【2019年大学受験】主要国立大学の学部別センター試験ボーダーライン比較

東京大学 赤門

皆さまこんばんは。

今年のセンター試験も終わり、河合塾でセンターリサーチに基づくボーダーラインが発表されました。

志願者は57万6,830人(前年比5,841人減)、現役生が減少している中、浪人生は2,734人増えたようです。

河合塾は今も昔も最大規模の母集団であり、信頼性が高い集計と言われています。今回主要国立大学の学部別ボーダーラインを下記に比較しやすい形でまとめました。

まず、5教科7科目の平均点ですが、文系570点(前年比18点アップ)、理系572点(前年比12点アップ)と大幅にアップしているようです。

目次

2019年の主要国立大センター試験ボーダーライン比較

下記は河合塾発表のボーダーライン速報をまとめたもので、目安は合格可能性50%です。学科は人数が多い学科を中心に構成しています。
受験生の方は参考に、将来の受験生の方は各大学の比較参考にご利用いただければと思います。概ね偏差値と比例しています。

東大は文一、文二、文三ともに91%、理一91%、理二90%、理三94%でした。その他は学部別に表にまとめます。

2019年学部別センター試験ボーダーライン(合格可能性50%得点率)一覧

単位:%

北海道 東北 筑波 一橋 東京
医歯
東工 名古屋 京都 大阪 神戸 九州
81 80 79 83 88 85 83 80
社会/人間 84 90 92 84
教育 78 77 81 88 80
78 81 88 82 87 84 83 82
経済 79 80 87 82 88 84 82 81
商/経営 86 83
81 80 84 79 87 80 78 79
90 88 88 91 90 92 91 90 90
看護 71 72 71 80 75 79 73 76
79 76 82 83 80
82 86 84 81
82 81 83 87 81 79 81
80 81 85 80 78
獣医 89

国立の中でも最難関の東大、京大、東工大、一橋、阪大で志望者が減り、それに次ぐ北大、名大、神戸大、九州大では増えているようです。
このため、全体的に受験者が上記難関大を避け、安全志向を選択する傾向があると言えそうです。

上記は前期のみですが、後期は実施する大学としない大学があります。
北海道大は後期の募集も500名ほどあり、狙い目です。凡そ10年前は北大は道外受験生の入学割合が半分程度でしたが、今では凡そ3分の2が北海道外の入学生です。
後期は特にその割合が高くなるようですから、本州から多くの優秀な方が受験しているのでしょう。

なお、上記ボーダーラインの結果を受けて点数が低い学部へ志望したら志望者が増えた、ということもよくある話です。この点駆け引きもありますのでご注意を。


将来の受験生を持つご家庭は早いうちに長期戦略を

大学受験で上記国立や早慶を受験する層の主役は、中学受験組や地方公立トップ層です。

当ブログでも幼稚園受験や小学校受験のお話をしていますが、附属幼稚園の場合はゴールが私大になってしまったり、高校の大学合格実績が良くなかったりすることもあります。
小学校で進路を確定してしまい、中学受験や高校受験がない環境ですと、大学受験まで受験の経験がないので危険という考え方もできます。

一方、特定の習い事を集中して極めたい方針が明確だったり、その学校の教育方針に共感するところがあれば、素晴らしい選択ですね。これからは特定分野に秀でた能力や経験も評価される受験形式になっていくはずです。

最終的には子供の意思の問題もあるので、これらの計画は親の自己満足な一面も否定できず、正解はないところです。

少なくとも子供が正しい意思決定ができる年になるまでは、親が受験動向の正しい情報を集めつつ、子供の性格や強み弱みを踏まえて、将来を見据えた計画を立てて備えることが重要ですね。


 

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