本日は小学校受験・幼稚園受験に焦点を絞って、通信教材・自習教材をまとめました。
通信教育教材は安定供給されるけど問題を選べない点、自習教材は自分で調査する必要がありますが必要な範囲を自分で選べる点がポイントです。
小学校受験における通信教育教材の有効性と注意点
これまで小学校受験、幼稚園受験準備に取り組みつつ、通信教材を一通りやってきましたので、長所と短所をお話します。
役立つポイント
まず有益な面ですが、幼児教室に毎日通学して万全の対応をしている方でも、ごく基本的な内容をとりこぼしてしまったり漏れが生じることが多々あります。
2020年秋の小学校受験の傾向は、遠浅のイメージでいます。簡素化されて、試験傾向が変わりました。
このため、難しくないけど急に絵画が出ましたとか、一般常識が出ましたとか、予想外の展開が多かったです。2021年も早くも3月で、この傾向を一定程度引きずる可能性があります。
幼児教室はあくまで小学校受験で過去に出題された問題事例を集め、わかりやすく教える取り組みをしています。
しかし、小学校側は幼児が生活の中で通常体験する事例に即して出題することが多いです。
このため、常識的な内容であっても過去に出題されていない事例には弱い傾向があります。
思考力を要求される問題や、生活常識、日用品の使い方、動植物に関する問題などに多いように思います。
例えばボール投げ一つとってみても、高額な幼児教室で数回投げる練習をするより、公園で毎日ボール遊びしている方がずっと上手に取り組むでしょうし、図形問題にしても、自由な発想で頭の中で柔軟に考えられるお子様は、初見の問題も解けてしまいます。
また、もう一つは幼児教室に丸投げ状態になると、逆に網羅性に欠けることがあります。
小学校受験の学習論点は基本的な事項だけでも幅広いですが、それをセレクションするのは教室側です。幼児教室で選ばれなかったけど、後述する基本的な問題集で誰もができるような問題を間違うとジエンドです。この類の問題は毎年のように出題されています。
この点、ばかにできないのがお馴染みの幼児通信教材や市販の自習教材です。
これらは小学校受験の上級者にとっては簡単な問題が多い傾向がありますが、痒いところに手が届く論点が散見されます。
見逃せないのが、これらはマニアックな論点ではなく、常識的な論点ばかりであり、伝統的名門校が好きな論点がたくさん掲載されていることです。道徳面や絵本教材などもあり、ここで出た内容は多くのお子様の目に触れて常識となり、試験で差がつく問題となりえます。
小学校受験教材は難しいので時にストレスを感じて嫌がってしまうお子様もいますが、簡単な問題であれば、続けられてやる気につながるという一側面もあります。また、何より物凄く安価です。小学校受験の通学教室は1分換算で概ね100円以上かかりますが、通信教材は月額数千円で収まります。
注意すべきポイント
一方、注意点もあります。
幼児向け通信教育教材は、幼児教室での学習を補完する上でコスパ良く役立つ一面がある一方で、通信教育だけで小学校受験が完結すると考えるのは危険です。
一か月あたりの問題集は、小学校受験の標準的な学習量の一日分程度にすぎませんから、足りません。
通信教育は優良問題が含まれる一方、網羅性には問題があるので、あくまで学習を補完する教材としての位置付けとして考えるのが望ましいです。
通信教育で小学校受験向けと明記している教材はありません。
教材ごとに、小学校受験に向いている教材か否かで分かれるだけです。
このため、全体のボリューム感で問題がある場合がほとんどです。
一番小学校受験に近いのが、モコモコゼミ、Z会年長、こどもちゃれんじ思考力コースです。
平均的には、一か月分の教材で小学校受験の1日~2日程度の勉強量しかありません。
小学校受験は、倍率10倍を超える難関小学校もあれば、倍率1倍台の学校もたくさんあります。
倍率1倍台の学校は辞退や補欠合格も多いので、かなりの実質合格率となります。
表現が難しいですが、8割~9割がた合格する学校であれば、結果的に通信教育だけで対応し得るでしょうが、倍率が高い学校となると、厳しくなってきます。
問題量をこなす必要があるので、後述する自習教材もご参考にして頂ければと思います。
小学校受験に強い幼児通信教材ランキング
当ブログのアンケート結果では、小学校受験に人気の上位8社は下記のようになりました
- こどもちゃれんじ (35%, 15 Votes)
- Z会 幼児コース (16%, 7 Votes)
- がんばる舎 (12%, 5 Votes)
- ワンダーボックス (9%, 4 Votes)
- スマイルゼミ 幼児コース (7%, 3 Votes)
- RISU算数・RISUきっず (7%, 3 Votes)
- 幼児ポピー (5%, 2 Votes)
- モコモコゼミ (2%, 1 Votes)
小学校受験生が多い当ブログ内のアンケート結果では、こどもちゃれんじがトップで、
Z会 幼児コースとがんばる舎、ワンダーボックスが続きます。
こどもちゃれんじでは生活習慣まで幅広く抑えられる点、Z会は難関校で必要とされる思考力を養えるという点で人気ですね。がんばる舎は公文と似たペーパー形式の授業で、小学校受験の基礎問題も含みます。
ワンダーボックスは小学校受験で重要な図形センスで差をつける優良教材です。
モコモコゼミは知名度がまだまだかな?というところですが、こぐま会とSAPIXのタッグで教材の品質は良いです。
※まなびwithは2021年4月から名探偵コナンゼミに変わり、対象が小学生となりましたので省きました。
小学校受験 通信教材と出題分野対応
教材にはそれぞれに個性がありますので、今回、小学校受験に必要とされる分野を抽出し、各分野に強いと思われる教材をまとめてみました。何かと費用がかかる試験になりますので、高品質、低価格の通信教材は思わぬ助け舟になることもあります。毎年実際に、教材の関係論点が出題されています。
通信教材 | 難易度 | ペーパー | 生活常識 | 思考・推理 | 動植物・理科 | 図形(発展) |
こどもちゃれんじ | 低~高 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
幼児ポピー | 低 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
Z会 幼児コース | 中~高 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 | |
スマイルゼミ 幼児コース | 低~中 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | |
がんばる舎 | 中 | 〇 | ||||
ワンダーボックス | 低~高 | ◎ | ◎ | |||
RISU算数 | 低~高 | 〇 | ||||
モコモコゼミ | 中 | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ |
教材特性から、それぞれ強いと思われる分野に〇を付してあります。詳細は公式HPで内容を比較頂ければと思います。
同じようで、大きな違いがあります。
生活常識を抑えるのでば、こどもちゃれんじやスマイルゼミが一番です。
こどもちゃれんじは歴史もあり、実に多くの教育関係者が目を通す幼児の教科書のような存在です。
通年で学習していれば、年齢相応の学習分野を漏れなく抑えることができます。
スマイルゼミも、最新2020年12月などであれば、冬至の意味など細かいところまで説明されていました。音声付きで子供が自分一人で学習できる点が特徴で、こどもちゃれんじよりやや幅広いようにも感じます。
全てが出題形式で解答していくため、できるようになった点を確認しながら進めることができます。
タブレットはスマイルゼミとワンダーボックス、RISUとありますがそれぞれ強みが異なります。
スマイルゼミはこどもちゃれんじと学習内容が被るタブレット教材、ワンダーボックスは遊びの延長として高度な図形、思考力養成、RISUは算数の延長として図形や系列もあります。
算数の人気幼児教材(公文・RISUきっず・ワンダーボックス)学習比較 | 幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
ペーパーに特化しているのががんばる舎。こちらは公文の学習範囲を幼児教材全般に広げたようなイメージ。
小学校受験のレベルとしてはやや簡単すぎるかもしれません。SAPIXや四谷大塚の入塾テスト対策には丁度良い感じですが。
幼稚園受験に強い幼児通信教材
小学校受験を見据えた場合、多くは幼稚園受験も必要となることが多いです。
幼稚園受験においては、ペーパーというよりも、年齢相応の言葉の発達、日常生活の常識、情緒の安定を見られます。
ベビーでも対応できる幼児通信教材はそう多くはありませんが、0歳や1歳から余裕をもって学べるこどもちゃれんじ、ベビーくもんが人気です。また、2歳からは幼児ポピーも加わり、選択肢が広がってきます。
最近ではこぐま会とSAPIX提携のモコモコゼミも注目ですね。小学校受験の2年分でお世話になりましたが、教材の質としてはぴか一です。
お受験幼稚園の合格までの記録はこちらにまとめてあります。
小学校受験・幼稚園受験に強い人気の通信教育教材
こどもちゃれんじ
対象年齢 | 0歳~年長 |
コース | 0歳:baby、1歳:ぷち、2歳:ぽけっと、年少:ほっぷ、年中:すてっぷ、年長:じゃんぷ |
教材 | ワーク・絵本・映像教材・エデュトイ(知育玩具)・動画配信 |
費用 | 入会金0円 12か月一括払い 23,760円(月額1,980円)、毎月払い2,379円 |
教材の効果 | ・月齢に合った経験を漏れなく行うことができる。 ・幼稚園受験、小学校受験を予定している方(生活習慣に直結した学びが多いため)。 ・情緒豊かな子供が育つように配慮した教材。 ・DVDで同じ画面で日本語字幕、英語字幕を出すことができる。 ・英語やサイエンスなど、格安でオプション講座を追加できる。 |
デメリット | ・ペーパー面では簡単という声もある。 |
こどもちゃれんじはペーパーから生活常識まで幅広くカバーし、幼稚園受験から小学校受験にかけて、季節に関する知識、行事も一通り押さえられます。思考力養成コースではペーパー強化も図れますので情報量も優れます。
下記は年中思考力特化コース(2020年2月号)の展開図。2021年度の洗足学園小学校の試験で展開図が出題されました。こちらの教材で遊んでいれば良い結果が期待できたかもしれません。
幼児ポピー
対象年齢 | 2歳~年長 |
コース | 2歳~3歳:ももちゃん、年少:きいどり、年中:あかどり、年長:あおどり ポピーKidsEnglish |
教材 | ワーク絵本・デジタルコンテンツ |
費用(税込) | 入会金0円 ももちゃん、きいどり:980円 あかどり、あおどり:980円 ポピーKids English:1,680円 |
教材の効果 | ・余分な教材を省き質が高い教材を安価で提供 ・WEBアプリでゲームや英語の歌が楽しめる。 Kids English ・ぽぴぺんで能動的な英語学習をマイペースで行える。 ・英語絵本で無理なく確実にステップアップ。 |
デメリット | ・ボリュームが少ないので、すぐに終わってしますという声もある。 |
ポピーは高品質で安価がポイントで、難易度も優しいです。お受験幼児教室の数分程度の料金で、一か月分の教材が手に入ります。ボリュームも少ないので、生活常識面でフォローしたい初学者におすすめです。
Z会 幼児コース
対象年齢 | 年少~年長 |
コース | 幼児コース年少、年中、年長 |
教材 | ワーク・体験型教材 |
費用 | 入会金0円 12か月一括払い 22,440円(月額1,870円) 6か月一括払い 12,540円(月額2,090円) 毎月払い2,200円 |
教材の効果 | ・知育玩具は他で自分で選び、メリハリある考える教育を重視。 ・体験型学習の内容が小学校受験に出ることも。 ・こどもちゃれんじよりわずかに安い。 |
デメリット | ・真っすぐ学びを行う分、こどもちゃれんじより教材の幅は少ない。 |
Z会は「考える」ことを重視するので、どちらかというとアクティブラーニング的な、先を見据えた学習が多いです。うまくはまれば、小学校受験の質問で存在感ある回答をしてくれるでしょう。添削課題も自由度が高く、軽い条件の下で何かを表現するという取り組みは、幼稚舎や早実初等部など難関校の小学校受験と通じるものもあります。
年長後半になって気付きますが、小学校受験後である年明け1月以降も小学校受験向けの良質な問題が並びます。
Z会については、必要に応じて先取りするのも良いでしょう。
スマイルゼミ
対象年齢 | 年中~年長 |
コース | 年中コース、年長コース |
教材 | タブレット学習(ひらがな、ことば、かず、とけい、かたち、えいご、ちえ、せいかつ、しぜん、英語プレミアム) |
費用(税込) | 専用タブレット料金9,980円 12か月一括払い 35,760円(月額2,980円) 6か月一括払い 19,200円(月額3,200円) 毎月払い3,600円※継続割引あり 2年目:月額100円引き、3年目:月額200円引き、、、6年目で最大月額600円引き |
教材の効果 | ・幼児でタブレット付きの総合学習が行えるのはスマイルゼミだけ。 ・現在、タブレット品切れ中で、6月頃まで予約待ちの人気。 ・学べる範囲が広く、小学校受験に非常に有益 ・英語の先取り学習が可能 |
デメリット | ・運筆練習ができない。 |
スマイルゼミはタブレット学習で、運筆の練習ができない代わりに、基本的かつ幅広い分野を楽々学習できます。
ワンダーボックス
対象年齢 | 4歳~10歳 |
コース | コースなし |
教材 | アプリコンテンツによるタブレット・スマホ学習、アプリと連動する学習キット、パズル教材 |
費用(税込) | 入会金0円 12か月一括払い:3,700円/月 6か月一括払い:4,000円/月 毎月払い:4,200円/月 きょうだい追加1,850円/月 ※キャンペーンコード【opJTZo1fPgTA】で8%引き |
教材の効果 | ・シンクシンクの拡大版を含む、プログラミング学習、パズル、図形センス、論理的思考を養うなど多数の学習コンテンツ。 ・WEBを通じて他の子供たちの作品などを共有できる。 ・タブレットとスマホ、両方にインストールでき、外出時に使い分けることができる。 ・紙媒体などのキットが付属し、アプリと連動して学習できる。 ・将来の小学校受験、中学受験と相性の良い教材構成 |
デメリット | ・運筆練習ができない。 |
ワンダーボックスは2019年から始まった新しいサービスでThinkThinkのワンダーラボが運営しています。非常に豊富なコンテンツで図形学習を動画を見ながら学習ができます。これを毎日やっていると、小学校受験の図形問題に関してセンスが磨かれ、応用問題が出たほうが有利になります。本日ご紹介する中で、一番難易度の幅が広い教材となります。
RISUきっず(算数)
対象年齢 | 年中~年長 |
コース | コースなし |
教材 | 算数特化のタブレット学習、東大生のフォロー、動画配信 |
費用(税込) | 入会金、タブレット料金0円 年間一括29,760円(月額2,480円) |
教材の効果 | ・書くのが苦手な幼児期に、タブレットを利用してサクサク先取りできる。 ・東大生の質が高いメールフォロー、動画配信が受けられる。 ・カリキュラムが終わったら、RISU算数へ進んで更に先取りできる。 ・計算だけでなく、論理的思考を養う問題が豊富 |
デメリット | ・運筆練習ができない。 |
RISU算数は公文の算数と被る競合の位置づけですが、小学校受験で頻出の数の問題に非常に有用です。小学校受験において、四則演算は必要ないとされていますが、考え方は足し算から割り算までバッチリ出ます。実際は計算できると見直しや検算ができますのでやはり有利です。
例えば下記、結構難しいですよね。RISUを取る場合、RISUきっずは小学校受験生には簡単すぎますからRISU算数をおすすめします。RISUきっずで小学校受験に通じる問題は概ね年少~年中前半ぐらいのレベル感です。
モコモコゼミ
対象年齢 | 1歳~6歳 |
コース | プチ、プレ、年少~年長 |
教材 | お受験特化の通信教材+動画フォロー |
費用(税込) | 算数強化トレーニング 1,480円/月 プチコース (1-2歳) 1,280円/月 プレコース (2-3歳) 2,420円/月 +980円(モコモコチャンネル任意) 年少コース (3-4歳) 2,420円/月 +980円(モコモコチャンネル任意) 年中コース (4-5歳) 2,420円/月 +980円(モコモコチャンネル任意) 年長コース (5-6歳) 2,420円/月 +980円(モコモコチャンネル任意) |
教材の効果 | ・こぐま会とSAPIXの最強タッグで質に定評あり ・幼稚園受験・小学校受験にほぼ特化 ・算数強化トレーニングは中学受験も見据えた教材 ・モコモコチャンネルの読み上げ機能で自習&聞く練習 |
デメリット | ・小学校受験を見据えると、ボリュームがやや物足りない |
モコモコゼミは旧ハローキティゼミで、2020年4月より名称が変わりました。娘は年少から年中にかけて、ハローキティゼミを全て一年先取りして最後まで終わらせました。こぐま会監修、SAPIX提携と教材がしっかりしています。
モコモコゼミになって追加されたオンラインの読み上げ機能は非常に魅力的です。
基礎学習や、プラスアルファの学習として、年中の際に取り組むとちょうど良いと思われます(詳細記事はこちら)
小学校受験に強い人気の自習教材
お受験はペーパー学習の属性が強いので、市販の自習教材も非常に有用です。
特徴的なのが、全て一冊1,000円を下回るものが多く、通学に比べて非常に安価なことです。
人気はこぐまかいのひとりでとっくん、理英会のばっちりくんシリーズ、ピグマリオンの能力育成問題集に分類され、それぞれ比較すると下記の通りです。
会社 | シリーズ | 難易度 | 特徴 |
こぐま会 | ひとりでとっくん | 低~高 | ひらがなが読めれば一人で自習可能、網羅性〇 |
理英会 | ばっちりくんドリル | 低~高 | 全て基礎と応用に分かれて便利。絵が綺麗。網羅性〇 |
ピグマリオン | 能力育成問題集 | 中~高 | 特定分野の思考力を要請するスモールステップ方式 |
下記、それぞれ特徴と教材をご紹介します。リンクで飛ぶと教材別の細かい説明があります。
それぞれ単元ごとに全部できるようになると、基本的にその分野は得意分野となります。
全てできるようになると、幼児教室へ毎日のように通わなくてもペーパーでは成績上位者になれます。
娘はこぐま会、理英会は志望校で出題されやすい分野から潰して8割がた終わらせました。ピグマリオンは半分程度ですが、教材は非常に良質で上級者におすすめ。
最終的に、娘は幼児教室への通学は少なめ(大手はレギュラー授業なし)ながら、難関校模試で2番まで上がりました。もちろん順位の理由はこの教材だけではないのですが、ここで出題されているレベルの問題を解けていない方が多くいます。これは幼児教室任せにすると、ペーパー論点の網羅性に欠けることも一因にあると考えています。
大手教室がタブレットでもできる小受向けペーパー用自習教材を出していますが、タブレットの試験は小学校受験で出題されませんので、中途半端な印象。運筆練習を兼ねる下記3教材が個人的にはおすすめです。タブレット学習であれば動きがあって思考力を深堀できるワンダーボックスやRISU、幅広く学べるスマイルゼミの方が完成度高く、コスパが良いと感じます。
こぐま会「ひとりでとっくん」
非常に種類が多いです。年齢ごとに区分された単元ごとの問題集に加えて、学校別の問題集、更に難関校は難易度別に分かれています。このため、初学者から最後まで使い倒せます。難関校の問題集ではこぐま会で出ている問題を解けないと落ちることになりますので、早期対策は必須となります。
単元ごとの問題集は全てひらがなで問題が書かれているので、自分一人で問題集を進められます。このため、親がつきっきりでいなくてもよく、親は非常に助かります。
年中以下で時間があれば、毎日取り組む365日シリーズもおすすめです。
理英会「バッチリくんドリル」
こぐま会と同様、単元ごとの問題集があります。同様に種類が多いのですが、こぐま会との違いは、全ての単元が基礎と応用に分かれていて、絵が綺麗なことです。一方で、問題が漢字で書かれているので、親がついてあげる必要があります。
こちらの過去記事でいくつかこぐま会と比較レビューしていますので、宜しければご参照ください。
ピグマリオン「能力育成問題集」
なんとなく難しいイメージがあるピグマリオン教材。
中級から始まるイメージで確かに難しいですが、理英会の応用と難易度はほぼ同じです。
どちらかというと、同じ類の問題をスモールステップ方式でどんどん難しくするイメージです。
細かい点図形や立体図形など非常に考えさせられる問題が多く、難関校を受験する場合はおすすめの問題集です。
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