小学校受験の「語彙力」に悩んでいる方は是非見ていただければと思います。
小学校受験では、色々な形で語彙力が問われることが多いです。
語彙力は、幼児教室の先生などに安易に聞くと、「日々の生活の中で意識して教えるようにしましょう」
とか「意識して図鑑を見るようにしましょう」とか言われることがあるかもしれませんが、受験前にはあまり悠長なことは言ってられません。
しかしながら、この語彙力の強化に関して、大学受験の英単語集のように効率的に学習できるツールは限られています。
実際は、たくさんあるのですが、あまりに膨大だったりして効率性にかけます。
今回、必要な知識を確実に得られる教材を一挙ご紹介します。
こちら、単語集形式のものと、演習形式で分けてご紹介します。
おすすめは両者交互にやることです。前者は網羅されていても、頭に入っているか未知数です。
演習をやれば、頭に入りやすいので、確認しながら知識の幅を広げていくと良いでしょう。
単語集系
必要な単語を網羅する教材という意味で、フラッシュカードと図鑑があります。
フラッシュカード
フラッシュカードでおすすめはかなえちゃんです。
我が家も持っていますが、何が良いかというと分野別に分かれていることです。
名詞でやりたい分野から取り組んでいけば、弱点や頻出分野から効率よく抑えていくことができます。
こちら、数が多いので取り組むなら早めにとりくみたいところです。小さい頃からフラッシュカードに取り組んでいれば、抑えるのが非常に早いので得意分野となります。
フラッシュカードの利点は、図鑑と比べて頭に入っているかどうか、確認しやすい点です。
単語を言えるか試しながら進めることで飛躍的に語彙力をアップすることができます。
年中以下の場合は、公文のフラッシュカードもおすすめです。小学校受験で難関校を受験する場合は足りませんので、どこかでフォローするようにしてください。フラッシュカードについては下記記事にまとめてあります。

図鑑
図鑑でおすすめなのが、小学館の図鑑シリーズです。
非常に読みやすくて、買って間違いがないものが多いです。受験においても正攻法の勉強になりますので、真正面から取り組める点も利点です。もし図鑑好きになったら、面接で「図鑑を見るのが好きです」なんてそのまま言って、具体的な本を挙げたりワクワク語ることができればそれだけで好印象ですね。
受験上では、特におすすめは下記のような小学館の「○○の図鑑」シリーズです。
問題集
図鑑などの弱点は、網羅性はあるものの、覚えているかどうかは別物であることです。
単語が出てこないと、しり取りも、音を使う問題も解けません。
よって、問題集を解きながら覚えるという手もあります。
こちらのメリットは、繰り返せば繰り返すほど、頻出の問題が確実に解けるようになり、得点源になりやすいことです。
こちら、市販で買える問題集をご紹介しておきます。
言葉の問題に関しては、幼児教室で多額のお金を払う必要はなく、自学自習で抑えておくべきです。
能力育成問題集18 ことば (ピグマリオン|PYGLIシリーズ|小学校入試対策) (ピグリシリーズ)
能力育成問題集19 しりとり(ピグマリオン|PYGLIシリーズ|小学校入試対策) (ピグリシリーズ)
上記は難易度別で概ね、ひとりでとっくん→ばっちりくんドリル基礎→ピグマリオン→ばっちりくんドリル応用
の順に抑えておくと、スムーズに進みます。これらができるようになると、模試で安定します。
一冊当たり、200語~400語の単語をフォローすることができ、重要なものは繰り返し学習できるので定着しますが、既に学習を進めている方であれば、全てやらなくても良いと考えます。
概ね全てできる方であれば、30分もかからず1冊終えられます。全てスムーズに終えられれば、基礎はできていることになります。
間違いが1冊につき3,4問あれば、対象を広げればもっと出てくることになりますので、繰り返し学習すべきです。
娘の場合、しっかり抑えてきたつもりでしたが、「自動車」と読むところを「くるま」と呼んで間違ったことがありましたので、収穫もありました。この際、出てきた絵は、出題されていないものも学習しておくようにしています。
上級者を除き、復習できるようにするため、初回ではコピーするようにしてください。
これらは全て簡単に背表紙から切り離すことができますので、手差しが便利です。
手差し付きのプリンターを使う時は受験直前のみレンタルすると便利です。
数日で届き、メンテナンス・インク手配も不要です。

まとめ
網羅性 | 効率性 | 記憶確認 | その他 | |
フラッシュカード | 〇 | 〇 | 〇 | 網羅性あるカードは限られる |
図鑑 | ◎ | △ | △ | 好きになり、のめりこむと口頭試問や絵画にも良い影響。 |
問題集 | △ | ◎ | 〇 | 即効性があるが、応用に弱い |
フラッシュカード・図鑑・問題集、それぞれ長所・短所があります。
受験本番では問題集以外の+αが勝負を分けるのも事実で、バランスよく取り組むと良いでしょう。
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