大会のファンになりました。また来年も来たいと思います。
他の穴場との比較
ネットで検索すると、宇奈根公園や多摩川遊園など無数に出てきますが、こちらも確かに見ることができるので穴場とされていますが、それなりに混んでいることに変わりありません。
これを踏まえた結論は下記のとおり。
有料は高額で割高。たまがわは無料エリアが広く、どこでもある程度見える。近くまで行っても意外にいい席が確保できる。
少し離れてみても、どこもまんべんなく混んでおり、道端にたくさん人がいます。たまがわ花火大会に関しては、虎穴に入らずんば虎子を得ず、ではないですが、お子様の体力が持てば近くに行ってみるのも面白いです。赤ちゃんがいる場合、河川敷を歩いて、ほどほどの場所まで離れると良いでしょう。
また、自転車で行ける距離であれば、自転車で早めに行ってライズなどの駐輪場に置くことができれば、帰りは非常に楽です。
多少距離があっても電車の苦労を考えれば自転車の方が良いでしょう。二子玉川はライズ、高島屋などの駐輪場が豊富なので、早めに行けば空いています。
なお、時期柄早く始まり、19時には花火が終わったのですが、この後二子玉川に戻ると人でごった返してました。
街を盛り上げるイベントとして非常にうまいですね。夏の花火であれば、21時近くに花火が終わるとお店が閉まってしまうので、開いているのはせいぜい大人のレストランぐらいですが、19時に終われば、ライズや高島屋のレストランの売上も全然違うでしょう。もの凄く混んでました。
居酒屋に普通に子供がたくさんいるのが見えて、流石、子供の街二子玉川と驚くばかりでした。
2021年7月サプライズ花火動画
2021年7月24日、20時から10分超の間、花火が上がりました。
地元の方はある程度わかっていたようで、知人が声掛けしてくれたので習い事の後に参戦。
偶然動画を撮ることができました。
規模としてはディズニーの花火と同じぐらいかな?という印象です。
サプライズにしては規模として相当で、フィナーレもありました。
これがたまがわ花火大会の代わりというわけではないですが、主催者の心意気を感じます。
来年度はあれば良いですね。
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