【2021年秋】ロックダウン・夏休み延長・オンラインになった場合の子供の自宅学習・幼児教室・お受験対策指針

2021年8月20日現在、東京のコロナ陽性感染者は連日5,000人を超えています。
これを受けて、まだ政府は消極的なものの、知事会からロックダウンに向けた動きも出てきています。

知事会、ロックダウンの検討要求 国に緊急提言へ(共同通信) – Yahoo!ニュース

この背景にはパラリンピックがあるとも言われていますが、このままコロナが沈静化せずにこの人数が続けば、議論は日に日に高まっていくでしょう。また、強制力はないものの、政府の分科会からは、学校の夏休み延長やオンライン対応を検討する考えも表明されています。

この点、ロックダウンと聞いて、子供の教育面において参考になるのは2020年4月7日から始まった1回目の緊急事態宣言です。

この際、学校もお休みになり、幼児教室もお休みになりました。この結果、学習をする機会がなくなった子供達の日々の環境が二極化し、オンラインなどを通じて学習を継続する子と、何もしない子に分かれました。小学校受験においても塾が一斉にお休みになったのはこの時期だけです。

我が家はどちらかというと自学自習傾向が強かったので、戸惑いながらも家庭学習やオンライン中心で乗り切り、結果として5月以降、この時期に大きく成績が伸び、最終的に合格することができました。

この間も毎日ブログを更新してきましたので、当時の状況を振り返りながら、万が一のロックダウンにも備えつつ、緊急時の対応について考えたいと思います。
もし宜しければ、昨年の4月あたりの記事をご覧いただければ、当時の教室の動きもわかると思います。

目次

昨年の緊急事態宣言との違い

小学生までの子供に関連する緊急事態宣言の昨年との比較は下記の通りです。

2020年4月2021年1月2021年9月?
緊急事態宣言1回目緊急事態宣言2回目ロックダウン??
学校・園休校となった休校予定はない休校?
幼児教室・塾ほとんど休室となった休室予定はないオンライン?
オンライン環境順次整備おおむね整備済オンライン?

今後の展開で変わりうるところですが、学校や教室が稼働しない時、大きな影響を与えます。
幼稚園や学校は全体として、2021年以降お休みになっておらず、混乱は限定的です。

但し、ロックダウンとなれば当然に、外出を伴うものは全てが制約され、2020年4月よりも厳しい対応となるでしょう。

自宅学習:タブレット系教材の枯渇に注意

緊急時でも学習できる通信教材は非常に有用で、コロナ禍の間に選択肢も増えています。
しかし、ロックダウンになり、特に学校や園が休みになると、「タブレット」が市場で枯渇します。

IPADも売切れ、タブレット系の通信教材も数か月待ちとなりました。

両者とも4月になってから注文しても数か月待ちで、7月になってようやくタブレットが届く状態でした。
緊急事態宣言が開けてから届くイメージです。
このため、ロックダウンになってしまったら、その間何を使って学ぶのか、代替手段を素早く検討しましょう。

【ベビー・幼児】人気の知育通信教育・デジタル教材:おすすめ診断と年齢別比較 | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

小学校受験:お教室の代替を確保

昨年は2月から3月にかけて、街からマスクやトイレットペーパーが一斉に消えた混乱の中、幼児教室の対応はまちまちで、多くの教室はまだ稼働していました。4月7日からようやく足並みを揃えて、解除されたあとも様子を見つつ、凡そ1か月~2か月前後お休みとなりました。このため、受験生が形式的には(個人塾は動いている教室もあったため)同条件で幼児教室がなくなり、全体として対策が遅れました。


一方で、オンラインにいち早く対応した一部教室や家庭教師教室もありました。ここでどう過ごすかで差がついたと思われます。

【小学校受験】しながわ目黒こどもスクールが無料でオンライン動画授業&ペーパー教材配信 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

【小学校受験】学研のオンライン家庭教師の受講レポ:通学との比較、費用、効果 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

本年は休室までには至りませんが、個人的には通塾を非難する気にはなれません。
なぜなら、ここで完全に通塾をやめてしまうと、どうしても特定の分野(集団行動・運動・お行儀など)の面で差がついてしまう可能性も否定できないからです。

昨日の下記ブログ記事でもお話しましたが、オンラインのメリットもありますので、両者使い分けてリスクヘッジするのが良いかなと考えます。子供は重症化するリスクが低いといっても、全てにおいて親がついて回りますので、どうしても密になり、一定のリスクにさらされます。あとは変異株についても油断ならないところですね。

【幼児・お受験】オンライン授業のメリット・デメリットまとめ | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

緊急事態宣言・ロックダウンを逆手に取ってペーパー学習を進める

緊急事態宣言、ロックダウン下では、できるだけ自宅でいることを要請されます。
これは子供にとってストレスのかかるところですが、全員同条件ですから、受験対策上はピンチをチャンスに変えることもできます。

小学校受験の論点は実にたくさんあります。

小学校受験の学習論点記事総まとめ | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

コロナ禍で取り組みやすいペーパー学習を進めて、今のうちに仕上げてしまいましょう。
元々、冬から3月にかけて、コロナと関係なくペーパーに力を入れる時期です。
これまでいくつか学習パターンをご紹介してきましたが、王道は冬の間に基礎論点を完全に終わらせることです。お話の記憶など、家で代替できることは山ほどあります。

お子様が気持ちよく勉強するコツは、同じことばかりやるのではなく、色々な学習を色々な角度から学ぶことと思われます。
昨年の我が家の勉強方針は下記にまとめています。この後、夏場から良い調子で進みました。

5月~6月の我が家の小学校受験戦略:オンライン攻略と自宅学習が軸 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

自宅学習を効率よく進めるため、手差し機能のついたコピー機は必須です。まだお持ちでない方は調達しましょう。
機能の優先順位は手差し、両面、A3、枚数、スピードあたりかと思います。
我が家は下記をレンタルしていましたが、ニーズに応じてレンタルでも購入でもどちらでも良いです。

【小学校受験・中学校受験】プリント革命の手差し付き業務用プリンタレンタルで超効率化 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

とにかく、まずは基礎です。
過去問を超える難問に取り組む必要はなく、過去問について本命校は複数の教材に取り組んでも良いかと思います。
業者は基本的に受験生の聞き取りから問題を作成していますので、問題は似て非なるものとなり、共通点から試験の傾向も俯瞰できます。志望校だけの問題ではなく他の学校の教材など、幅広く取り組む余裕があるのも今のうちです。

【小学校受験】おすすめ過去問題集比較(伸芽会・ニチガク・理英会) | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

昨年2020年度は、急に絵画が出たり折り紙が出たり、意表を突く出題が見られました。
結果として併願者が得をするケースも散見されましたが、難問が出たわけではありません。
結果として、今年できる対策としては基礎を幅広くがポイントかと思います。

小学校受験・幼稚園受験に役立つ幼児通信教育教材・自習教材 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)

あとは、コロナがどこで収束するかで2021年秋の試験傾向も変わってくるでしょう。遅くなればなるほど、2020年のような簡素化を踏襲する可能性が高まりますし、回復していれば行動観察の出題も復活していくかもしれません。

運動もできる範囲でフォロー

幼児は皆、体を動かすのが大好きです。

室内で運動できればベストですが、もし外出してもよい環境であれば、可能な時間に散歩にでかけると良いでしょう。
幼児(の多く)は家族で歩いているだけで楽しんでくれます。

体を動かすことで勉強へ良い相乗効果を与えますので、是非積極的に体を動かして遊ぶ時間を作ってあげてください。

マンションの場合は、騒音防止のマットもありますので、室内遊びには有用でしょう。

家族の時間を大切に

先月12月4日に伺ったアンケートですが、約1か月で、下記のような解答を頂きました。

【アンケート】小学校入学前の数か月におけるお子様の教育方針で、近いものを宜しければ教えてください(複数回答可)。

家族で過ごす時間を増やす (27%, 13 Votes)
子供らしく遊んでありのまま過ごす (23%, 11 Votes)
将来を見据えて塾・習い事を調査する (19%, 9 Votes)
スポーツ・体力づくりに力を入れる (15%, 7 Votes)
英語など語学学習に注力する (8%, 4 Votes)
特定の文化・芸術・趣味に没頭する (6%, 3 Votes)
コロナ禍で家庭学習に留める (2%, 1 Votes)

年長にも言えることですが、幼児期は子供が長く家にいる最後の時間でもあります。
小学生からは独り立ちしていきますからね。

コロナを理由に家で働くパパも多いはず。このような時間は今だけですから、家族に時間を大切にしたいですね。
臭いことを言うようですが、やはりこのような時間は長い人生の中で、貴重な時間だと思います。

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