本日の当記事でブログ1,000記事となりました。
今日は、抽象的な内容も含まれますが、ブログの略歴とともにこれまでの幼児教育の効果を振り返っていきたいと思います。
ずっと見て頂いている方にとっては、いつもの延長、総括となります。
この効果測定は抽象的なものですので評価は非常に難しいところですが、時間が経てば徐々に見えてくるものもありますから、日々確度が高くなっていくと思います。
本日は、0歳~6歳の幼児期までを対象に振り返ってみたいと思います。できるだけ誤導しないような内容にしたいと思いますが、私見も多く含まれますのでご了承いただければと思います。
これまでのブログ略歴
当ブログは2018年8月1日に開始しました。
最初の方は1日に複数記事書いていたこともあるので、これまでの累計日数ではまだ1,000日ではありませんが、ここ2年は毎日1記事ペースで進めています。
当然ながら、ここまで続くとは思っていませんでした。
ブログを始めて最初の3か月は検索による流入は2ケタでした。一度だけ100PVを超えて喜んだのを覚えています。
開始と同時に登録していたブログ村からは多くのアクセスを頂いたのですが、アクセスはほぼブログ村からのみでした。
新規立ち上げのブログ記事が検索されて、検索上位に出てくるのは3か月かかると言われていますが、実際その通りでしたね。
その後じわじわと伸び始め、昨年2020年3月には一日に3万PVを突破したこともあります。いわゆるグーグル砲というものです。当ブログは11月から3月にかけてアクセスが多いのですが、最高で月間17万PV余りです。
ブログ立上げ時の初心を大事にしたいと思う一方で、最近は法務にも力を入れています。もともと本業ではよく絡む点ですが、ブログに関しても内部統制の整備運用に取り組むこととしました。
ブロガーの方であれば、10万PVを超えるあたりから顧問弁護士を正式にお願いすることをお勧めします。自分自身が法に照らして逸脱していないか、知的財産が侵害されていないか、ネット中傷されていないか、などなど個人で対応するには限界がありますし要領が悪いですからね。当ブログもお願いしてますので近日リンクを貼ります。
今後は幼児期としては一段落になりますが、社会的に有益な取組も発信していきたいと考えています。
ブログは誰か一人でも良いので、誰かしらにとって有益な情報があれば望ましいと言われています。
このため、検索順位におけるブログ評価の上では、昔の記事で価値がないものは切り捨てたほうが良いとされていますが、私の場合はこれも記録なので、一日一記事は残してそのままにしています。
セオリーとは異なりますが、当ブログはよくブログを書く人として認識されているようで、「幼児教育 ブログ」など「○○ ブログ」で検索すると良い順位で出てくることが多いです。このため、愚直に継続することも良いことかなと感じています。
過去のブログでよく扱った論点は、大きく下記の通りです。
娘の成長とともに、経験を綴ってきました。
昨年まではお受験が主体となりましたが、結構幅広いテーマを扱っています。
思い入れがある記事はたくさんありますが、野外活動を兼ねたアウトドア記事は楽しいですね。
小学校受験でも運動が重視されることもあり、運動記事と併せてよく書きました。
昨年2020年はコロナの影響で外出イベントに係る新記事を自粛していましたが、2019年に書いた記事が軒並み順位が上がっていて、コロナが落ち着いたらどうなるか楽しみにしています。
昔の記事でも内容がずっと変わらない場合、ブロガーにとっては有益な情報を長時間提供できるわけで、嬉しいものです。
幼稚園受験や小学校受験は受験経験に即して多数記事を書いてきましたが、こちらは情報がいずれ陳腐化しますから、今だけでしょうね。本来、リアルタイムで受験する方が書くから有力な最新の情報を届けられるのであって、今まさに受験している方か、新しい情報を持つ幼児教室がブログを書くべきでしょう。
もし現役でお受験ブログを書いている受験生の方がいたら、法令・著作権等々で問題ないサイトである限り応援したいと思います。受験上ブログを書くことは望ましいとも思いませんが、ルールや節度を守って書く限りは有益な存在になりうると思います。
次に、これまで取り組んできた幼児教育や習い事につき個別に振り返っていきたいと思います。
幼児期の習い事の効果レビュー(0歳~6歳)
これまでブログを継続しながら続けてきた3つの習い事につき、振り返りたいと思います。
公文の効果・始め時
当ブログのメイントピックである公文は賛否両論ある習い事です。
SNSでも評価が真っ二つではないでしょうか。
これまでも何度も取り上げてきましたが、幸い長所と短所が明確ですので、正しく理解すれば妥当な判断がしやすいです。
長所
・東大生がかつて習っていた習い事として地位確立
・スモールステップ方式で成果が目に見えやすい
・中学受験塾や小学校の接続がスムーズ
短所
・費用が高額
・学習プロセスが単純故、新学習指導要領に合うか未知数
詳しくは下記で中立的視点で比較しています。
算数の人気幼児教材(公文・RISUきっず・ワンダーボックス)学習比較 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
本来、公文は費用対効果で疑問が残るものの、成果が見えやすい教材として一定の地位は確立しています。
しかし、昨年のコロナは通学面のメリットを潰してしまったため、現状は未だ厳しい状態が続いています。
例えば、娘はコロナ前、公文で結構長めの時間(1時間~2時間)を取って頂き、週2回じっくり学んでいました。
しかしながらコロナ後は短時間の学習しかできず、自宅学習のウェイトが増え、この期間が思いのほか長期に渡っています。
自宅学習をする場合は、幼児向けの優良な通信教材が溢れているので、今は疑問を持つ方が増えても仕方ない所ですね。
公文は1教科あたりの金額が7,700円(東京・幼児)と高額で、算数国語だけで15,400円。
英語も含めれば3教科で、四谷大塚など大手中学受験塾の1年生の月謝を超えます。
よって、コロナ環境下であれば公文はやや厳しい状況に追い込まれていますが、コロナ前に培った公文の積み上げは有益でした。四則演算を繰り返し行っていることから、小学校受験の数の問題で、常に検算を行うことができます。また、国語における読解問題は、因果関係を即座に理解できるようになるため、上記の数の問題でも素早く処理できるようになります。
また、自分で本を読む習慣にも繋がり、多読の面からも有用です。
このため、公文は比較的高額な費用に対する効果を感じられるかどうかが、常に論点になる教材なのかなと思います。
次に公文の始め時です。
公文は2歳の誕生日近くから始めました。最初は数を数えるところ、運筆の練習から始まります。
私自身公文にお世話になったことから、公文を早く始めることは決めていたものの、少し早すぎたかもと感じています。
流石に運筆などは家でもできますから、2歳から始めて数枚ずつ進めなくとも、3歳や4歳から始めてサクサク進めていけば、年長時には十分追いつけます。頭の中で数を数える取り組みは良いと思うので、早期学習を意識する場合、3歳か4歳ごろには始めると良いかなと思います。
目標を中学受験以降に見据えている方がほとんどと思いますし、小学校受験で役立つといってもその範囲は限定的ですから、焦る必要がない点だけは強調したいと思います。
あと、これはやや非難めいた言い方になるので軽くに留めますが、公文を叩いて自分の商品をすすめたいブロガーが一定数存在します。これに流されないようにご注意ください。特徴は、公文をたいしてやっていないのに上記のデメリットを書き、その後に何かしらの商材を売るパターンで、儲けを重視するアフィリエイターによくある手口です。
能力開発系の幼児教室の効果
0歳~3歳頃の幼児教室として、七田、イクウェル、コペル、ベビーパークなどが人気で、東京首都圏では非常に多くの教室が展開されています。
これらの教室もまた賛否両論ありますね。公文より効果が明確ではない点もポイントです。
月謝が高額な点もポイントで、週1回、50分程度の授業で月額概ね2万円近くかかります。
娘は七田(現イクウェル)を中心にいくつか通いましたが、こちらは私はやや肯定派で通って良かったと感じています。
どの教室でも共通しているのが褒めて伸ばす点で、子供の好奇心や学ぶ意欲を引き出してくれたと考えています。こちらの因果関係を直接紐づけることができないので何ら確証はないのですが、情緒も安定していて、自分で習い事を行くことを好む傾向があり、これは今でも継続しています。遺伝や日々のしつけなどと説明するよりは説得力があるでしょう。
幼児期に小学校受験塾に日々通うのはどうかと思いましたが、娘によると通室が楽しいらしく、親としてはこの点救いでした。食わず嫌いで泣いて嫌がるお子様も散見されますが、楽しく学んでいる方も多いですね。
この違いは慣れはもちろんですが、乳児期の取り組みに寄るところも大きいのではと思います。情緒安定の一端を作ってくれたのかなと考えています。
体操・スイミングの効果・始め時
0歳から通える習い事として体操やスイミングが人気です。娘は1歳から通っています。
肌感ですが、体操は3歳から小学校入学までが人気のピークで、水泳はベビーから小学校まで広く人気という印象です。
小学校になると幅広く運動できるようになり、体操から特定のスポーツに移っていく傾向がありますね。
モンテッソーリによれば敏感期たる幼児期に刺激を与える運動をたくさんしたほうが良いとされ、この考え方を指示する方は多いです。これを踏まえれば、2歳~6歳は体を動かす意味で特に有用なのかなと思います。
但し、体操や水泳は、教室によっては待ち時間が長く、必ずしも運動量が多いわけではありません。
お友達と公園で一日中走り回っている方が、絶対的な運動量が多いことも多いですし、五感を刺激する機会はたくさんあります。スポーツ教室に関しては下記のような説もあり、よく引用されていますが、私も否定できないな、、と感じます。
幼児スポーツ教室に通うと、何もしていない子より運動能力が下がる説 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
水泳はクロール以降、運動量も増えてきますが、そこまで行きつくのは通常早くても3歳以降です。
0歳~1歳の頃は運動というよりも親子のスキンシップを目的としたカリキュラムが多いです。このため、体操やスイミングは幼児期の習い事として一定の効果は期待されるものの、乳児期には必ずしも必要なものではないという見解でいます。
あと余談ですが、過去3年で、私の周りで受験前まで水泳を続けた方、受験年度に控えた方を比較すると、前者の方が受験結果が良いという傾向があります。
これもまた効果を実証できるわけではありませんが、体幹は受験において重要な要素の一つなので、何かあるのかもしれませんね。
お受験幼児教室の効果・始め時
最後にお受験です。
幼児教室に通った方が良いか?という議論では通った方が良いという意見が圧倒的多数ですから、通い方についてお話したいと思います。
まず、いつから始めるかという点ですが、人によって状況は千差万別なので、鵜呑みにするべきではないです。
合格したら余裕なコメントを残す方もいますし、志望園、志望校の難易度によっても変わります。
小学校受験の場合を例に挙げると、学校によっては年長からでも間に合うケースもありますが、相応の倍率の学校を受験する場合は、やはり年中から通った方が良いですね。どれだけ通うかはあまり問題にならず、週に1回通っていれば、年中の間は問題にはなりません。
これは模試などで都度立ち位置を把握できるからです。問題があればその都度修正していくこととなります。
苦手分野を克服する自学自習も日々必要になってきます。どこに通っていても、幼児教室で学習した内容の復習は、その日のうちに復習すべきです。一度取り組んだ問題は必ず解けるようにするというスタンスを貫いていけば、秋には概ね完成形となるはずです。
詳しくは下記にまとめています。
失敗しない小学校受験:合格へのモデルケースを考える | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
試験直前期に取り組むべきも基本論点の網羅で、過去問にない難問はほどほどにしたほうが良いです。
うさぎと亀のようなもので、最初にリードしていた方が更なる難問に取り組んでいたとするならば、それが試験に出なければ寝ているのと同じこととなります。横浜初等部などで高難易度な点図形や折り紙の出題がありましたが、基本論点の追求を徹底する方が脅威です。
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