【2022年度】早稲田実業学校初等部の受験情報まとめ(学費・倍率・受験辞退率・試験内容・進学)

今日は早稲田実業初等部のお話です。

早稲田実業初等部は、2001年の早稲田実業中等部・高等部の国分寺移転と男女共学化に伴い、2002年に開校しました。よって、確固たる早稲田ブランドの有力な系属校としての地位はありつつも、その歴史はまだ浅い学校です。

目次

基本情報

創立年度:2002年
創立者:大隈重信
児童数:約640名
教員数:約47名
制服:あり
土曜授業:なし
給食:あり
スクールバス:なし
編入・復学・帰国女子受け入れ:なし

アクセス

早稲田実業初等部はJR中央線国分寺駅・西武線国分寺駅より徒歩7分程度にあります。
生徒は先生方に見守られながら、自分で歩いて通学し、帰宅します。寄り道は禁止です。中には結構な距離を通学する学生もいるようですが、学校の方針として、通学距離に制限は設けていません。受験資格も同様です。

早稲田実業初等部2

学費

早実初等部の初年度学費は下記の通りです。

内容金額(円)
入学手続金650,000
授業料732,000
父母の会会費12,000
父母の会入会金2,000
合計1,396,000

早稲田実業初等部の位置づけと進路

系属・附属の違いや早実の位置づけは下記ご参照ください。
早稲田大学に一番入りやすい進路は?:一般入試・内部進学(附属校・系属校)比較

系属校ながら、早稲田大への進学はほぼ決まっており、2018年度の高等部卒業生394名のうち、383名が早稲田大へ進学しています。その他11人もほとんどが国立・私大医学部へ進学しています。この傾向は毎年変わりません。

学生は受験勉強に縛られることなく、自らの興味があることを追求することができます。このため、都心のご家庭にとっては遠方ですが、早実初等部は非常に人気があります。

校訓・特徴及び説明会

2021年度の6月、9月に予定されていた説明会は残念ながら中止となりました。

2020年度の説明会は、2019年6月2日(日)に早稲田実業初等部の説明会が早稲田大学で行われましたが、午前・午後の2部構成ありましたが、会場は満員でした。推計ですが、午前の部のみで、1,500人以上いたのではと思われます。

初等部の校是・校訓、早稲田大の進学先などは下記記事をご参照ください。

早稲田実業学校初等部の講演(説明会)と早稲田大学への推薦者数

2022年度の入試日程・試験内容:WEB出願に変更

募集要項、願書販売WEB出願に変更のためなし
募集人数計108名 男児72名 女児36名
出願期間2021年10月1日(金)・10月2日(土)(消印有効)
出願方法Web出願 (専用ウェブサイト)
検定料30,000円
一次試験
考査:本人
2021年11月1日(月)~11月5日(金)のうち1日を指定
一次合格発表2021年11月7日(日)8:00~(Web発表)
二次試験
面接:本人・保護者
2021年11月8日(月)~11月10日(水)のうち1日を指定
二次合格発表2021年11月12日(金)8:00~(Web発表)
入学手続2021年11月15日(月) 入学手続金振込 手続書類提出

2021年度考査

一次試験:考査

2021年度も例年と同様の順番で、男児が生年月日順で11月1日~2日(3日は男児のみか不明)、女児が早生まれ順で11月3日~5日となりました。

2021年度試験日程詳細

試験内容が簡素化され、考査の時間は実質45分程度。40人単位で一日に7回転。
受付後、控室の教室で親子待機。待ち時間が長いので折り紙か絵本は必須。

事前に配布された体温表を提出する必要がある。受験者、保護者ともに平熱を自己申告し、前日と当日朝の体温を記入。
37度を超えると、平熱と比較して異常がないことを証する必要がある。

番号札を右肩に貼るが、シールがはがれにくく、貼りにくいので注意。皆、帰ってくるとはがれかけていた。
試験中、子供は首から受験票をぶら下げるが、紐が長すぎるので短く結ぶと良い(試験官からも説明があるので問題ない)
待ち時間の間、親が読む書籍持参を推奨。周りに試験官はいないので、さほどジャンルに気を遣う必要はない。
途中、試験官が入ってきて受験生(幼児)を気遣うコメントあり。

・問題は全体として簡素化:日によって異なるがペーパー数枚分
・各回、ペーパー問題傾向は大きく異なり、幅広く様々な問題が出題。
・お話の記憶はテレビモニター使用
・巧緻性分野で市販品玩具を使うこともある。
・絵画はここ数年頻出だったが、出ない回も多い。
・絵画に代えて、プレイマイスが出題された回もある。
・途中、トイレへ行く局面もあった模様(全ての回か不明)
・赤クーピーのみ使用

二次試験:親子面接

面接官4名(校長、先生3名)
アクリル板が間に入っただけで、例年と同じ構成。

子供が前、それぞれ斜め後ろに両親。
子供中心に質問され、自立した対応が求められる。時には厳しい質問もある。
子供は振り向いたり、親に答えを求めたりするのは良くないとされている。

父親への質問
・子供の名前の由来
・コロナ禍におけるオンライン化の長所及び短所
・学校で子供に成長してほしいこと

母親への質問
・どんな人間に成長してほしいか
・子供が学校に行きたくないといったらどうするか
・学校の役割と家庭の役割でかんがえるところ

子供への質問
・幼稚園について質問(日々の遊びなど)
・お友達とどんなことをして遊ぶか。
・コロナでおうちにいたときに何をしていたか
・お友達とけんかになったことはありますか→回答によって色々と発展

試験倍率推移・受験倍率(2007年~2021年)

過去15年の応募者、受験者、合格者推移を基に、過去の傾向を分析したいと思います。
下図より、男女ともに概ね右肩上がりであることがわかります。

受験倍率の定義は
受験倍率=受験者÷合格者
です。この点、受験者の定義、合格者の定義により解釈が変わってきますのでご注意ください。

受験倍率を判断する場合の留意事項
①合格者は定員ベースなのか実合格者数なのか(実合格↑→倍率↓)
②出願者と受験者には乖離がある(受験者の方が↓→倍率↑)
③補欠合格が加味されているか(補欠いる→倍率↓)
④定員・合格者に内部進学が含まれているか(含む→合格者↓→倍率↑)

男子

スクロールできます
 応募者受験者1次合格1次合格
実質倍率
2次合格最終合格
実質倍率
2011年7095041204.2816.2
2012年6454951194.2786.3
2013年5894881134.3707.0
2014年5974671104.2885.3
2015年5224361153.8805.5
2016年5754851283.8845.8
2017年5413881352.9785.0
2018年6324881074.6776.3
2019年6505191234.2826.3
2020年6454981204.2855.9
2021年7076021254.8876.9
【男子】早稲田実業初等部 志願者・倍率推移 詳細 2011年~2021年

女子

スクロールできます
 応募者受験者1次合格1次合格
実質倍率
2次合格最終合格
実質倍率
2011年525442607.44210.5
2012年436336615.5487.0
2013年490418725.8587.2
2014年429365715.1517.2
2015年401301644.7437.0
2016年384287644.5417.0
2017年379302754.0446.9
2018年445369745.0458.2
2019年459404705.8439.4
2020年498440726.1459.8
2021年521449706.4489.4
【女子】早稲田実業初等部 志願者・倍率推移 詳細 2011年~2021年

過去15年の受験辞退率は?

直近2021年度と過年度で読み取れる点が何点かあります。
まず受験率です。過去15年に渡る受験率をまとめてみると下記の通り。平均受験率は男子が79.9%、女子が81.0%でした。
このため、凡そ2割は志望動機までしっかり書いて出願するものの、11月上旬の試験は受けないということとなります。

直近2021年度では、受験率は男子が85.1%、女子が86.2%でした。2021年度は例年と比較して男子の受験率が高かったですが、依然として受験率が低いです。この理由は、早稲田実業初等部の受験日が明確に読めないため、日程が合えば受験する、という受験予備群がいるためです。

この点、早実は出席を取る(履歴が残る)説明会がない学校ですので、直前になって出願しやすい学校であることも辞退率が多い一因と思われます。

このため、全ての公表数字において実際の受験者がいる以上、当記事では実際の受験者/実際の合格者にて合格倍率を比較していきます。男子と女子、明確に青と赤で分けてみました。同じ色で段になっているので、受験者の減少率が視覚的にわかります。

よくネット上にのっている受験倍率10倍以上という数字は、誤解を恐れずに言えば適切な表現ではありません。そもそも試験を受けていない方が合格することはないので、この人数に倍率に入れて判断するのはおかしいですよね?
このデータが広く出ていないから、表面倍率が一人歩きします。

また、早実は1次試験の日程が、他の学校の試験日が集中する11月1日を含め、11月5日までの5日間設定されています。近年は、11月1日から4日にかけて試験を実施し、5日は予備日のような位置づけです。試験は男子、女子の順で実施され、男子は生年月日順、女子は逆に3月生まれから遡っていきます。試験問題は各日午前と午後で異なるので、8パターン前後準備されていると考えられます。
いつ変更になるかわかりませんので、実際の試験日は10月中旬に受験票を受け取るまでわかりません。つまり、早実が人気校とはいっても、一定数の受験者は本命校が他にあり、被らなければ早実を受験しようという戦略の方も多くいます。

このため、この試験日程不明確な試験制度を採用する限り、受験者数は毎年8割~9割になると推定されます。
特に合格者数の多い男子は受験倍率も有利で、自信を持って良いと考えます。逆に、女子は合格者数自体を絞っているので、明らかに不利です。

2007年~2021年 受験者・合格倍率推移

次に合格倍率です。
上図の通り、女子は受験者が増えて一次合格が難化したものの、最終合格者が48名と人数が増えたため、最終合格倍率は前年比で9.8倍から9.4倍とやや緩和しました。一方で男子では、受験者が498人から602人に増加したため、倍率も5.9倍から6.9倍に難化しました。このように、早実は合格者数が違うため男女の難易度が全く異なり、女子の方が難関です。

2021年度の実際の日程割当

2021年度の考査は40人ずつ、一日に7回に分けて実施され、一日に280人ずつ実施されます。
試験は11月5日まで組まれ、受験番号はきっちり5日分の1400まで割り当てられています。このため、応募者は1400人近い人数と予想されます。女児の欠席者は確かに20%程度の印象でした。

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