筑波大学附属小学校は日本一出願者が多い国立小学校で有名です。
当ブログでは2018年11月に筑波大学付属小学校の記事を記載しまして、累計で5万PV以上のアクセスがあります。
たくさんの方に見て頂けるようになりましたので、昨年9月から記事内で
「筑波大学附属小学校受験予定のご家庭に伺います。宜しければ併願状況を教えてください。」
というアンケートを掲載させて頂きました。
ブログ内のアンケートにご回答いただける方は通常ごく少数ですが、長い時間を経て一定数ご回答いただき、また一定の傾向が見えてきましたので報告させて頂きます。
筑波大学附属小学校の併願状況
2019年9月5日~ 2019年12月24日 |
2019年12月25日~ 2020年7月27日 |
全期間 | ||||
2020年度受験 直前期 |
2021年度受験 基礎・応用期 |
|||||
アンケート内容 | 投票数 | 割合 | 投票数 | 割合 | 投票数 | 割合 |
私立小学校も併願する | 83 | 46.9% | 12 | 25.0% | 95 | 42.2% |
国立小学校のみ併願する | 71 | 40.1% | 27 | 56.3% | 98 | 43.6% |
筑波大学附属小学校のみ受験する | 23 | 13.0% | 9 | 18.8% | 32 | 14.2% |
合計 | 177 | 100.0% | 48 | 100.0% | 225 | 100.0% |
まず、今回のアンケートの背景として、下記を考慮する必要があります。
①筑波大学附属小学校の受験に興味がある方の回答であること→国立受験予定
②昨年の直前期は、コロナ禍の影響がないこと。
③本年の基礎・応用期はコロナ禍により影響を受け、また受験生も直前ではないので意識の違いがある可能性があること
すなわち、時期による変動要因としては大きく2つあって、一つはコロナ禍、もう一つは直前期における受験生のマインドの変化です。この二つの切り分けは難しいですが、年末に同時期で再度比較することで、一定の予測はできるようになるでしょう。
グラフにすると下記の通りです。
今のところ、非常に大きな違いが見受けられます。
筑波小受験予定者の私立小の併願に関しては概ね半減し、国立小の併願予定や、筑波小の単願割合が増加しています。
この傾向が正しいかどうかも、これから年末にかけての集計結果ではっきりすることになりますね。
私立小については、「コロナ禍のよる不況」によるマイナス要因と「私立の教育環境」によるプラス要因がありますが、今のところ前者の方が優勢のようにも思えます。不況による影響だけふまえれば、リーマンの時の経験上、国立受験者はそれほど減少しない可能性があります。
そもそも国立の本年の試験制度もかなり不透明ですが、9月より明らかになっていくでしょうからもうしばらく待ちましょう。
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