今回は幼児・未就園児を対象とした東京の花火特集です。
花火は子供から大人まで楽しめ、1歳程度の赤ちゃんにとっても非常に大きな刺激となります。娘の場合は1歳6か月で見に行った花火で非常に興奮し、そこで花火の真似をした手遊びをするとしばらくそれだけでご機嫌になったほどです。
結論から申し上げると、花火大会は混雑しますが、入念に計画すれば家族で良い思い出となる良いイベントです。
2020年はコロナ渦で中止が相次ぎ不安定な状況が続きますが、6月1日の他、シークレット花火も日本全国で企画されているようです。花火の音はどこかしらで聞けるかもしれませんね。
花火大会観覧のメリット
- 無料(有料席を除く)
- 花火が何かということを、音や季節感とともに正確に理解できる。
- 夜間に外出する非日常が子供にとっては非常に楽しい。
- 家族が座ってのんびりするイベントは少ない。
花火大会観覧のデメリット
- ベビーカーの場合、混雑のため電車での帰宅が難しくなることもある。
- 結構な距離を歩いて、お子様が疲労困憊になる。
- 近すぎると、音や匂いが心配。
- 緊急時に、トイレや授乳室に駆け込めない。
- 帰宅が遅くなり、夜更かしにつながる。
- 泣いた時に動けず、周りに迷惑をかける恐れ。
最大の懸念は、混雑によるお子様の疲弊と、周りへの迷惑です。大人も場所取りなどで早いスピード感で動いていますので、子供がそのペースに巻き込まれると非常に疲れます。また歩けない場合はベビーカーですと安心ですが、今度は帰宅時の電車などで非常に気を遣います。場所によっては動けなくなってしまう危険もあるので、十分な下調べは必要となります。
要は、周りに迷惑をかけない場所がわかっていれば、問題はありません!
途中、コンビニなどが見つからない場合もあります。最低限下記のものは携帯しておきましょう。
・ビニールシート(軽量の携帯椅子もベター)
・虫よけシール
・お菓子・飲み物
・ウエットティッシュ
・携帯電話固定用ミニ三脚(持ちながら撮影する必要なく便利)
今回、ベビーカーでも行きやすく、座って見られる点、移動しやすい点(泣いたりしても速やかに移動できる点)を重視して、
幼児や赤ちゃんも安全に観覧できる花火大会と具体的な観覧場所をご紹介します。
無料で座って見られる、幼児におすすめの花火大会ベスト3
小さいお子様連れの場合、有料席を取らないご家庭が多いです。周りの迷惑を考えてのことでしょうが、正しい選択かと思います。子供は勝手なもので、飽きるのも人一倍早いですからね。
今回、実体験をもとに、無料でゆっくり座れて、移動が自由にできることを前提におすすめの花火大会を3つ挙げます。
エキサイティング花火2019 第44回 江戸川区花火大会 |
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開催日時 | 2019年8月3日(土)19:15~20:30 |
場所・アクセス | 都営地下鉄篠崎駅から徒歩15分 JR小岩駅または京成電鉄京成江戸川駅から徒歩25分 |
打上玉数・人数 | 1万4,000発、139万人 |
おすすめ | ベビーカー:★★★★★ 幼児徒歩:★★★★☆ |
特徴 | 東京都江戸川区と千葉県市川市で同時開催されます。オリンピックイヤーを除き、毎年いたばし花火大会と同日に行われ、分散します。 こちら、最寄り駅から河川敷に行くまでの距離がややある点を除けば、ほぼ完璧です。ベビーカーで行こうが、いつ行こうが、それなりに座って河川敷で座って花火を楽しめます。帰りの駅までの行列も板橋よりましです。 最初の5秒で1000発を打ち上げるオープニングと、フィナーレは圧巻です。 |
第41回世田谷区 たまがわ花火大会 第78回川崎市制記念多摩川花火大会 |
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開催日時 | 2019年10月5日(土)18:00~19:00 |
場所・アクセス | 東急田園都市線(大井町線)二子玉川駅と二子新地駅近くの河川敷 |
打上玉数・人数 | 各6,000発、世田谷39万人・川崎19万人 |
おすすめ | ベビーカー:★★★★☆ 幼児徒歩:★★★★★ |
特徴 | 多くの花火サイトで人気1位になる花火大会です。こちら、江戸川区の花火大会と比較すると、駅からの歩行距離は少なくなる一方、混雑度は増します。よって、ベビーカーは窮屈になる一方、幼児は楽かもしれません。河川敷は広いので、無料でも座って近くで楽しめます。 世田谷区と川崎市の二か所で開催され、場所が良ければ2つの花火を楽しめますが、どちらかに近寄ったほうが良いです。 事前に穴場を知っておかないと難民化する恐れがあります。おすすめ場所はこちら |
東京花火大祭~EDOMODE~ |
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開催日時 | 2019年は休止(残念!穴場は自信があるので覚えといてね!) |
場所・アクセス | ゆりかもめお台場海浜公園駅周辺、JR田町駅より徒歩20分の海沿い |
打上玉数 | 1万2,000発 |
おすすめ | ベビーカー:★★★★☆(田町側) 幼児徒歩:★★★★☆(田町側) |
特徴 | こちら、昨年復活したお台場花火です。土地勘があるので、運よく田町側に穴場を見つけることができました。お台場側に行った方は、混雑でえらい目に遭ったと思います。こちら穴場情報を記事と動画で説明してますので、百聞は一見に如かずということで! |
その他人気の花火大会の評価
上述した3つ以外も、人気の花火大会はたくさんあります。
下記いくつかピックアップします。
隅田川花火大会:台風来るも、2019年は無事開催!→2020年は中止!
2019年7月27日(土)19:00~20:30
隅田川花火大会は個人的には非常に大好きな花火大会です。橋を渡りながら、もしくは座ってみる花火は、浅草という土地柄もあり、非常に風情があります。
しかし!近隣の方を除き、赤ちゃんには不向きです。まず、人があまりにも多すぎる。有料席ならともかく、無料で場所取りをしようにも本気の大人たちがたくさんいるので、歩くだけで疲弊してしまいます。確実にベビーカーは邪魔になります。
また、帰りも電車が超混雑するので、遠方から来ている場合は帰宅するのが非常に大変です。幼児はここで披露して泣いてしまうこともあるでしょう。お金を出す場合を除き、小さいお子様を連れていくには慎重な判断が必要となる花火大会です。
なお、2019年は台風の影響でぎりぎりまで開催が危ぶまれたものの、雨はほとんど降らず無事開催となりました。
2013年、娘が産まれる前に妻と見に行ったのですが、開始30分後ぐらいに雨風がひどくなり、途中で中止になりました。暴風雨の中、帰宅までの道のりは散々。子供が泣く声もいたるところで聞こえました。この違いはまさに紙一重、人生のようです。
神宮外苑花火大会
2019年8月10日(土)19時30分~20時30分
神宮の花火大会も有名ですね。都心のど真ん中で打ち上げしますので、どこでも見える点がポイントです。
こちら、都心で座って見れるポイントは限られますが、幼児にただ花火を見せる、という点においては容易です。
ただ、神宮まで行ってしまうと超混雑し、隅田川と同様の状況になりますので、離れたところから見るのが良いでしょう。
研究されつくしているので、本当の穴場というものはなかなか見つけにくい花火大会です。
いたばし花火大会(戸田橋花火大会):2020年は5月開催予定でしたが中止!
2020年5月23日(土)19時~20時30分(時間は2019年度)
残念ながら中止が決定しました。以下は例年のご紹介です。
毎年、江戸川区花火大会と同じ8月第一土曜日の開催ですが、2020年はオリンピックのため早めに開催されます。
例年、3日は江戸川区と分散しますが、2020年は混む可能性があります。
いたばし花火大会は河川敷の良い席は有料席となり、土手の上からの観覧ができないため、無料席は江戸川区花火より幼児にとって窮屈な印象です。ただ、17時頃までに公式野球場に行けば、ナイアガラの角度は悪いですが、花火自体は近くで座って見られます。総延長700メートルに及ぶナイアガラの滝、フィナーレの天空のナイアガラは必見で、後者は無料席でも見られます。
花火当日の有料席(S席3,600円のみ)も16時から多数売り出され、18時30分頃に販売終了のアナウンスがされるまで購入できました。今回は当日席を購入しました。無料であれば、戸田公園駅、浮間舟渡駅、西台駅は混雑しますので、比較的落ち着いている高島平駅あたりから観覧するのも手です。
帰宅時は西台駅から始発の臨時電車が運行されます。会場から駅まで大混雑ですが、駅からは意外にも普通帰れます。(ディズニーランド閉園時の舞浜とおなじぐらいかな?)
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