2021年(2020年秋)の記録を基に、2022年、2023年度の参考にして頂きたい記事です。
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2020年8月下旬から小学校受験に係る学校説明会や募集要項の配布、Q&Aが開示され、試験概要が明らかになりました。
コロナ過による当日の検温による発熱リスクについては皆さま危惧されていると思いますが、ほとんどの小学校の入試説明会で、受験日の検温実施と、発熱時は受験不可の旨が、正式に発表又は開示されています。
最近は多くの施設で入館時の検温も一般的になりつつありますので、実施する学校は今後も増える可能性が高いです。
例年、風邪やインフルエンザが不安で直前期の幼稚園を休む方も散見されますが、今年はコロナ。
試験当日、受験会場入り口で関所となり、発熱したら終わりです。0次試験と言ってもよいかもしれません。
一方で、幼児教室の講座は例年と変わらず、試験前日まで密な授業がたくさんありますので、自己責任にて、特段の注意が必要です。親に関しては明言されていないことが多いですが、同時に検温するでしょうね。ということは、親が発熱してもほぼ終わりというトラップもあります。
熱の基準は37.5度にしている学校が多いですが、基準を明確にしていない学校もあります。
いずれにせよ、理由にかかわらず受験不可という定量的な基準は温情なく、強烈です。
受験直前に風邪をうつされて、受験当日にお帰りください、と言われた場面を想像すると、非常にさみしく、怖いものがあります。
しかも、多少調子が悪い方は、何らかの方法で無理に熱を下げて受験してくる方が混ざってくることも危惧されます。
このようなリスクは同じ場に居合わせる限り回避しようがなく、直前の密な状態での幼児教室参加や、実際の考査本番を重ねれば重ねるほどリスクは高まると考えます。
このリスクだけは、幼児教室でも運営上あまり教えてくれないはずですのでご注意ください。
幼児教室の大人数の教室では最後まで密になりますので、通学している方は10月直前期だけは無理をしないほうがよいでしょう。現実的には、コロナのみならず普通の風邪にも同じレベルで気を付ける必要があります。
同時に気になるのが通園です。園のリスクも同様です。
しかしながら、園の場合、長期間通園しないとお子様の生活リズムも変わってしまいます。
長期山籠もりしてて、いきなり下山して大仕事できるかどうか、、休み過ぎもあまりお勧めできない所です。
なお、試験当日の発熱の問題をクリアできても、先生方は感染を気にしているでしょうから、幼児にこの時期ありがちな、咳や鼻水も避けたいですね。個性が際立つ必要がある難関校で、ゴホゴホしていたりマスクが鼻水で汚れたら心証として良くないでしょう。
先日下記アンケートをとらせて頂きましたが、半数以上の方は関係なく通学し、10月の幼児教室については、通学の割合を控える方も3分の1程度いらっしゃるようです。このバランスは非常に的を得ていると思います。多少リスクがあっても通学しないと不利になりそうですし、全面的に控えるという選択はやはり簡単にできません。
この点、幼児教室が完全になくなるとリズムが乱れるので、直前の追い込みは保ちたい気持ちはよ~くわかります。
休みたくない方で、通常の潜伏期間を含めてリスクを避けようとすると、せめて1週間は、といったところが落としどころでしょうか。と言っても正解はありませんけどね。あとはオンラインで予約しておくのも良いでしょう。試験直前はリスク回避で本当に大きな恩恵があります。予約は今のうちに。
【幼児・お受験】オンライン授業のメリット・デメリットまとめ | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
【小学校受験】学研のオンライン家庭教師の受講レポ:通学との比較、費用、効果 | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
コロナでなくとも、時期柄風邪をひいてしまったら今までの努力は本当に水の泡となります。
全ては自己責任ですので、健康管理には最大限、気をつけたいですね。
試験の後日談
2021年度受験
2020年の試験は上述の通り、何らかの体温チェックがどの学校もありました。
一番多いのは、商業施設と同様、サーモグラフィーを設置するもの。
次に、紙に書いて自己申告と言うケースもありました。
よって、全ての学校で、入り口で実際に温度を測ってということはありませんでしたが、昨年の例に倣えば、ここで熱が出たら試験前に離脱ということになりますから神経を遣います。
但し、昨年度は後に行われた中学受験において、別室対応とする学校もありました。
今年は救済策に転じる学校があるかもしれませんが、現段階では不明です。
2022年度受験
2021年9月2日時点でもコロナ感染者数は高い水準です。
学校が始まり、9月一杯は危険な状態が続くでしょう。
都心では10月以降の試験も昨年同様に体温チェック自体も行われるでしょう。
10月の通塾は十分に注意を払っていただければと思います。
2023年度受験
2022年7月からコロナ感染者が急激に再拡大し、日次集計で上記の通り過去最大を更新しました。
一方でまん延には至らず行動制限は限定的で、受験お教室も変わりなく運営されている点が従来と異なる点です。
気になる考査への影響ですが、これから感染者数が減少したとしても、一定の影響を与えるでしょう。
特に入場時の体温要件などはサーモグラフィーで簡単に測れますし、37.5度など数字要件も維持されると思われます。
上記2021、2022年度と同様の意識が必要ですが、お教室のオンライン対応も整備されていますのでうまく活用頂ければと思います。
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