皆さまこんばんは。
引き算の勉強がひと段落したところで、
今日は公文で教わった引き算の考え方と、その応用として
合成・分解の考え方をお話しします。
引き算の考え方は一つではありませんが、その一例としてご参考になればと思います。
基礎:引き算の考え方
具体例:12-5は?
さて、どのように教えましょうか?
まず、公文では初期の段階で、数字を〇で考えます。
例えば、12は下記の通りです。
〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇
〇〇
ここから、5を引くので、
〇〇〇〇〇
〇〇●●●
●●
一番最後の〇から5つ数えて消去し、残った〇
の数を数えて7と回答します。
一見なんら特別な考え方ではない計算過程ですが、
これを頭の中で行うようになると、計算が早くなるということです。
つまり、それぞれのご家庭で利用した教材に準拠した「図」を用いるということですね。
応用:数の分解、移項
次に、全ての数について反射的に合成・分解できる力をつけるための考え方を学びました。
引き算と足し算は逆演算であるという相互関係に気づかせ、引き算を足し算の逆演算で回答させることを目的としています。
この考え方が馴染めば、足し算と引き算の区分というものがなくなりますね。
具体的なトレーニングとしては、まず
紙に12と書いて、〇を書きます。
〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇
〇〇
加えて、12になるパターンを書き出します。
0+12
1+11
2+10
3+9
4+8
5+7
6+6
準備はここまでです。これを1~20まで20パターン作り、コピーして
分かりやすい所に貼っておきます。
足し算と引き算の考え方さえわかっていれば、
12=5+7
さえ理解していれば、
12-5=7となるわけですね。
また、
5+7が12と考えるより、
12は5+7でもあるし、6+6でもあるというように、
何通りもあると理解することで応用が効きます。
つまり、「移項」を事例で理解させるわけです。
なるほど、ここまで考えれば説得力がありますね。
娘はまだ単純に12から5を引いて考えている「基礎」の段階で、「応用」は勉強中です。一歩一歩進めていきたいと思います。
これは公文に限らず、ご家庭でもできると思います。
少しでもお役に立てば幸いです。
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