本年秋の小学校受験は例年と大きく異なり、コロナ禍で異常な状況となっています。
例年と違う点は下記の通りです。
・学校説明会が軒並み中心でオンライン開催へ
・試験内容変更を示唆する学校が多数
・試験期間を広くとる学校が散見(実施日は概ね変わらず)
この中で、私の肌感覚で恐縮ですが、通常受験に当たって必須とされる学校説明会への参加人数が少ないように感じます。締切が即日ではなく、数日かかることが多いです。人数を逆算すると、十分な数がいなかったりします。
過去の記事でリーマンショック時の受験者数推移を調査しましたが、当時は私立の受験者数が減少していました。
一方、国立の受験者数はあまり変わっていなかったので、やはり金銭面の影響もあると見られます。
今回のコロナ禍においてもリーマンと同等以上の影響が見られますので、一定の影響を受ける可能性があると見ています。
しかしながら、本年のコロナは金融業界から生じたリーマンショックとは状況が異なります。
金銭面に加えて影響を受けうる要因としては、小学校受験を敬遠する要因として「通学距離」、小学校受験に人気が出る要因として「素早いコロナ禍対応」もあると考えます。
最近よく話題に挙がるのが、通学距離に関連して「近隣の学校の方が良いかどうか」論争です。
コロナ禍は本年も冬にかけて要警戒の状況が続くと見られ、不透明要因です。
来年以降のリスクは徐々に軽減されていく可能性が高いでしょうが、同様の「ウイルスリスク」は定期的に発生すると見られますので、遠方の通学を嫌うご家庭もいらっしゃいます。
この点、傾向としてどの程度影響するのか不透明ですし、増減理由を金銭面と分離して把握するのが難しい所です。
現在、都心の難関校については概ね1時間以内の通学圏から受験生が集まってきます。
1時間というと相当の距離をフォローしていて、大人でも結構な距離があります。
社会人であればテレワーク推奨もできますが、子供は一定の通学が不可避で、リスクに晒されます。
これをリスクと考えるか否かはご家庭次第ですが、受験者数の推移とともに、どのような傾向となるか注目しています。
せっかくですので、この場をお借りしてアンケートを取らせて頂ければと思います。
今年の受験者数傾向がはっきりしましたら、増減理由について一因を予測する有用なデータになると思われます。
個人情報は何も伝わりませんのでお気軽にご参加頂ければと思います。
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