小学校受験で求められる絵画のレベルと対策

3歳お絵描き

今日のテーマは小学校受験の絵画です。
どちらかというと、やや苦手意識をもつご家庭向けです。

小学校受験で絵画と言えば、幼稚舎や早実が目立ちますが、昨年はより多くの学校で出題されました。
コロナ禍では出題されやすいと一部幼児教室で予想されていましたが、確かにその通りでしたね。
今年も昨年の影響を引きずる可能性もあり、一定の対策が必要かもしれません。

娘はどちらかというと、小学校受験生の中で、絵画はあまり上手ではありませんでした。
幼稚園などで絵を並べると、上手な方がたくさんいるので焦ったのも事実です。
模試などでも、絵画は突出した点数を取ることはなく、及第点に達していればほっとする感じでした。

私はとある学校の試験直前にお教室の先生に相談したところ、絵画の良し悪しはそれほど関係なく、なぜそれを書いたのか理論づけて説明できることが大事で、更に配点が低い可能性が高いとフォロー?頂けたことが凄く印象に残っています。

しかし、今振り返ると、試験結果からして先生の言うことは正しかったと感じています。

現在の受験生で、昨年の我が家と同じような不安を抱えるご家庭も多いでしょうから、
今回は、絵が苦手なお子様のご家庭も一定の安心を頂けるようお話したいと思います。

園やお教室では、幼稚舎志望などで、早くから絵画の対策を徹底的にされているお子様がいますよね。
このお子様方、本当にレベルが高いです。年長の春になると、かなり差が表れてきます。
これは園でもお教室でも一目瞭然ですが、それはそれで仕方がないです。

この点、効率性の観点から、幼稚舎一本などでもない限り負けじと絵画に力を入れるのは慎重になった方が良いと考えます。
年中の春ごろから毎週のように取り組んできたお子様が培ってきた時間、費用、絵画能力はやはり凄く、そう簡単に追いつけません。時間は有限ですので、絵画に力を注いできた分、他は弱いかもしれないと考えた方が良いです。

受験上、よく幼稚舎は創造力、早実は写実的な描写が重要と言われ、絵が上手と言われる受験生はバランスが取れた絵を描くことができます。受験上、このレベルに少しずつでも近づくために、人や食べ物、動物などを決め打ちで、何か一つ、丁寧に書けるようにしていきましょう。

合格のための対策のコツとして、なんでも書ける努力はせず、例えば下記を抑えておくとよいです。
動物であれば、動物をたくさん書くというよりも、いくつか好きな動物を絞って、綺麗に書けるようにしておきます。
絵画のお題は、「ふわふわしたもの」とか、抽象的なお題のもと、お子様が自由に描けることが多いです。つまり、パターン別に山アテをしておくということですね。

・好きな食べ物
・好きな動物
・好きな野菜や果物
・好きな魚
・海や山の描写
・人の顔
・人の全身
・人を横、後ろから見た絵
・お友達と遊ぶ絵
・お手伝いをする絵
・楽しかった思い出

このように、絵画を乗り切ることができたらどうなるかというと、他の分野で巻き返すことができます。

絵画の評価が合格者が8点の出来として、お子様が7点~7.5点ぐらいの出来としましょう。これぐらいで済めば、あとはその絵をなぜ描いたか説明することでほぼ差がなくなり、他の分野で一気に差をつけることができるかもしれませんね。
絵画が上手と言っても、多くの学校ではやりすぎると埋没になるとも考えられるわけです。

絵画については、まず志望校の絵画の試験上の配点を最寄りの幼児教室に聞いてみてください。
この結果、それほどのボリュームでもなければ、絵画の深い受験テクニックは必要ありません。
全体の配点を見据えて、バランスよく評価が得られるように対応していきましょう。

多くの学校で、やはり最終的にはペーパーと行動観察(口頭試問)に行きつくのかなと考えています。
市販で一番良かったと感じるのは下記です。某人気幼児教室でも似た教え方をしていました。

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幼児教室へ通う際は書き方を教えてくれますが、成果物は似ている者の、その手順はそれぞれです。
複数通うと混乱することがあるので、絵画教室の掛け持ちには気を付けてください。

創造性豊かな絵を描くという意味では、Z会の幼児コースは有用です。
○○を書きなさいという課題ではなく、一定の条件のもとに自由に描かせるので、小学校受験に近いです。
安価で月に一度絵画の練習ができます。

小学校受験生はZ会幼児コースの先取りをおすすめする理由 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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