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早稲田大学に一番入りやすい進路は?:一般入試・内部進学(附属校・系属校)比較

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皆さまこんばんは、WASABIです。
近年、早稲田大学を始め難関私立大の大学入試が揃って難化傾向にあります。
私立小学校の早稲田実業初等部は早稲田大の系属校の一つですが、こちらもまた小学校受験において最難関校の一つです。
この理由は、当然ながら早稲田大学への道が確保され、受験勉強や受験競争を回避できる点にあります。
早稲田大学には附属校が2つ、系属校が5つありますが、今回、早稲田大学へ入りやすいルートを下記にて整理し、比較検討します。

私自身は大学の受験生として、中高は塾講師として受験生に指導に、初等部は娘が現在受験生として関わっています。それぞれのフェイズにて受験経験された方には及びませんが、大学合格難易度と比較した一面から、ある程度正しい情報をお伝えできるかと思います。

私自身の実績ですが、私大に関して20年程前、早稲田大の政治経済学部(その他慶應経済・商、同志社商など)に合格しましたが、早稲田の商学部は落ちました。
大学としての早稲田の難易度は、確かに偏差値上の難易度は高いですが、一定の勉強により合格可能性50%程度のレベルまで上げれば、国立や慶應と併せて4、5学部程受ければ、統計的に合格します。このため、自分の努力を前提に、合格をある程度計算できる範囲の大学です。

しかし、20年前と比較すると、これまではそれほど偏差値的に大きな変わりはありませんでしたが、直近の動向として、既に過去3年で見ると大学偏差値がやや上昇傾向にあり、本年以降、更に難化していくと予想しています。
これは①2018年度より文科省が私学助成金の交付基準に制限を設けたことで各大学が一般枠の定員を絞ったこと、②センター入試廃止による国公立の混乱などに因ります。このため、内部進学や推薦入試を意識してこなかった層も、検討せざるを得ない状況となっています。


早稲田大学附属・系属校一覧と比較

早稲田には附属校と系属校があります。
附属校は早稲田直属の学校、系属校は早稲田が出資していても、間に別法人が入っており、直接運営しているわけではありません。

このため、附属校は原則早稲田大学にそのまま進級でき、政経など人気学部の枠も多いです。系属校は、それぞれ大学への推薦枠があり、その枠に応じて進学することとなります。この枠はもともと多かったり、全員が志望しなかったり様々です。

下記は附属校2校、系属5校の一覧です。

附属校
早稲田大学高等学院 高等部 男子校 東京都練馬区上石神井三丁目31番1号
早稲田大学高等学院中学部 中学部 男子校 東京都練馬区上石神井三丁目31番1号
早稲田大学本庄高等学院 高等部 男女共学 埼玉県本庄市栗崎239-3
系属校
早稲田実業学校 高等部 男女共学 東京都国分寺市本町1-2-1
中等部
初等部
早稲田中学・高等学校 高等学校 男子校 東京都新宿区馬場下町62
中学校
早稲田渋谷シンガポール校 男女共学 男女共学 57 West Coast Road SINGAPORE 127366
早稲田摂陵中学校・高等学校 高等学校 男女共学 大阪府茨木市宿久庄7丁目20-1
中学校
早稲田佐賀中学校・高等学校 高等学校 男女共学 佐賀県唐津市東城内7-1
中学校

今回、比較に当たり、下記の通り大きく4つに分けて比較検討します。

①小学校受験で早実初等部を受験する場合
②中学受験で附属・系属校受験する場合
③高校受験で附属・系属校受験する場合
④大学受験で一般枠で受験する場合

①小学校受験で確定させたい場合

選択肢は早稲田実業初等部受験に限られます。

早実初等部の推薦者数は別記事がありますのでこちらご参照ください。

早稲田実業は日ハムの清宮選手等、メディアを通じてよく注目される学校ですが、実は系属校です。系属校ながらほぼ100%早稲田大に進学できます。学部についてはよく附属校との比較がされますが、実績を見る限り悪くないと感じます。

ただ、小学校の入学難易度においては、非常に厳しいと言わざるを得ません。

最新2018年11月の考査においても希望者は増加傾向で、108名の定員に対して、1,109名の応募があり(前年比32名増)、倍率はなんと10.3倍です。

また、早実OB、きょうだい枠を踏まえると、一般枠はかなり減ります。これは毎年公表されないところが非常に厄介で、年によって大きく変わります。小学校入試は親の属性も左右しますので、不利なご家庭はやはり不利です。
よって、大学と比較しての難易度でいうと、大学の一般枠が減ったところで、初等部の方が明らかに超難関です。

②③中学受験及び高校受験:早稲田佐賀はお得?シンガポール校とは?

中学受験はもちろん高校受験を含め、様々な選択肢が出てきます。
(数字は2019年度の四谷大塚さんの入試案内に基づいてお話します。)

早実の小学校受験で例え駄目だったとしても、ここでいくらでも挽回可能なことに気づきます。

・早稲田中学

早稲田大学の近くにある系属の早稲田中学は、298名の高校卒業者に対して138名と半分弱が早稲田大学へ推薦で進学し、また毎年凡そ30名から40名が、東京大学へ合格します。その他、旧帝大、慶應大への進学も多いです。
中学受験の偏差値は65と筑波大附属中学とほぼ同程度で、受験実質倍率は試験1回目が3倍前後、2回目が4倍前後です。

・早稲田大学高等学院中学部(早稲田大学高等学院含む)

次に、早稲田大学高等学院中学部です。こちら、486名の卒業に対してほぼ100%近くが早大へ進学します。凡そ25%が政経へ進学するし、理工への進学も多く、確かに附属として素晴らしい実績です。こちら、早稲田中学よりも偏差値はわずかながら下回ります。

高校で受験勉強する必要があるが、東大や国公立、医学部など真っ当に勝負する早稲田中学と、受験勉強する必要なく、多彩な勉強ができるが進学が早稲田に限定される学院、両者ともに長所短所がはっきりしていますね。

・早稲田実業学校中等部

次に共学の早稲田実業学校中等部です。
こちら417名の高校卒業に対して、407名が早大へ進学、うち凡そ15%程度が政経へ進学しています。ここで面白いのは、早大へ行かずに東大や京大など、前向きに他大へ進学する方も毎年いることです。
偏差値としては男子は概ね早稲田中と学院の間に位置し、安定していますが、女子の偏差値は非常に高く、桜蔭や女子学院とほぼ同じです。よって、早稲田大に行きたいと考えた場合、特に女子においては中等部においても門戸は狭く、大学入試の方が容易と考えます。

・早稲田佐賀中学校

早稲田佐賀中学校は、大隈重信生誕の地である佐賀県に、創立125年記念事業の一つとして2010年4月に開校されました。こちらは高校卒業生のう182名のうち110名が早稲田大学へ進学しており、一方で東大へ合格する実績も出しており、推薦に頼らない実績を上げています。
但し、中学受験偏差値でいうと、まだまだ50前後を行き来している印象です。こちら、立地の問題もあるのでしょうが、それにしても進路実績と比較して低いです。都心の私立小学校においても、受験者が散見され、早稲田大学への新たな道として人気を集めているようです。
一方で、高校受験では非常に偏差値が高くなります。都心の受験者が減り、地元の受験者が増えることから偏差値の大きな差が出ていると推察されます。

・早稲田摂陵中学校

早稲田摂陵は大阪の彩都西という新興地域にあり、住環境良く、全体的に学力レベルの高いエリアとして有名です。ただこちら、318名の卒業に対して、34名大学進学と、推薦枠はそれほどでもありません。大学合格実績で見ると、関関同立合計で100名程度合格しています。W合格者を踏まえると進学者は減るでしょうから、こちらは早稲田大学進学という意味では少し厳しい印象です。


次に高校のみ募集している系属に入ります。

早稲田大学本庄高等学院

早稲田本庄は埼玉では慶應志木と並び、学院や早実は東京において開成、慶應女子に次ぎ、早稲田関係は偏差値上、首都圏最難関校としてのグループを形成しています。

中高一貫がスタンダートとなりつつある状況で、高校時での受験偏差値自体は母集団が異なり、他との比較が非常に難しいです。偏差値は同程度の学力の集団が集まれば伸びにくく、相当な数の優秀層がいない状態では、偏差値は上に伸びやすくなります。

よって、高校での受験偏差値が高いから入れないと考えるのは若干早計で、高校受験においても中学と同様にチャンスは広く開かれていると考えるべきです。

・早稲田渋谷シンガポール校

最後に、高額な学費がかかりますが、実利があると思われるのが、シンガポールにある早稲田渋谷シンガポール校です。

こちら、シンガポールにある系属の高校ですが、100名定員の学校ながら、78名推薦枠があり、更に下記の通り他の推薦枠も持っており、増加傾向にあります。

早稲田渋谷シンガポール進路

但し、学費が高額で、初年度34,085SGD(シンガポールドル)、寮費を含めると凡そ4万SGDとなります。82円/SGDとすると、328万円ほど年間かかります。非常に高額ですね。しかしながら、上記の通り早稲田大学への推薦枠は広く、海外での経験はプライスレスであることも事実です。東京での受験も可能ですので、金銭面で問題なければ、調べる価値ありの穴場と言えそうです。


④大学受験

最後に、④の大学受験です。

こちら、上述した通り一般枠が難化したといっても、大学受験は複数回受験でき、浪人による再挑戦の機会も与えられます。
私も早稲田商学部に不覚を取りましたが、他は合格しています。要は、確率です。合格可能性が20%程度であっても、その質が重要です。内容は本人が一番わかっているはずです。

今後は受験形態も変わってきますので、試験時の振れ幅(模試などの偏差値と本番の出来の差)は大きくなることが予想されます。
合格可能性が最低限30%程度あれば、確率は各自計算して頂くとして、複数回受験することで大幅に合格可能性が高まります。

また、現役で複数回受験した結果、たとえ失敗しても浪人して成績を上げて、国公立を含めてリベンジをすることも十分可能です。一回合格すればよいだけですので、ある程度偏差値を上げた方にとって、敷居は比較的低いはずです。


結論

上記を踏まえ、早稲田大学へ進学することを目標とした場合の結論は下記の通りです。私見であることをご承知おきください。

早実初等部→高位安定が得られるプラチナカード。ただし高額、高難度の審査あり!東大などのブラックカードは難しい。
おすすめ度★★★★ 難易度★★★★★ 学費★★★★★

メリット:
・小学校のうちに早稲田大への進学をほぼ確定できる。
・受験勉強だけでなく、色々な将来の可能性を模索できる。
・早大の進学学部実績も問題ない。
・大学の一般枠の影響等で、直近数年は人気が高位安定する見込。
・もし大学までの12年の間に早大に医学部ができ、推薦枠が生じれば更に大変なレベルになる。

デメリット:
・学費が高額、お付き合い、習い事でも費用がかかる。
・東京大学、医学部などの選択肢をほぼ放棄することになる。
・受験難易度は大学入試より高いと思われ、お買い得とは言えない。12年後、大学の格が下がった場合は高値掴みしたこととなる。
・同級生やその家族と仲が悪かったらつらい日々を送ることとなる。

中学・高校の附属、系属→受験生の憧れとして人気集中。難易度は下がらないので、お買い得とはいえない。デパートで良いものを定価で買う市場。
おすすめ度★★★ 難易度★★★★★ 学費★★★★
・大学の一般入試難化に比例して、少なくとも易化することはない。一方内部進学については門戸が広くなることはあっても狭くなることはないと思われる。(一般枠が狭くなった直接的な理由が文科省による指示に因るため。)
・推薦枠が多い早稲田佐賀は、立地上の問題があるが、大学進学可能性を高めることができる。
・渋谷シンガポールは非常に高額だが、大学進学可能性をぐっと高めることができる。

大学一般・推薦入試→直近は一般入試難化のニュースが飛び交うが、2020年度を頂点として、将来は落ち着くはず。各高校の推薦枠も踏まえると進路は多様。
良いものを自分で色々探して賢く買う市場、いつの間にかブラックカードを持つ人も散見。

おすすめ度★★★★ 難易度★★★ 学費★★★
・一般枠の難化傾向といっても、複数学部受験、浪人を含めて複数回チャンスができることに変わりはない。
・センター入試が終わる2020年度は混乱必至だが、10年以上先の受験生は状況は異なり、焦る必要はない。
・浪人しても、日本において実害はほとんどない。(来年度だけは別で、情報に振り回されないように気を付ける。)
・12年後、早稲田のレベルが上がっている可能性もあれば、下がっている可能性もある。このような不確実性を排除できる。


大学合格のためのおまけ

勉強方法に迷ったときのために、各勉強方法選択の指針を挙げておきます。

Z会と進研ゼミ:
私は両方利用していましたが、多少回り道しました。
ご自分の現状の偏差値と照らして、妥当な教材を選択しているかよく考えてください。レベルに合った教材を選択していないと、教材を消化できない可能性が高くなります。
私は当初、自分のレベル以上のZ会教材をうまくこなせず、教材を溜めてしまいました。途中から進研ゼミの基本テキストに戻り、結果として偏差値70程度になるまで繰り返し使っていました。基本とはいっても、ほぼ100%できるようになれば、関関同立、MARCHあたりは普通に合格できるようになります。
その後、偏差値が相応になると、Z会の教材と波長が合うようになり、Z会教材の人気の意味が良く理解できるようになりました。幹がしっかりできていないと、恐らく枝が折れてしまいますので、地に足を付けて頂き、私のような回り道をしないようにしていただきたいです。


 

家庭教師のコツ:
勉強の仕方に迷う初期、一通りの勉強を終えた後の仕上げ期は家庭教師もおすすめです。一方、勉強する教材やTodoが明確で、迷いが全くない時は不要です。
教えていた経験上お話しますと、全方位で記憶が新しい大学一年生がおすすめです。早稲田志望であっても、早稲田生よりも早稲田も受験した東大生などの方が良いでしょう。小手先なテクニックよりも、本質的な勉強方法を教えてくれる可能性が高いからです。




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