今日のテーマは多くの小学校受験で超頻出の問題であるお話の記憶です。
お話の記憶とは
学校によってボリュームや難易度は異なりますが、概ね5分~7分程度短いお話を読み上げ、この後いくつかの設問で、話の内容を問う問題です。
登場するキャラクターや季節、行動を正確に覚え、応用になると推定が必要となるケースもあります。
柔軟に記憶できるお子様は、最終的に大人よりも出来がよくなります。正直、私は既に娘に負けています。
国立・私立小学校では、「聞く力」を非常に重要視しており、お話の記憶がでる学校は凡そ全体の8割~9割ぐらいではないでしょうか。このため、通常勉強を避けて通れない分野となります。
お話の記憶が得意になるコツ
大人ですと聞き漏らしが怖く感じますが、子供視点ですと、まずマニュアルよりも週間・慣れが重要です。
たまに教室で覚え方をお話されたりしますが、本質ではないと思われます。
部分的には関与しますが、幼児に解法パターンを話して1週間でできるようになった!ということは通常あり得ません。
幼児は頭の吸収力が凄いので、小学校受験のお話の記憶であれば、覚え方やマニュアルは必要なく、地道な読み聞かせでトレーニングを重ねると、対局を掴んで全て覚えられるようになります。これが応用力にもつながります。
先日、模試の成績を開示しましたが、お話の記憶の点数は平均より高い傾向にあります。
毎回出題されるので、この点数が安定すると、毎回高得点が期待されます。
この目安ですが、年中から週に一回程度問題として取り組んでいれば、平均的なレベルには達します。
まだ足りないと思われる場合は、自宅学習を併用すれば、得意分野になるでしょう。年中後半からは毎日が理想です。
この点、自宅での勉強方法は様々ですが、お話の記憶は日常の読み聞かせと連動してトレーニングするのが効果的です。
読み聞かせは小学校受験と関係なく、非常に有用な勉強方法と言われています。このため、読み聞かせの後に、本の内容を質問する癖をつければよいです。勉強方法は結構シンプルです。
小学校受験に特化する場合は、読み聞かせと連動して学習できる、下記「1話5分の読み聞かせお話集」はとてもおすすめです。
小学校受験では、桃太郎、浦島太郎、一寸法師、さるかに合戦など、昔話のストーリーを聞かれることもあります。
こちらは頻出のお話を題材としつつ、お話の要旨や、設問もついています。
昔話の理解とともに、お話の記憶のトレーニングを、毎日の日課として進めることができます。
このようなトレーニングをするかしないかで、非常に差がつきます。少なくとも苦手になることはないでしょう。
就寝前に読み聞かせを常時行っているご家庭はそのままで十分かと思いますが、特段何もしていない場合は是非おためしあれ。