こどもちゃれんじの4年継続レビュー:費用と教材を客観比較(baby、ぷち、ぽけっと、ほっぷ、すてっぷ)

こどもちゃれんじ ぷち解説

今日は0歳6か月頃から、4年以上お世話になっている通信教材、こどもちゃれんじのこれまでの教材を、客観的な視点で比較し、レビューします。

こどもちゃれんじはベネッセが運営している伝統的な幼児向け通信教育ですが、今も昔も一番人気です。
私自身は小学校から高校まで進研ゼミでお世話になり、娘は幼児のこどもちゃれんじをほぼ終えつつありますので、親子2代でほぼコンプリートしたことになります。

今回、良い点、悪い点含めて、客観的な視点でお話したいと思います。

目次

こどもちゃれんじの特徴

まず通信教育におけるこどもちゃれんじの特徴からお話します。
他の通信教材では、Z会、スマイルゼミ、ポピー、がんばる舎などが人気教材としてよく比較されます。

通信教材全体の共通する特徴としては、安価、良質な教材、使用が各家庭の自主性による点です。

毎月絵本やCD、玩具など、年齢に合った教材が送られてきて、ご家庭のペースで勉強が進められます。

通信教育によるメリット・デメリットをまとめると、下記の通りです。

幼児通信教育のメリット

・いつでもどこでも勉強を進められる。
・初めての子育てで、月齢にあった教育が自然に行える。(トイレ、歯磨き、あいさつなど)
・漏れのない教育が可能なので、幼稚園受験に非常に有用
・全体として安価

幼児通信教育のデメリット

・自主性を重んじるため、教材を使わなければ溜まっていく。

通信教育は自主性に任せるところが大きいので、なかなか利用する機会が少なくて、教材を溜めてしまうケースが見受けられます。
溜まってくると、まず辞めてしまいます。これは小中高含めて同じことが言えますが、幼児に関しては遊びながら学びますので、親子ともども継続しやすい点が特徴です。

こどもちゃれんじの教材特徴と向いているお子様

こどもちゃれんじの日本での会員数は80万人ですが、中国など海外でも人気が高く、全世界で200万人程度の会員がいます。
こどもちゃれんじの特徴は下記の通りです。

・月齢に沿った日常生活、常識をしっかり学ぶ。
・エデュトイと呼ばれる知育玩具が継続的に届き、楽しみながら学習できる。
・幼児コースではタブレット学習はなし。運筆の練習は多い。

ベネッセは大学入試の新試験作成にも係わる業者で、教材の質の関する信頼性は高いです。
上述の通り、送られてきた教材を利用しないことには進みませんが、子供が楽しんで取り組むようになれば、勉強習慣もついて一石二鳥です。うまくはまれば、勉強しなさいと言わなくても机に向かう習慣ができます。

通信教材は全体的に安価ですが、2歳以上で、より安価で質を保ちたい方は幼児ポピーもおすすめです。
併せて比較すると宜しいかと思います。

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費用

こどもちゃれんじの2019年12月時点での費用は下記の通りです。
年払いであれば、月額2,000円未満で済ませることができます。

基本的にエデュトイだけで2,000円相当する品が多いので、CDや絵本を含めると、概ね倍以上の価値があります。
なぜそのような価値のある教材を提供できるかというと、会員数が多いので、スケールメリットを活かすことができるからです。

コース 対象 毎月払い 年間払いの場合の一か月あたり費用
baby 6か月 2,074 なし
ぷち 1歳~2歳 2,074 1,729
ぽけっと 2歳~3歳 2,379 1,980
ほっぷ 年少 2,379 1,980
すてっぷ 年中 2,379 1,980
じゃんぷ 年長 2,379 1,980

各コースの内容

下記に各コースの内容をご紹介していきます。
よく教材を知るからこそ、率直なレビューや客観的な評価も加えていきます。

結論から申し上げると、個人的にはぷち、ぽけっと、ほっぷは必須と言っても良いほどおすすめです。

baby

生後6か月から始まります。
まだ歩いたり、話したりできませんので、巧緻性を向上させる玩具や、絵本の読み聞かせが主たる教材です。

実際に体験した客観評価

こどもちゃれんじは非常に良教材ですが、babyの教材については、既に類似品を持っていたりすることが多いです。
このため、0歳の段階では、まだ慌てる必要はなく、思い立った時に検討する程度で良いかもしれません。

ぷち

1歳~2歳が対象です。
DVDや玩具が付属し、また日常生活をテーマに知育も本格的に始まります。
月齢に沿った子育てをするにあたり、こどもちゃれんじがあれば、漏れなく学ぶことができます。

DVDは日本語字幕がつき、更に英語字幕もつきます。
1~2歳を対象とした、このような教材は他の通信教材にはないので、非常に有用です。

実際に体験した客観評価

1歳になると、急に教材が充実したと感じました。
まだ通学できる習い事は限定されていることもあり、家庭学習として非常に重宝しました。
全体として、思いやりを意識した内容が多く、情緒安定に寄与したと考えています。

ぽけっと

2歳~3歳が対象です。
引き続き、DVDや玩具が付属しますが、このあたりになるとお子様が自己主張できるようになってきます。
また季節の行事などもふんだんに盛り込まれ、一年を通して全ての季節や行事を学ぶことができます。
あまり知られていませんが、幼稚園受験をする場合でも学ぶべき内容が漏れなく含まれているので、どのような方針のお子様にも有用です。

実際に体験した客観評価

一番有益な時期で、お着換えなどもスムーズにできるようになりましたし、勉強することへの好奇心も身に着きました。
幼稚園受験では、年齢相応の一般常識が求められますが、全てスムーズにこなすことができましたので、こどもちゃれんじのおかげでしょう。

ほっぷ

年少(3歳~4歳)が対象です。
ほっぷでは、おままごとなどの幼児遊びの他、運筆やひらがなの勉強もあり、遊びと学びが丁度半々で提供されるイメージの教材です。また、絵本でも、幼稚園や保育園を意識してか、日常生活で自主性を促す内容の題材が多いです。

実際に体験した客観評価

引き続き有益な時期です。この年齢になると、お子様が自主的に学べるようになってきました。
お着換えなどもスムーズにできるようになりましたし、勉強することへの好奇心も身に着きました。
この傾向はほっぷのあたりから今でも引き続き続いています。

すてっぷ

年中(4歳~5歳)が対象です。
すてっぷ総合コースでは、数、時計、文字についての学習が本格的に始まります。またエデュトイもプログラミングを意識した教材など、知育玩具としての特徴が強くなってきます。

また、年中からは、通常の「総合コース」に代えて、「思考力特化コース」を選択することができます。
思考力特化コースは、言い換えれば、早期学習などで一歩先に進んでいる方や、小学校受験をするためワークの数を増やしたい方向けの教材です。エデュトイも年に1回しかなく、ペーパーワークの勉強をする割合が増えます。

実際、娘も公文で読み書きや算数をできることもあり、やや通常のワークだけでは退屈しつつあったので、思考力特化コースにしました。

実際に体験した客観評価

思考力特化コースの設定は、早期学習で先に進んだ子供のニーズを満たすコースだと思います。
ボリュームは適切かと思われます。レベルが高いわけではないので、1人で解き進んで、即日終らせることも可能です。

娘は他に習い事があるので、1日や2日で終ってしまうぐらいがちょうど良いのですが、中にはボリュームが少なくて不満足に感じる方がいるかもしれないと思いました。年中にもなると、このような個人差は仕方がないことかと思います。

じゃんぷ

年長(4歳~5歳)が対象です。
じゃんぷの教材は、ひらがなに加えて言葉の読み書きだったり、お金の考え方など、小学校でスムーズに学習できるよう、必要な内容を学んでいきます。また、年長は全体としてエデュトイが優れものばかりです。

じゃんぷで学習していれば、小学校1年生でもらえる大人気の目覚まし時計、めざましコラショを先行してもらえます。
この目覚まし時計は、アナログとデジタルの同時表示に加えて、寝る前の30分前に声がけしてくれたり、起きるときに自分の名前を呼んで起こしてくれたりと、知育玩具としての機能がつまった優れものです。

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