昨日、6歳にして英検2級に合格した大分のお子様の報道があり、驚きました。
本日の記事は、この他日々お付き合いさせて頂いている方々を事例に、幼児期の英語学習をうまく進めている方は何が違うのか探っていきたいと思います。
まずは報道の大分のお子様ですが、、英検2級と言うと、大学受験レベルで、高校で学習する文法もしっかり解けないと合格しません。また、面接もあります。英検2級は私はごく普通に高校で合格しましたけど、問題は大学受験並です。
実際のところ、ネイティブ並の環境があればリスニングや面接は2級も対応可能な範囲と思うのですが、文法まで入れるとなると相当な早期学習が必要となります。2級は文法を大学受験並みに理解しないと合格できません。この間に準2級もありますからね。
こちらのお子様は0歳6か月からスクールに通い、3歳から英検受験を開始。5歳に3級に合格して、2020年の1月~2月の試験は不合格だったものの、10月~11月で合格したとのこと。
参照:大分合同新聞
6歳で英検2級に合格 大分市の中島愛菜ちゃん – 大分のニュースなら 大分合同新聞プレミアムオンライン Gate (oita-press.co.jp)
これまで様々なお子様の学習環境を参考にさせて頂きましたが、文法の対応まで入れると6歳ももちろん、5歳での合格はかなり厳しいと思われ、これ以上の記録更新は難しいのではないでしょうか。
というよりこれ以上記録を更新しようとすると、流石に他に犠牲にするものが多そうな予感。
正解はありませんが、近年はバランスよく取り組むゼネラリストよりも、特定の分野で飛びぬけた能力を発揮するスペシャリスト型が望ましいとされる風潮があり、一つの努力の成果として非常に参考になりますね。
幸い、当ブログでは親しくされている方がたくさんおり、英語に関しては力を入れているご家庭がたくさんいらっしゃいます。
下記は過去に紹介させて頂いた方々で、ほとんどは今も現役で、それぞれ凄いお子様に成長されています。
5歳で英検準2級挑戦中の方もいて、、、本当に凄いです。
ツイッターで人気の英語育児ママをご紹介 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
この点、幼児のうちに英語で成果を出したいと考える場合、ある程度必要な要件があると考えています。
目安として、簡単な日常会話が滞りなくでき、英検受験するのであれば3級~4級など合格すれば十分凄いですから、このレベルに幼児期に到達することを目安に、下記お話したいと思います。
幼児期に英語で成果を出す子供の共通点
毎日継続する
ほぼ全員に共通するところですが、力を入れているご家庭は継続して英語学習を取り組んでいます。
ネイティブと同様に環境にいかに近づけられるかという点がポイントで、日本語学習も大事な時期ですから両立も重要です。
英会話の学習の流れで単語を覚えるのは良いですが、単語から入る学習は要領が悪く、毎日継続するとバランスよく学習することが可能となります。
通学の際は、本気であれば週に複数回通うことをおすすめします。費用面で気になる場合はオンライン英会話も良いでしょう。
オンライン英会話でうまく結果が出ない場合は、これまた回数を重視したほうがよいかもしれません。毎日30分程度の授業であれば、当然に毎日しないと上達はなかなかしないと思います。逆に、時間を伸ばして毎日学習すればきっと早期に伸びます。
最近はオンライン英会話も数が増えて、サービスの質も向上しています。
娘も小学校受験が終わってから毎日楽しんでやってますが、質・サービスが向上したと感じています。
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0歳から英語のシャワー
日本語と同様、0歳から2歳はいかに英語を教えたとしても話すことはできませんが、凄まじい吸収力で情報をインプットしています。この時期は聞き流し、読み聞かせが有効で、どんどん英語で話しかけていきましょう。
この時期は成果が見えにくい時期ですが、効果は後になって表れてくるはずです。教えて損はないと理解いただけると良いかと思います。聞き流し教材としては、我が家はアルクのエンジェルコースにお世話になりました。一方、上記ツイッターで結果を出している猛者の方々はディズニーが多いようですね。
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選択と集中
幼児期は比較的時間的な制約がなく、遊ぶのも学ぶのも自由ですが、できることは限られていますから、まずは親の判断が必要となります。
英語に関しては、毎日ネイティブと同等の環境を提供することで、リスニングやスピーキングに関しては自然と上達していきます。一方で、英検準二級や二級の学習までの突出した学習となると、かなりの先取りで文法や単語など意識して取り組んでいく必要があります。
突出した成果が必要なのかという議論もありますが、今回はこの議論はさておき、相応に話せるようになるには、時間をかけないといけないことは事実です。時間をかけるということは、外遊びや他の学習の時間、家族で過ごす時間などが減りますから、その点も踏まえて判断する必要があります。
この点、小学校受験で難関校を受験する場合、多くのご家庭が時間を費やしますから、この間は効果的な英語学習が難しくなります。我が家もここでやや遅れてしまったと言えます。
自分から学習する
大学受験まで全てに共通し、他の学習にも通じるところですが、人に言われるのではなく、自分から机に向かって学習できることが重要です。メリハリをつけて、遊んだ後は勉強するわけですが、これは幼児でもできるというよりも、幼児だからこそできるとも言えます。
この点は娘は得意としていて、必要な環境を与えはするものの、やりなさいというようなことはここ最近言ったことがありません。コツは自分で計画を立てさせることと、なんで勉強するのか子供なりに納得することが重要とな考えています。
【幼児~小学生低学年】自分から勉強する習慣をつける「おうちの時間割りボード」
一人ではなく、親子で学ぶ
上述の「自分から学習する」と関連する論点です。
自分から学習を始めた時は、一人でコツコツとさせるのではなく、声掛けをしたり、一緒に勉強したり、教えたり、何かとかかわりを持つと良い相乗効果を生みます。
一人でやりたいときも、親も自分の勉強や仕事をすると、子供もその背中を見て育ちますので、勉強が進むことがあります。
親子のコミュニケーションにもつながりますし、子供にとっては、親子で学ぶというよりも遊んでいる感覚に近くなります。
読み書きも学ぶ
私自身は幼児期の英語学習において、簡単な日常英会話ができていれば十分と考えており、そこを目標と考えていますが、英検を受験させる場合は、どうしても正しいリーディング能力が必要となります。
英検は学習の進捗を把握する有効なツールですから、受験されるのは良いと思います。
読んでわかるようにするためにはやはり書くのが有効で、年中~年長では場合によって書く練習もしたほうが良いかも知れません。これからは4技能ですからね。
近年はコロナの関係でオンラインがより注目されていますが、書くという取り組みがなくなることはまだまだないと思われます。忘れてしまっても手が覚えているということがありますからね。
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