幼児教室選びで失敗しないよう注意するポイント5点

小学校受験幼児教室

幼児期に通学する幼児教室・習い事選びは、限られた選択肢と情報の中で行う必要があります。
ここで選択を誤ると、費用のみならずかけがえのない時間を失うことにもなり、非常に重要ですね。

この点、監査などの仕事上、一番必要とされる能力の一つに「懐疑心」というものがあります。意味は言葉の通り、先入観を持たず、常に疑いの目を持って物事に接することを言います。

日常生活及び幼児教室選びにおいてもこの視点は必要と考えます。
ここ数年、ハレノヒの振袖事件、コインチェック、京王観光のキセル事件、今はレオパレス、鷹の爪と企業不祥事が多く、被害者を伴う事案も多いです。

その被害のほどは状況に応じて違いますが、直近のレオパレスは住居に伴うものですので、利用していた方や株主まで含めると、非常に大きな影響を与える事件です。
できれば当事者としてこのような事象には関わりたくないものです。少しでもこのような巻き込み事故を受ける可能性を低くするためには、どのような視点で物事を見れば良いでしょうか。

この点、危ないものに触らないという保守的な思考ではなく、まずマインドを変えて情報を取捨選択する選球眼を磨くことが必要と考えます。

誰しも100%騙されないように過ごすことは不可能で、この表現は主観に過ぎません。自分でよく調べた上で能動的に判断した結果であれば、例えリターンがうまくいかなくても将来のための必要投資、勉強になったと解釈することもできます。
逆に、何かおいしい話が向こうからやってきたときは、受動的な対応となりますが、そもそも話を持ちかける側にメリットがあるから話が来るわけです。このような話は、実態を調査、比較検討して判断すべきです。


この点、幼児教室においても同じことが言えます。

近年、幼児期の教育関連事業は、お受験や知育を中心に儲かる業界と認知されてきています。どれぐらい儲かるかは上場企業がIRでどれぐらい儲かっているかを公表しているので、それを見てみるとよくわかります。肌でわかるところとしては、英語や知育や本気で行う高額の学童保育が順番待ちで人気ですね。

幼児教室においても、受け身でなんとなく選ぶのではなく、自ら調べて動いて、様々なサービスを比較し、費用対効果の観点から見合ったサービスが提供されるか、正しい判断をすることが必要です。
質の悪い幼児教室に当たらないようにするため、下記に事例と留意事項を挙げます。

目次

注意すべき幼児教室選びのポイント

最近開校して実績も経験もないが、広告と月謝は立派なお受験幼児教室。

まだ実績がないため、自分自身が実験台となってしまいます。少なくとも他とよく比べて判断する必要があります。一方で、お教室も危機感があり頑張ってくれる側面もありますので、融通が利いたりプラスの側面もあります。

伝統があるが、最近の変化についていけず実績がない又は非公表のお受験幼児教室

一つ目と対照的に、とにかく変わらない。
かと言って実績があるかというと、そうでもない幼児教室。
個人塾は、もともと他の教室に通っていた優秀なお子様が紹介制で掛け持ちする傾向がありますので、授業内容が良いのか否か、慎重に判断する必要があります。

外国人講師に適切な指導ができていないネイティブ英会話教室

留学中の外国人学生が片手間で英会話教室で授業を行い、数年経つと帰国、また新人に代わるというケースは多いです。どのホームページや広告を見ても挨拶がわりに新指導要領4技能に対応!という旨を記載していますが、先生がその場その場で自由に楽しく英語をやっているだけの場合も散見され、注意が必要です。

日本人講師が昔ながらのレッスンを行う小規模英会話教室

昔から変わらない授業を展開している教室は多く存在します。
1年以上通って、いざ話すという曲面になると会話はできず、アルファベット、基本単語の英訳、自己紹介と挨拶のフレーズだけ知っている、という成果に終わることが特徴です。
一方で思いやりにあふれている授業内容であることが多いです。一般的に月謝も安いので、求めるものが英語でなく情操教育にある場合は良いかもしれませんが。

先生が実は未経験に近い新人だが、それは言わない約束の幼児教室

幼児教室は今も昔も多くの先生を募集しています。
先生がどの程度の経験を経てから授業を開始したのか、我々はわかりません。
ただ、どれぐらい経験があるかは聞くことができますし、回答の仕方や実際の授業で概ねわかりますので、確認しておくべきでしょう。
幼児教室に期待して通い、とりあえず開始して、初回の授業が終わる頃に冷めてしまった方も多いでしょう。情が湧いて、長く継続することもしばしばで、このようなご家庭はとても優しいご家庭なんでしょうが、よくよく考えてみると良くない状況です。
信頼して通っていたら、逆に先生が急に辞めてしまって梯子を外されたりしがちです。

このような幼児教育関連のサービスに関しては、冒頭の新聞沙汰になるような不祥事は少ないでしょう。ただ、本来期待されるサービスを提供されない場合は、ひっそりと大きな損失を被り、自己責任となる点は共通しますので、、幼児教室の選球眼は非常に重要です。

何かサービスを受けようと思うときは、冒頭でお話した懐疑心をもって検討し、複数のサービスを比較し、納得した上でご利用されることをお薦めします。当サイトでもいくつかおすすめを挙げていますが、類似競合するサービスは実際に担当する講師の質も含めて判断されると良いでしょう。
講師の質にばらつきがあるのはどこもやむを得ないところで、とても良い講師が近くにいるかもしれません。それに気づかないことは大きな機会損失(選択しなかったことで生じるロス)です。

【小学校受験】メインの幼児教室の重要性と選び方 | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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