【サッカー】久保建英選手が子供の頃の経歴から見える、結果を出す人の幼児期の共通点

久保建英 J3デビュー

今日は今月、18歳にしてサッカー日本A代表出場を果たした久保選手のお話です。

非常に注目されていますが、私自身、学生時代にサッカーを10年ほどやっていましたので、サッカーについてはプレーを見ればその方のレベルがわかります。

久保選手は一目見ればわかるサッカーセンスから、15歳ごろから注目していまして、まだ観客もまばらだった2016年の久保選手のJ3のデビュー戦に、駒沢まで見に行ったほどです。トップ画像はデビュー戦の画像ですが、同日、娘もサッカー初観戦を果たしました。

今回、久保選手の生い立ちを振り替えるとともに、これまで何度か紹介してきた天才たちとの共通点を見出したいと思います。

目次

久保選手のプロフィール:幼少期からJデビュー、東京オリンピックまでの軌跡

久保建英選手のプロフィール
生年月日:2001年6月4日(20歳)
出身、経歴:神奈川県川崎市麻生区
身長・体重:173cm、67kg
所属:レアル・マドリード
主な経歴:
2011~2015年:バルセロナ
2015年:FC東京U-15むさし
2016~2019年 :FC東京U-18、U-23、トップチーム、横浜マリノス
2019年~:日本代表招集、レアルマドリード(レンタルでマジョルカ→ビジャレアル→ヘタフェ→マジョルカ)
2021年:東京オリンピック日本代表
2022年:レアルソシエダへ移籍し、8月14日初出場初ゴールを決める

久保選手は2004年、3歳から父親がコーチでもある東京都稲城市の坂浜サッカークラブでサッカーを始めました。
坂浜サッカークラブは自然あふれるグラウンドで週3回も練習している強豪で、ナイター設備もあります。小学生でサッカーを練習している子は多いですが、週3回は多い方ですね。
中学生になると通常のサッカー部でも週5~7回練習をしますが、本気でサッカーをするなら遅くとも小学生の低学年のうちに、週3,4回の練習は必要でしょう。

ご自身の著書によると、久保選手のお父様はミサワホームで働くサラリーマンです。筑波大学の体育会蹴球部に4年間所属していましたが、著書でご自身は1軍の選手ではなかったと述べられています。ただ、大学の方針で近隣の小学生にサッカーを教えた経験があったようです。

久保選手に対しても、生まれる前からサッカーをやらせようと考えていたわけではなく、ボール遊びを通じて自然とサッカーをするようになったようです。ただ、年中の頃の夢は「プロサッカー選手」、年長の頃は「日本代表」、6歳になり、小学校1年生の頃は「バルサの選手になりたい」と、小さなころに思い描いた夢が徐々に具体化されています。
ちょうど娘が年長なので、サッカーを通じて成長していった久保選手の様子が想像できます。小学校3年生には、「日本代表になってワールドカップで優勝したい」にまでなったようです。

久保選手は、ロナウジーニョやメッシ、ロナウドといったトッププレイヤーのプレーを真似して育ったようです。今は同じリーガエスパニョーラでプレーし続けるメッシを相手に、同じグラウンドで試合しているわけですから、本当に物凄いことです。
サッカー経験者なら同じ思いと思いますが、久保選手のプレーは彼らレジェンドに似ています。足さばきが上手く、創造力にあふれ、人を魅了するプレーができる選手です。


これまで中盤で有名な選手の特徴は、中田選手はクレバー、中村選手はシュートセンス、本田選手はフィジカルなどなど、どちらかというと1人でドリブルで局面を打開する選手は少ない印象です。
日本ではドリブルでボールを持っていくものの、横パスを小刻みにちょんちょんとつないでいって、隙間を縫ってスルーパスで抜け出す組織的なプレーが多いですが、ロナウジーニョもメッシも、1人でボールを持って切り込んでいくことができますし、何をするんだろうとワクワクさせられます。

久保選手はこのようなタイプの選手で、サッカー漫画のキャプテン翼で言えば、主人公の翼くんとその相棒の岬君を足して2で割ったような選手、といった印象です。

久保選手は2009年、小学2年生になると、FCバルセロナのキャンプでMVPに選ばれていますので、ここで既に頭角を表しています。その後の中学生までの実績は下記の通りで、実に輝かしいものです。

2010年:FCバルセロナスクールの選抜選手となる。ベルギーのソデクソ・ヨーロピアン・ルーサスカップで大会MVP→川崎フロンターレの下部組織に入団
2011年:FCバルセロナの下部組織カンテラに入る。
2013年~14年:地中海カップU-12トーナメントで大会得点王とMVP。リーグ・カタルーニャ杯などのトーナメント制覇。
2015年:FCバルセロナの18歳未満の外国人選手登録違反→FC東京の下部組織に入団
2016年:FC東京U-18やユースサッカー選手権に出場し、中学生で得点王

この後、FC東京のトップチームに登録され、11月5日にJ3、史上最年少でAC長野パルセイロ選に出場することとなります。
これ以降は皆さまご存知の通り、FC東京と横浜マリノスを経て世界最高のチームの一つ、レアルマドリードへ移籍し、マヨルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカと期限付き移籍で修行中。

20歳にして国際経験豊富で尊敬するばかりです。
上記レンタル期間中は評価が厳しい時期もありましたが、東京オリンピックでは日本代表の中心としてチームを牽引し、南アフリカ、メキシコ、フランスと強豪ひしめく予選リーグで3戦3発と素晴らしい活躍をして全勝。

2022年はレアルソシエダに移籍し、移籍後初出場の場で即ゴールを決め、これ以上ないスタートを切りました。
久保選手の場合、周囲の信頼さえ得られれば(ボールが回ってくる選手)、活躍は間違いないと期待しています。

結果を出す人の幼児期の共通点

この点、色々な方の記事を書かせていただくなかで、プロの世界で結果を出す方々には共通点があることに気づきました。何だと思いますか?

イチローの幼児期の過ごし方から学びたいこと

仲邑菫(なかむらすみれ)さん、囲碁の英才特別枠で10歳でプロ棋士入り

それは、幼児期の共通点として親の多くがその道に精通していて、自分の時間の多くを子供の指導・教育のために注いだことです。
例えば、私自身はサッカーをやっていましたが、たとえ私が一生懸命テニスを娘に教えても、また娘が自分で興味を持ってスクールに通ったとしても、勝ち抜くのは大変と思います。基礎を理解して教えてあげる人が必要なんです。

皆さまそれぞれ昔打ち込んでいたスポーツや趣味など、特技がありますよね。
これを早い段階で、ご自身の時間をフルに使って子供に教え込むことで、その才能が開花する可能性が高くなるかもしれません。
夢がありますね、、、、

久保選手はサッカーを始めて、たった4,5年で才能が花開くこととなりました。もちろんその後の努力あってこそですが、最初の数年で非常に素晴らしい教育が施されたということになります。
家族で目標をもって、何かにひたすら打ち込むということは勇気のいることですし、素晴らしいことだと改めて実感します。

おれ、バルサに入る!

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久保 建史
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