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東京都市大学付属小学校の特徴(倍率、進学実績、説明会・学校見学)と都市大グループについて

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今日は東京都市大付属小学校中心に、附属中学校や二子幼稚園を含めた都市大グループについてお話します。

都市大グループとは

都市大グループは馴染みがある方もいればそうでない方もいるでしょう。都市大グループは、2009年に武蔵工業大学が東横学園女子短大と統合するに合わせ、高校、中学、小学校の校名も都市大を含むものに統一されました。
こちら、もともと両校ともに五島育英会という学校法人が経営しており、この五島育英会の創設者は東急電鉄の創業者五島様です。つまり、東急グループの潤沢な資金が投入されることで、甚大な資本力があります。

各学校名称の変更前と変更後変更は下記の通りです。

武蔵工業大学+東横学園女子短大=東京都市大(世田谷キャンパスと等々力キャンパス)
武蔵工業大学付属中学校・高等学校→東京都市大学付属中学校・高等学校(成城)
東横学園中学校・高等学校→ 東京都市大学等々力中学校・高等学校(等々力)
武蔵工業大学第二高等学校→東京都市大学塩尻高等学校(塩尻)
東横学園小学校→東京都市大学付属小学校(成城)
東横学園二子幼稚園→東京都市大学二子幼稚園(二子玉川)

統合当時、「ブランド力の強化を目指す」と報道されていましたが、結果として成功した一例と考えます。

特に小学校から高校にかけて素晴らしい進学実績を上げています。
東京都市大学付属小学校は首都圏難関中進学実績ベスト10に入る小学校になっていますし、附属中学・高校の進学実績は全体として、毎年伸びています。

では、小学校から順にご紹介していきます。

東京都市大学付属小学校

アクセス

東京都市大学付属小学校は、小田急成城学園前から徒歩10分程度、閑静な住宅街にあります。徒歩10分という距離ですが、子供の足ですと結構な距離です。基本的にバスによる通学はしやすいものの、何もない場所という表現が正しいかもしれません。しかし、ちょっと足を伸ばせば広大な砧公園もあり、運動施設も多いです。このあたりは子供が育つ環境としては最高です。

都市大付属小学校前には、「東京都市大付属小学校」のバス停があります。
渋谷、成城学園前、二子玉川、用賀などから直接通うことができ、それぞれ始発で乗れば座って通えます。
東急田園都市線や東急大井町線からのアクセスも良好で、沿線から比較的楽に通えそうです。

都市大小学校地図

学校特徴

建学の精神を「すこやかに かしこく りりしく凛として 世界にはばたく 気高きこどもたち」とし、風格と知性の習得を大事にしています。
「日本一楽しく中学受験できる私立小学校」を目指し、
教育の二本柱として「高い学力」と「豊かな心」を掲げています。

高い学力を目指す教育

都市大付属小学校で重視されている考え方は下記の2点です。

・基本的な知識や考えを習得し、さらに幅広く深い知識や思考力を持った学習力
・集団の中で、相互に学びあいながら、自ら進んで学習していく能動的な学習力

高い学力を培うための効果的な指導法の研究として、研究授業を主体とした校内研究体制を組んでいます。
授業見学をしてみてもその工夫は随所に感じました。1年生で水泳の授業で牛乳パックで作った大きな船を浮かべてみたり、ICT教育で高度な図形問題に挑戦したり。

都市大付属の教育特色は実に多彩で、下記の通り書ききれません。
他の学校にはまねできないものも多数含まれます。

・学校独自の教科及び行事カリキュラム
・校舎1階真ん中にアリーナを設置する解放感ある校舎や室内プール、人工芝のグラウンドなど恵まれた設備環境。
・ICT授業(全教室に電子黒板を設置、クラス全員が使用できるパソコン環境)
・全学年対象の計算力、漢字書き取り大会
・都市大グループを活かした体験学習
・読解力向上を意図した読書の授業
・小学校5、6年の算数の習熟度別授業
・6年生後期から受験校別国語指導
・ネイティブと日本人講師2名による英語教育
・日本を代表するシェフ、三國清三氏により食育の授業、「ミクニレッスン」の実施
・小学3年生に速読の授業がある。(個人的にはこの時期の速読は一押し!)
・漢字検定の導入(8年連続優秀団体校として表彰)
・渋谷Bunkamuraオーチャードホール(超名門コンサートホールです)での音楽発表会
・国立近代美術館で芸術鑑賞教室の実施。
・二期制を採用し、10月初めに4~5日の秋休みがある。
・校外研修施設として八ヶ岳山荘があり、在校生とその家族が利用できる。
・1~2年生から林間学校がある。自主性を重んじる体験学習が豊富。

2019年9月7日 学校公開要旨

2019年9月7日に開催された都市大附属小学校の公開授業にお邪魔しました。
当日のスケジュールは下記の通りです。

公開授業 9時~9時45分
合唱発表等 9時45分~10時30分
校舎見学 10時30分~11時10分

実際のところ、この日は9月で一番ではないかと思うほど、小学校の説明会などの行事が集中する日です。
予約が不要ですので履歴は残りませんが、ここで都市大に来る年長は本命であると言えます。
先生方とお話しできる機会も多く、志望される方は外せないでしょう。

今回、印象に残ったものを3点挙げておきます。

1年生は牛乳パックで作った船に乗って優雅に室内プールで楽しそうに遊んでいました。
いったい何個使ったのかわかりませんが、あっ浮かぶんだ!と私も感動しました。

2年生は英語の授業。ネイティブと日本語教師の2人による授業です。今回の授業、非常に感動しました。
まず、シンプルにネイティブの先生の教え方が上手。次に、2人で予め相談したであろう会話を展開し、
生徒に見せていたので生徒も理解しやすいです。非常に良質な授業で、正直私が通っている英語学童よりも上かな、、、と感じました。お金出してこの授業を別にやってほしいぐらいです。

5年生は、算数の習熟度別授業。

C、B2、B1、Aと4つに細かく分かれています。
Cが応用クラスで一番レベルが高く、Aが基礎クラスとなり、年に5回ほどクラス分けテストがあります。

お題は図形の角度でした。角形や四角形など、図形の内角の和を通じて、様々な角度を計算する問題。
一番下のクラスは、落ち着いて内角の和の基本から、遅れが生じないように1人1人フォロー。
上のクラスは、受験を見据えて学習塾に来たかのような真剣モード。
付け加えておきますが、一番下のクラスといって、レベルが低いわけではありません。上のクラスが高すぎるだけです。

レベルの高い夏休み生活展作品

夏休み明けには、夏休みに児童が制作した作品(自由研究に相当)が展示されます。
保護者が見ることができるほか、学校授業見学の日にも見ることができます。
優秀作品は二子玉川ライズ内にある都市大学夢キャンパスで発表されます。

本年も複数校の自由研究を見ましたが、作品のレベルは正直、これまで私が見てきた私立小の中で一番高いです。
写真は出せませんが、私が印象に残ったのは下記です。

・平成から令和に変わるおもちゃ
指定された箇所を3つぐらい引っ張ると、木でつくられた「平成」が「令和」に変わります。
動きが回転を伴ったり非常に複雑。これはネットで調べたのでしょうか、、、もし自分で考えたのであれば、
賢すぎます。

・自動エサやり機
指定された時間に自動的にペットにエサをやるプログラミングがされた機械。
ご丁寧に紙を入れて、体験できるようになっていました。今の子供たちには珍しくないのだろうか、、
ちょっとレベルの高さが測り兼ねる作品。

志願倍率と進学実績

都市大附属小学校の志願倍率5か年推移は下記の通りです。

東京都市大学付属小学校

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
志願者(男子) 207 249 274 322 239
志願者(女子) 139 108 124 143 164
志願者計 346 357 398 465 403
志願倍率 4.33 4.46 4.98 5.81 5.04

※募集人数は80名だが、うち15名程度は二子幼稚園からの内部進学

2019年の内訳は、男子が239名、女児が164名と毎年男子の方が受験者が多い傾向にあります。
毎年評判とともに志願者を増やしてきましたが、2019年は志願者を減らしました。
2019年の志願者減は、近隣に農大稲花小学校が新設されたためと推察しています。
こちら、学校のカラーは異なりますが、中学に偏差値の高い中学校へ内部進学できる点など共通点も多いです。

一方、近年都市大中高は評価と実績を継続して上げており、本来倍率は上昇傾向のはずです。
特に本年2019年は、中学受験向け雑誌のいたるところで都市大が話題に挙がり、倍率が右肩上がりに戻り、再度上昇すると予想しています。

加えて、都市大付属小学校で驚くべきは外部進学実績です。
合格者ベースですが、凡そ3割が超難関中学とされる学校へ合格しています(下記記事ご参照)。この超難関は期待値的に国公立・早慶・医学部が期待できる学校群です。また、既に難関校の仲間入りをしている付属中学・高校への進学も含めると、進学実績としての期待値は非常に高いです。

中学受験に先駆けて内部進学の試験がありますが、合格すればこの権利を持ちつつ中学受験ができます。これは非常に大きなアドバンテージです。都市大の中高は非常に評価を上げており、今年の受験雑誌の目玉となっていますが、この権利を持ちながら名門校の受験ができます。優秀な学校は限られますので、このようなもったいない選択ができるのは洗足と都市大ぐらいです。近所に開設した農大は、内部進学を選択した時点で外部受験ができません。

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私立小学校の中学合格実績比較はこちら

東京都市大学付属中学校・高等学校、東京都市大学等々力中学校・高等学校

次に小学校から進学する可能性のある附属中校のご紹介です。東京都市大付属は武蔵工業の流れを組む男子校で成城にあります。等々力は東横学園の流れを組み、2010年から共学になりました。こちら校名通り等々力にあります。

都市大等々力中高のキャンパスもこれまたなかなか等々力駅から遠く、10分ほど歩きます。こちらご縁があって一度学園祭に寄らせていただきましたが、周りに誘惑が何もない、コンビニしかない。勉強でもするか、という雰囲気になる街並みです。学生の印象も、温厚、誠実な学生が多い印象でした。

都市大等々力学園祭

こちら、新たに設けた中高一貫の特進クラスの卒業生が成果を上げ始めています。昨年は東大現役合格者が初めて出たとかで、ホームページにドン、と載ってました。それ自体は驚くべきことではありませんが、本年(2019年4月入学)は2人、そして他の国公立や早慶合格者も急激に伸ばしています。

都市大付属、都市大等々力ともに、最新合格実績での印象は、MARCHは当たり前、凡そ25%以上が国公立・早慶に合格(W合格に基づく情報のため推定が入ります)している印象を持っています。ほんの数年前は早慶合格は1桁でした、3か年推移でみると、進学実績は毎年、全体として伸びており、まだ伸びしろはあると見ています。

上図は都市大等々力の学園祭の様子ですが、こちら外部者も見学できます(詳細はお問い合わせください。)。学園祭では、クラスの催しとして入試相談コーナーがあり、優秀な学生が対応していました。また、子供向けの電動自動車など、小さい子供向けの工夫もありました。学生ゆえに裏表なく、真摯に対応してくれたことから非常に好印象の学園祭でしたよ。

東京都市大学二子幼稚園

二子幼稚園

最後に二子幼稚園の情報を簡単ですが載せておきます。

こちらは幼児教室が多い二子玉川に位置する幼稚園ですが、そのお受験イメージとは異なり、お受験幼稚園ではありません。
基本的に半数以上は公立小へ進学する、幼児らしく活発、元気なお子様が多い幼稚園です。
園庭からは東急電車が見え、電車好きにはたまらない立地です。また、東急との連携が多いことが特徴で、二子玉川ライズの施設を使ったイベントも多いです。

公立小進学が多いといってもお受験する方もいますので、典型的なお受験幼稚園を敬遠するご家庭の支持を集める幼稚園です。

入試情報

2018年4月度入園の考査は子供だけの個別考査と面接からなります。
最初は2階の講堂が待合室となり、子供は別室で順番に試験。
その後、1階に下りて、親子面接(面接は2~3部屋あり、空いた部屋に順次通される。)
面接の直前でお子様が保護者の前で、簡単なテストあり(四角の積み木を4つ程度使って、先生と同じように並べる。絵を見て先生の指定したものを答える)。
倍率は1倍前後で、この年次は穴場だったようですが、小中の人気上昇に伴い、今後内部進学者希望者とともに上がっていくでしょう。対策は、基本的な幼児教育をバランスよくこなしていれば、自然に対応できる内容の考査と思われます。



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