ここ数年、幼児期から英語に力を入れている方が増えています。
つい先日行われた共通テストの英語においても、問題傾向がTOEICのように読解形式中心の問題となり、終了直後は予備校が揃って難化という評価をしておりましたが、蓋をあければほとんど点数は変わっていませんでした。
大学受験生でも、英語に関する意識が変わり、全体のレベルが底上げされているのかもしれませんね。
この点、我が家も英語学習にはある程度取り組んではいますが、英語に取り組んでいるご家庭の中で標準レベルかと思います。
なぜなら、英語の4技能(話す・聞く・読む・書く)のうち、話す・聞く・読むまでは取り組んできましたが、書きについてはまだまだこれからだからです。
話す・聞く分野においてまず、実生活の中で自然に話せるようになることを意識しており、文法に関しては力を入れていません。
色々と試行錯誤してきたが故に、うまくいかないご家庭の気持ちもある程度わかるつもりです。
幼児期のオンライン英会話で生じる問題は、ほとんどが講師とのコミュニケーションに因るものです。
この点に関しては有効な方法がありますので、3点ご案内させて頂きます。
講師とコミュニケーションがとれない問題
3歳頃になると、オンライン英会話で学習できるようになります。
私がブログを始めた二年以上前、オンライン英会話の対象は4歳ばかりでしたが、最近は3歳で始められるところが普通になりました。これはニーズがあるから対象年齢を伸ばしただけと思われ、3歳での英会話は気をつけないといけないと感じています。
オンライン英会話は開始への敷居が非常に低く、思い立ったらすぐに始められる一方で、返り討ちになってしまう危険があるので、開始時の基礎力や教室の選択には気を付ける必要があります。
例えば、多くのオンライン英会話では、講師の多くは日本語は話せません。
このため、講師が英語で問いかけても、お子様は???状態になることがあります。
この場合、幼児の多くはわからないことを聞くこともできないし、3歳であれば、わからないことがわかってないこともあります。
更に、保護者様も英語が苦手だったらもう最悪です。授業がほぼストップしてしまい、十分な効果が得られません。
これでは、安かろう悪かろうになってしまいます。
このため、効果的な授業にするために、まずは会話ができる最低限の状態までもっていくことが必要となります。
対策①:幼児オンライン英会話で使うフレーズの予習
どのオンライン英会話も近年質が向上して安定していて、最初の世間話で話すフレーズはほぼ決まっています。
まず下記を抑えるだけで、ぐっとコミュニケーションが楽になります。
基本の基本フレーズ
下記を理解していれば、最低限進められます。
Hello → Hello
Good morning → Good morning
Good afternoon → Good afternoon
Can you hear me? → Yes (I can )
Can you see me? → Yes (I can )
Nice to meet you → Nice to meet you, too.
What’s your name? → My name is Maruko. I’m Maruko.
How are you?→ I’m fine, (thank you.)
How old are you? → I’m five (years old)
Did you eat lunch?→Yes I did.
No, I didn’t.かnot yet
What did you eat?→I ate ramen.
I’m sorry → It’s OK.
Thank you → Your welcome.
Good bye → see you
困った時のフレーズ
(ちょっと待って)→Just a moment.
??(何言っているかわからない)→sorry? か I don’t know
??(もう一回言ってほしい)→sorry? かrepeat, please
??(もう少しゆっくり話してほしい)→more slowly, please
加えて
質問ができるようになればもう大丈夫。あとは話せば話すほど伸びていきます。
・What, Where, When, Why, Howなどの聞き取りができるようにする。
・わからない単語があれば、What is~など、質問できるようにする。
・あいづち→Uh-huh.
・It’s better to say ~(こう話した方が良いよ)→Thanks.
対策②:ヒアリングの基礎力強化
対策①以外の、学習の下地となります。
①が直接的なオンライン対応の手段とすれば、こちらはヒアリングの基礎力を養います。
乳児期は、親が読み聞かせをするか、あとは英語の環境に長時間飛び込む英語学童が有効です。
放っておいても日本語を話せるようになるのは、日本語の環境で育ち、親が話すからに他なりませんが、英語も同様です。
「これは生きていくために英語を知らなきゃまずいぞ」と感じる量の英語がある環境で育ち、親が日常で英語を頻繁に使うと非常に有効です。親が話すことはすべて漏らさず子供は聞いています。
英語学童に長く通うことで解決も図れますが、高額となります。英語絵本の読み聞かせはポピーKids Englishがおすすめです。
【幼児英語通信教材】ポピーKids Englishの体験レビューと効果 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
対策③:バイリンガル講師・日本語が話せる講師のいる教室を選ぶ
上記2点で問題なく対応できるご家庭も多いと思いますが、会話ができる最低限の状態に持っていくには、お子様自身の能力を底上げしつつ、授業の敷居を下げることも有効です。
この一案が、英語も日本語も話せるバイリンガル講師です。
バイリンガル講師は、保護者様が英語が苦手な場合は特におすすめです。
英語のみの環境で無理やり慣れるという考え方は、英語学童では通じても、時間が限られるオンライン英会話では幼児にはやや酷です。困ったときに、話者のレベルに合わせて対応してくれるバイリンガル講師は非常に安心できます。お子様のストレスも軽減できるでしょう。
問題が生じた時に、日本語でコミュニケーションを取ることもできますから、授業が止まってしまうこともありません。
今回、バイリンガル講師が売りのワールドトークと、日本が話せる英語家庭教師であるグローバルクラウンの二社をおすすめします。
ワールドトーク(World talk)
年齢 | 特になし |
おすすめ | ★★★★☆ |
費用 | 下記※参照 |
特徴 | ・25分授業/回 ・受講生24,079人、バイリンガル講師218人(※2020年3月時点) ・日本人バイリンガル講師中心で安心 ・スカイプ授業 ・ポイントを使って授業 ・会員登録で無料体験相当780ポイントがもらえる。 |
1円1ポイント相当のポイントを購入して、これを使って授業が受けられます。講師によってポイントが異なりますので、ポイントが少なくても良い講師と巡り合うことができればラッキーですね。
講師のポイント消費量は概ね600ポイント~1,000ポイントが中心でしたが、260ポイントの方も確認できました。
新しい方に多いようです。講師歴が短いとはいえ、日本人バイリンガル講師でこの料金はあまり見ません。
講師は日本人バイリンガル講師が中心なので、英語が話せない方も不安がありません。
グローバルクラウン(GLOBAL CROWN)
年齢 | 3歳~ |
おすすめ | ★★★★☆ |
費用 | 週3回14,800円、週5回19,800円など |
特徴 | ・オンライン英会話の家庭教師的位置づけ ・3歳から受講可能 ・時間を固定し、反復受講を推奨している。 ・スカイプ不要 ・全く英語を話せない親子でも安心。 |
こちらの特徴は、バイリンガルというよりもオンライン英語の家庭教師ですが、講師が日本語を話せます。
親御さんで英語が話せない方はオンライン英会話に不安がある方も多いでしょうが、そんな心配ありません。
アプリをインストールして、アプリを開いて授業予約してから、授業開始までの間に詳細プロフィールを入れるシステムです。
あとは授業開始直前に開始ボタンを押すだけで自動で授業が始まるので、設定も不要で楽ちんです。
初回は八百屋さんのやり取りでしたが、娘のレベルに合わせて
対応してくれていました。わからないときは日本語でフォローしてくれるので、授業中に授業が止まって困ってしまうこともありません。授業が終わった後、先生がレビューを通知してくれますので、その記録を保管して次の授業に活かすこともできます。
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