本日は大阪の人気公立小学校のご紹介です。
他とは違う大阪の公立小の特徴
大阪は昔から現在に至るまで、公立志向が根強いエリアです。
特に中学までは公立進学が多く、高校になると私立への進学も増えますが、高校へ進学すると周囲に親孝行やなあ、と挨拶がわりに言われる習慣は昔から残っています。
小学校の実際の評判良し悪しについては年度によって変わるのが実情で、学年に複数人の問題児がいれば大きく変わってしまう一面もあります。しかしながら、時間をかけて学校の一定の評判が固まりつつあり、より良い環境を求めて人の移動があるのも事実です。
一般的には、北は上品、南はやや河内なまりがきつくなります。
キタは梅田、ミナミは難波~天王寺を指しますが、色々ありますので北の方とぼかして言うと梅田から北、南の方と言うと難波より南側のエリアを指します。南の方も人情・情緒、あと面白みもあって大阪らしいのですが、東京から大阪に引っ越す方は、選べる余地がある場合は北を選択する場合が多いです。
公立小からの将来の進路については、学区に分かれていたころのそれぞれの学区トップの公立高校、文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)、及び一部の名門私立高校が人気です。
北野高校
茨木高校
生野高校
大手前高校
岸和田高校
高津高校
四條畷高校
住吉高校
泉北高校
千里高校
天王寺高校
豊中高校
富田林高校
三国丘高校
大学進学実績としては北野や茨木が昔から1,2ですが、倍率も高くて大変です。
エリアによっては相対的な内申点を取りやすいこともあり、戦略も重要となります。
ただ、学習に関する意識が学校全体で低い学校もあります。
校区内に進学塾が一つもなく、勉強をしないことに関して同調意識が芽生えやすいので注意が必要です。
コロナ後はわかりませんが、南の方は全体として祭りの文化が強く、青年団などの活動も活発です。
信じられないかもしれませんが、場所によっては年に一度のお祭りの2週間前ぐらいから、深夜まで未成年が太鼓を30秒おきぐらいに打つエリアもあります。土地勘なく、お祭りに興味がない関東の方の場合、合わない方も多いのではと思います。このように、街全体で独特のカルチャーがあるので、居住環境全体で、事前の調査は重要です。
都心部以外を除き、教育環境の参考として簡単な見分け方のヒントはコンビニにあります。
スポーツ新聞と日経の割合で概ね教育水準がわかります。ほとんど日経が売られていないエリアもあります。
日経が全てではありませんが、教育意識の高さと概ね比例します。
あとはエリアが決まっていれば不動産屋さんに相談するのも良いでしょう。
当記事も一部お世話になっていますが、親切に評判良い学校を教えてくれるはずです。
このような大阪ですから、大阪は中学受験だけでなく、人気がある公立中学校への進学や治安面も加味しつつ進めていきます。
大阪市
五条小学校
大阪府の中でも中学受験が盛んな天王寺区に位置しています。
天王寺と聞くと場所によってはそれなりの治安ですが、五条小学校の周囲は教育熱心な家庭が多いです。
また、近隣には公立中学校の中でも評判が良い夕陽丘中学校があります。
グラウンドは児童数と比べると広くはないですが、屋上などを使ってアサガオやミニトマトの栽培を行っています。
給食は校内の調理室で作られ、授業では給食が作られている映像を動画で見て、調理員の方への感謝の気持ちや、食べ物を大切にする気持ちを育んでいます。栄養指導にも力を入れてる学校です。スナック菓子やジュースの中にはどれだけの「砂糖」「油」「塩分」が含まれているかを自分たちで調べながら、健康に良いおやつの食ぶ授業があります。
タブレットを取り入れた授業を展開しており、タブレットで撮った写真を活用して観察記録をノートに書くなどの授業内容があります。
常盤小学校
大阪市阿倍野区にある小学校です。
やや治安が心配されている点は五条小学校と同様ですが、常盤小学校周辺は阿倍野警察署も近く、学校も多いことから行き届いています。近隣には天王寺高校があります。
教育目標は「しんの強い子を育てる」
めざす子ども像
・自ら進んでねばり強くやりとげる
・やさしく思いやりのある子
・元気いっぱい運動する子
学校情報化優良校のひとつで、こちらも1年生からタブレット学習を取り入れています。
教員のICT研修も積極的に行われていて、タブレット端末を使った効果的な授業方法の提案などが行われています。
堀江小学校
大阪市西区にある小学校です。
堀江小学校の最寄り駅は「西大橋駅」で、比較的新しい綺麗な駅です。
周囲はビル群に囲まれていて、グラウンドは広いとは言えませんが、屋上にプールが設置されていて、夏季にはプール授業も行われています。学校情報化先進校として認定されていてICT教育に力を入れています。
平成29年度からは全国で8番目のセーフティープロモーションの認定校として数々の研究と実践を行い先進的な教育活動に取り組んでいます。
教育目標
支え合い、健康で、想像力に富んだ人間の育成です。
正しく・強く・美しくを柱としています。
豊中市
新田小学校
大阪モノレール、北大阪急行の沿線にある豊中市千里中央駅から徒歩10分ほど歩いたところに位置しています。
中国自動車道の上に架かっている橋を渡ると、駅側の喧騒から離れた閑静な住宅街となっています。
小学校の周りにはマンションが多く立ち並んでいます。
通学路となる道路は広くはありませんが、車の通りは少なく、通学路と車道は分けられていて安全対策が施されています。
新田小学校は「知・徳・体」を基礎として
・豊かな学びの育成
・豊かな心の育成
・健全な体の育成
・地域、保護者から信頼される開かれた学校づくり
を重点目標としています。
高学年での授業ではSDGsへの取り組みや、海外の学校との交流も盛んに行われています。
グローバル人材の育成に力を入れている印象があります。
桜井谷東小学校
豊中市桜の町に位置している小学校です。
周りは住宅街に囲まれていて、近くに千里川、春日大社があります。
私立箕面自由学園中学校へ徒歩圏内で、大阪大学豊中キャンパスへもほど近い距離です。
全校生徒は1,200名程度で、豊中市にある小学校で1番生徒数が多い学校です。
目指す学校像は
・いきいきした楽しい学校
・高まりあえる学校
・うるおいのある学校
教育目標(めざす子ども像)
・深く考える子 (思考力、判断力、表現力)
・たくましい子 (失敗をおそれず、自ら取り組むチャレンジ精神)
・あたたかみのある子 (豊かな人権感覚)
として心豊かに、生きる力を持つ子どもの育成をしています。
少路小学校
こちらは豊中市北部の住宅街に位置する小学校です。
近隣の住宅街が開発されたことに伴って1974年に上野小学校から分離開校されました。
校区には里山として保全されている島熊山があり、校内にも桑の木や桜の木などの樹木が数多くあり、豊かな自然に囲まれています。少路小学校の校舎の隣には、豊中市で断トツの評判を誇る豊中市立第11中学校があります。
教育目標は
「国際社会を 心豊かに 元気に かしこく生きる子どもの育成」
・思いやりのある子ども
・元気のある子ども
・よく考える子ども
「学びパワーアップ豊中」の校内研究推進校に指定されています。
上野小学校
青池に臨む丘の上に位置していて、周囲は住宅に囲まれています。
全校生徒数は1,100名程度で、豊中市で2番目に生徒数が多い大規模小学校です。
上野小の児童は豊中市立第11中学校、もしくは同じく評判が良い第3中学校へ進学する児童が多くいます。
教育目標
広い視野で考え、豊かな心と主体的な行動力をもった子どもの育成
求める児童像
・自らよく考え、創意工夫する子ども(確かな学力)
・助け合い、認め合い、仲良くする子ども(豊かな人間性)
・めあてをもって体力を伸ばし、健康づくりにはげむこども (健康・体力)
ユネスコスクールとして国際教育にも取り組んでいて、帰国児童教育積極的に進めるなどの特色があります。
吹田市
千里第三小学校
吹田市の千里丘陵の緑豊かな閑静な住宅街に位置する小学校です。
阪急千里山駅の西側を校区としています。
最寄りの駅は阪急「関大前駅」と北大阪急行「緑地公園駅」です。
保護者・地域の活動も活発で、休日には地域の行事も数多く行われています。
全学年5クラス編成で、全児童数は951名と吹田市では多い児童数となっています。
教育目標は
「ともに学びともに育つ」
・人権尊重の精神を持ち、人と社会とよりよくかかわっていける子ども
・落ち着いて主体的に学習に取り組む子ども
・規律を理解しすすんで守る子ども
の育成を目標としています。
茨木市
大池小学校
特急が止まる阪急茨木市駅の南側の住宅街にある小学校です。
茨木や高槻は東京で言うと立川や国分寺のようなイメージで、典型的な衛星都市です。
近隣には大阪のトップ公立高校の一角である茨木高校があり、交通面・商業施設・公園・居住層(勉強熱心なご家庭が多い)などバランス良く、居住面でも優れた点が多く特に人気があるエリアです。
長年続く大池まつりは小学校の広いグラウンドをまるまる使って行う夏の定例行事で(昨年はコロナでお休み)、出店がグラウンドにたくさん並び、地元の子供達で賑わいます。
箕面市
彩都の丘学園
箕面市にある大阪府で2番目になる小中一貫校です。
昨今開発が進んでいる彩都に位置していて、開発時に建てられた高層マンション群や住宅、豊かな緑に囲まれています。
授業風景を撮影し、AIとして情報蓄積することで授業改善に活かしています。
近隣には大阪大学箕面キャンパスがあり、医師家庭が多いエリアでもあり、学校のレベルが非常に高いと言われています。
校舎は私立小学校かと思うほど綺麗で近代的な作りになっています。
全児童数は1,400名弱おり、1〜4年は前期、5〜7年は中期、8〜9年が後期とされています。
中学生という概念がなく、直近2022年度では6年生終了時に170名弱のうち凡そ1割が外部進学して抜けています。
教育目標は
「夢・未来に向けて自ら学ぶ・鍛える・つながる子どもの育成」です。
箕面市は毎日の給食の献立がHPで見れるようになっています。
旬の食材の説明なども記載されています。
箕面西南小学校
箕面市の公立小学校です。
校舎の周りは歩道と車道が完全に分離されていて、安全な通学路が確保されています。
隣に立つのは箕面市立第3中学校とせいなん幼稚園です。
近隣には私立箕面自由中学校、大阪大学豊中キャンパス、大阪教育大学附属池田中学校などがあります。
教育目標は
ともに学び、輝く子、3つの信頼(「自分・なかまへの信頼」「学びへの信頼」「地域からの信頼」)を獲得できる子の育成で
めざす子ども像
かんがえる子
かかわる子
やりとげる子
ふりかえる子
日々の給食は旬の食材を使った栄養バランスが良い献立となっています。
学校HPには毎日の給食の献立、写真、どのように作られたかが記載されています。
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