【2018年末~2021年3月】進度一覧表推移による公文生の生徒数、優秀者の進度と傾向

公文高進度2018

幼児期から小学校にかけて大人気の公文式。
賛否両論ありますが、誰しも存在を知っている無学年・スモールステップ方式の学習教室です。

我が家も公文式はお世話になっていますが、公文式の長短については客観的に見ています。
問題は至ってシンプルですので、自分でできる、思考が大事、又は高額という見解もあります。

幼児期に算数・国語の学習を早く進めたい方と、小学校低学年にたくさん取り組む方に二分されます。
どちらがおすすめ、ということはなく、両者ともやることをやれば伸びるように設計されています。

公文式はコロナ禍により、教室運営に大きな影響を受けたことは間違いないです。
教室による反復学習が肝でしたが、この通学に支障が生じ、通信教育を余儀なくされた時期もありました。

今回、コロナ禍の期間も含め、公文生にのみ配布される進度一覧表を長期間集計し、主要3教科(算数・数学、国語、英語)につき、優秀者の進度及び昨年度の生徒数、優秀者との増減を比較し、今後の傾向を見出したいと思います。

目次

全体的な傾向

3教科並べて比較すると、公文生自体の数は、コロナ前とコロナ後で二分できます。

文部科学省の平成30年度学校基本調査によると、幼稚園は120万8千人、幼保連携型認定こども園は60万4千人、小学校は642万8千人。保育園を含めた児童数で計算すると、凡そ幼児~小学校までの総数の5%~10%が公文のいずれかの科目に通っていることとなります。

公文も全体の受講生を開示しなくなったためその母集団はわかりにくくなっていますが、凡そ半数超がクリアしている進度一覧表の基準認定数は開示されているため、その推移と優秀者の推移により、公文生の推移も凡そ判断できます。

教科別進度一覧表基準: みんなの「がんばり」を応援 | 公文教育研究会 (kumon.ne.jp)

コロナ禍に入ると、どの科目も進度一覧表基準認定の達成者が激減する一方、数年先を進む子供が増えました(後述)。これはコロナ禍で公文を活用して先へ進んだ子供と、辞めてしまった子供の二極化が進んでいると推定しています。

今後学習指導要領が変わり、大学の試験制度も変わり、求められる能力も暗記する能力から思考力に変わっていきます。
公文は長年早期教育の代表的な習い事として人気がありますが、様々な意見があることも事実です。

最終教材修了者の数は、どの科目もわずかですが、公文においては前向きな辞め時も重要ということになります。
中学受験をする方は、幼児から始めて小学校2年生から3年生で卒業、また中学受験をしなくても、半分以上が小学校6年生で卒業します。

適切な開始時期としては、特にアドバンテージを取りたい方は年中頃まで、それ以降も小学校低学年頃までは、それぞれメリットがあります。なぜなら、始めるのが少し遅れたとしても、1枚あたりに取り組める枚数が多いので、どんどん取り返していけるからです。

算数・数学

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 2017年12月度2018年12月度2019年12月度2021年3月度2019年12月~2021年3月の増減同増減率
公文学習者総数638,463634,949526,416※
進度一覧基準認定者数344,445349,687344,369314,822-29,547-8.58%
2学年以上先を学習102,072105,093105,929104,647-1,282-1.26%
3学年以上先を学習41,78743,21144,09153,0398,94821.41%
小学生以下でJ以上5,6795,7325,8958,2862,39142.10%
小学校4年生以下でG161(方程式)10,18910,69810,77713,8903,11330.55%
幼児でG161(方程式)1361301692477857.35%
最終教材修了者2792392763719534.05%

※進度一覧の幼少未満~中3の学習者数を基に手計算で筆者集計

算数はコロナ禍で全体として進度一覧表基準認定の生徒数を大きく減らしていますが、3学年以上先となると逆転し、成績優秀者の数が伸びています。
ここから読み取れる点として、公文生全体に占める優秀者の比率が増えたということです。
つまり、公文を去る人も増えたが、継続して続けている方の数も伸びたということになります。

この中でひときわ難しいのが幼児でG161以上。これは凄い水準なのですが、2021年3月で247名と、コロナ前の2020年12月と比較して78名も増えました。

幼児には幼児優秀児課程テストというものがありますが、この基準はG200でこの3か月後。
ここに到達すれば、KUMON未来フォーラムという特別なプログラムに招待されるので、一つの目標としている児童が
多いですが、なかなか道は険しそうです。娘もまだBですからね、、、

下図は幼児期の全国ベスト20。凄いですね、年中でもう方程式の勉強をしている幼児が複数います。
流石に数は少ないので、特異なケースと思ってみていますが、年長になると上位者は当たり前のようですね。

公文進度一覧表 2018年12月 算数

国語

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 2017年12月度2018年12月度2019年12月度2021年3月度前年比増減前年比増減率
公文学習者総数456,976459,660402,772※
進度一覧基準認定者数196,305200,207201,301191,561-9,740-4.96%
2学年以上先を学習62,40163,45664,39065,3639731.56%
3学年以上先を学習28,61828,70528,95534,7375,78220.20%
小学生以下でJ以上4,3724,4164,5335,7371,20427.54%
小学校4年生以下でGI13,09213,05012,79515,2562,46118.80%
幼児でGI54496612256103.70%
最終教材修了者407321398422245.90%

※進度一覧の幼少未満~中3の学習者数を基に手計算で筆者集計

国語は全体の生徒数も増え、優秀者数も概ね増えていますが、やはりコロナ禍で進度一覧表基準認定の数は減りました。
しかし算数と同様、生徒数も優秀者も揃って増加傾向ですね。
娘は今、ぎりぎりオブジェをもらえる高進度ペースで文章題を取り組んでいますが、やはり小1の模試などは簡単に解けます。読解問題は大学までずっと続きますので、非常に良いトレーニングになっていると感じます。

私もどれか一つだけ選べるとしたら、算数と国語、迷いますが国語を選びます。
国語が算数や英語と少し違うと感じることは、代替の学習方法が少ないことです。

漢字やひらがなはもちろんたくさんありますが、スモールステップ方式で少しずつ難しくなっていく幼児向け文章題というのは、ありそうであまりありません。下図は国語の優秀者の進捗ですが、国語が算数と違う点は、解法がわかればとりあえず進んでいく算数とは話が違うことです。
読解ができなければ、前に進みません。このため、年少でC以上というのは、物凄いことであり、どのように解いていくのか
一度拝見したいほどです。

公文進度一覧表 2018年12月 国語1
公文進度一覧表 2018年12月 国語2

英語

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 2017年12月度2018年12月度2019年12月度2021年3月度前年比増減前年比増減率
公文学習者総数380,620377,400310,770※
進度一覧基準認定者数280,138287,423284,410251,919-32,491-11.60%
2学年以上先を学習168,690179,402180,434165,220-15,214-9.02%
3学年以上先を学習100,197108,647110,965105,777-5,188-5.18%
小学生以下でJ以上11,90112,92513,98617,5143,52829.64%
幼児でⅡ教材以上6866771365986.76%
最終教材修了者1,0981,0091,1091,42231328.51%

英語も構成比率、傾向が算数・数学と似ています。生徒数が減っていますが、優秀者数は増えています。

公文の英語もまた賛否両論あり、私も迷いながら受講していませんが、公文の英語は先へ先へ進みやすいようです。小学校低学年で英検を取得する方も多いです。英検とも相性が良いカリキュラムです。
近年は英英の学習スタイルが人気なので、こちらとはやや整合しない一面もあり、今後どうなるか評価が分かれそうです。

英語のニーズ自体は高まっていることから、生徒数が減り続けることはないと予想していますが、児童数が減っていく中の競合は激しいです。

下図は英語の優秀者進捗です。非常に差が大きく、英語がネイティブレベルにできれば、算数や国語よりもどんどん先へ進めていけることが読み取れます。年長で全教材終わりそうな方がいるのが驚きです!!

公文進度一覧表 2018年12月 英語1
公文進度一覧表 2018年12月 英語2

 【公文】算数(数学)・国語:全国優秀者ベスト20の驚愕の進度と教室選びの着眼点 | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

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