2020年の新学習指導要領の全面導入により、小学校も大学も英語で求められるものが変わり、両者ともに聞く、話す、読む、書くといった4技能のアウトプットが今後求められるようになります。
これにより、英語を勉強するニーズが高まり、それを見越して今は非常に多彩な選択肢があります。
英語を勉強する選択肢としては、大きく4つに分類できます。
・昔ながらの教室に通学するスタイル。
・昔ながらの通信教材で、自学自習するタイプ。
・安価・お手軽・ネイティブで近年人気のオンライン英会話。
・ネイティブの長時間英語漬けで近年人気の英語学童保育。
前半二つは私が子供の頃もありました。一方、後半二つは近年人気が出てきたものです。
今回、これらの選択肢のうち、どの教材を選択するかの指針とするため、4つを比較したいと思います。
英語教室比較
教室通学 | 通信教材 | オンライン英会話 | 英語学童保育 | |
月謝・費用 | 普通 | 安価 | 安価 | 高額 |
英語に触れる時間 | 短い傾向 | 自由 | 長時間可 | 長時間可 |
時間に融通 | 決まった時間 | 自由 | 変更可 | 決まった時間 |
ネイティブ | 教室による | ネイティブ | ネイティブが多い | ネイティブ |
それぞれ、ざっくり分類してみました。
まず費用面ですが、通信教材とオンライン英会話は安いことが特徴です。通信教材はいつやっても良いので時間に全く制約されない長所がある一方、高い意識を持たないと教材が溜まっていくので、結局やらずに時が過ぎ去る、、、ということはよくあります。オンライン英会話は時間を決めて設定する分、計画立てて進めやすいですが、通信教材よりは高いです。
教室通学になると、どうしても教室運営費がかかるので、オンライン英会話より割高。このあたりになると、週2,3回行くのが難しく、週に1回だけ、1時間のみということになるケースが多いです。これに代わり、近年は長時間預かってくれる英語学童保育が人気です。なぜ人気かと言うと、2月から集計している当ブログの記事ランキングで本日現在、英語学童保育の記事が一番人気だからです!
次に、4つを細かく見ていきましょう。
教室通学のメリット・デメリット
教室通学は、昔ながらの教室通学と、一工夫ある英語教室に分類できます。
これらに共通するメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
・聞く、話す、読む、書くの4技能の勉強に一番即している。
・週に3,4回通うことができれば、他よりも有用
デメリット
・週に1回、1時間だけでは短すぎて身に着かない。
・昔ながらのやり方で、教育方法が古い場合がある。(楽しく英語に触れるだけで目的設定がない)
最近は通学でも、英語と体育を組み合わせ、値段も高額になったマイジムや、オールイングリッシュでマンツーマンなど多彩なプログラムを取り入れて時代についていこうとするシェーンなど、変化に対応している教室と、昔ながらの学習塾の差が開きつつあります。
大きな欠点は勉強時間が短くなりがちな点にあります。裏を返せば、たくさん通ったり、自習をしっかりするのであれば、否定する理由もありません。
おすすめの通学教室はこちら
・シェーン英会話(2歳~):かっちり、きっちり英語をしっかり勉強。
・ECCジュニア(2歳~):オーソドックスにバランスの取れた伝統校。
・アミティー(6か月~):気楽さNo.1。振替も気楽。先生も気楽。アットホーム。
通信教材のメリット・デメリット
通信教材は、毎月送られてくるタイプと、一回で購入するタイプに分類できます。
これらに共通するメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
・自分のペースで学習できる。
・非常に安価。
・やる気になればいくらでも学べる。
デメリット
・子供が嫌がり、放置されるケースが多い。
・聞く、話す、読む、書くの4技能のうち、アウトプットに関してはやや不向き。
通信教材は非常に安価のため、手を出しやすく一般にはおすすめです。
しかしながら、自分で動かなければ全く成長しないため、親子ともども時間を割いて興味を持って取り組むことが必要です。
特に幼児は無理やりやらせても身に着かないことが多いので、楽しく勉強できる工夫が必要です。
おすすめの通信教材はこちら
・こどもちゃれんじ(0歳~):お行儀からお受験までバランスよく
・Z会幼児コース(年少~):思考力重視の教材
・スマイルゼミ(年少~):唯一の幼児タブレット教材
・幼児ポピー(2歳~):最安!必要なものをお手軽に!
オンライン英会話のメリット・デメリット
オンライン英会話は、スカイプで授業するタイプと、専用回線を利用するタイプに分類できます。
どちらかというと、前者は古いタイプで、後者は新しいです。
費用は大差ありませんが、前者の方が少し安いことが多いです。
これらに共通するメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
・自分のペースで学習できる。
・安価。
・やる気になればいくらでも学べる。
・通学が必要ないので時短にもつながる。
デメリット
・直接対峙しない分だけ、4技能の習得に関してわずかに、通学より不利。
これと言ったデメリットがないのが特徴です。実際に我が家もお世話になっています。
英語学童保育のメリット・デメリット
英語学童保育は、学校のアフターサービスとして提供されるサービスと、関係なく預かってくれるタイプに分類できます。
両者に共通するメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
・長時間預かってもらえるため、この間に働くこともできる。
・長時間預かってもらえるため、英語に触れる時間も長い。
デメリット
・一般に高額
・時間当たりの英語学習効果が正しいかどうかはわからない。
最近非常に流行っています。娘が通っている教室も既に満員です。
上記メリットが期待される一方で、懸念要素もあります。授業をリアルタイムで見ていないので正確にはわからないのですが、
外国人教師の意識が薄ければ、学習効果が薄いことになります。色々先生を見ていて、能力差がかなりあるな、と感じることがあるのも事実です。講師経験からすぐにわかりますが、中にはさしたる教育ポリシーないままに、ただバイトで来てテンション高めで子供と遊びながら時間を潰しているだけ、という感覚の先生もいます。一般に高額ということもあり、教室や先生の見極めは重要です。
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