【小学校受験】志望動向別、併願計画の立て方まとめ

いよいよ小学校受験が本格化しますね。
半年後には受験が始まっていますので、ここからあっという間です。

本日は、昨年の受験経験に基づき、併願計画をお話したいと思います。

まず、皆さま受験スタンスがいくつかあると思います。

・国立一本の強気派。
・大学附属校、中学受験校など、カテゴリごとの志望はあるが、特定の学校は決まっていない。
・難関小だけ受験

目次

国立のみ受験される方

国立だけ受験されるご家庭は、どちらかというと受験に対して大らかなスタンスの方が多いです。
また、試験範囲が限定されるため、年長4月からでも間に合うという点も特徴的です。

国立ごとに求められる内容が異なるため、併願数を絞れば更に効率化を図ることができますが、昨年の実績ですと、東京都心にお住まいの方は、茗荷谷の人気三校、筑波やお茶の水、竹早などの人気校はそもそも受験できずに終わる可能性もあるので注意が必要です。昨年は特に厳しく、上記3校に提出して、概ね半分は全滅という計算になります。

このため、国立専願の場合は、準備をしやすいものの、受験できずに終わるという結末もあることを念頭に置かなければいけません。

国立の併願については下記にまとめています。

国立小学校を最大限併願するための住所戦略

【東京都】国立小学校の併願・人気状況から予測する筑波小合格者の他校受験動向

筑波大学附属小学校の併願予定(私立小・国立小)は?2020年度との比較検証

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大学附属校・中学受験校など特定の学校が決まっていない方

近年大学受験の一般枠が狭くなってきていること、受験内容が多様化していることから、大学までの内部進学を決めておきたい意向のご家庭は多いですね。
この点、志望校を比較的緩やかに考えていて、幼稚舎志望だが、横浜初等部もいいな、、、早稲田も併願したいな、、、学習院や青山はどうかな、、というような思考の方は多いのではないでしょうか。

この他、中学受験実績のある私立小を目指す場合も複数併願される方が多いですね。
洗足や都市大は、当ブログを開始して以来ずっと推しの学校なのですが、実のある学校と考えます。それぞれ中学受験で最難関中の高い実績を上げながら、中高(洗足は男子はありませんが)のレベルも高いです。この他、中学受験で結果を出す私立小はたくさんあります。

複数併願される場合の戦略としてまず言えることは、今のうちに志望校を確定しておき、直前で追加しないことです。
一校増える度に、予想以上に負荷が増えます。また直前に追加すると、学校との関わりがないことから相対的に不利になる場合もありますし、願書も冴えなくなります。

学校との関わりとは、学校説明会の参加の履歴を残したり、現場での先生方とのお話を繰り返して、なんとなく顔を覚えて頂くことです。これはコネや縁故といったものではなく、学校への興味や関心を行動で表す、ゼロかプラスにしかならない、日々の積み重ねです。
一度経験がありますが、学校説明会で当たった先生が実際の面接官になると、やはりスムーズに運びます。

併願計画ですが、まず東京に先駆けて実施される埼玉、神奈川をどうするか、というお話が出ますね。
埼玉は距離の関係で受験しませんでしたので割愛しますが、神奈川は優良な私立小がたくさんあります。

今のうちに気になる学校に足を運び、ご家庭の方針に合った学校が通学圏にあれば、是非ご検討されると良いでしょう。
ここで志望校に合格すれば、お子様にとっては何にも代えがたい自信となり、11月の東京でも力を最大限発揮することが期待されます。

ただ、こちらも直前で心配になったから受けよう、というのは避けて頂ければと思います。
学校イベントの参加履歴をどの程度重視するかは学校次第ですが、一定の倍率がある学校であれば、4月からの全参加でぎりぎり間に合うか否か、という所かと思います。上述の通り、早くから動いている方は十分に準備を進めています。

受験校数は様々ですが、日程の関係で受験できるかどうかわからない学校も出てきます。
こちらも願書を書けば良い話なので、念のため出願しておきましょう。
私見になりますが、一日に複数受験するのはお子様の混乱のもとなので、疲れも出てきます。
わずかな差が受験では目立ちますので、できるだけ控えたいところです。

小学校受験においては滑り止めという考え方はあまり持たない方が良いと思われます。
確かに合格率が高い学校もありますが、折角準備したからという理由で本意ではない学校を抑えるメリットはあまりなく、気になる学校全てに全力で取り組んで受験したほうが望ましいです。補欠合格も含めれば、広く期待できます。

受験校数は人それぞれですが、当ブログのアンケートでは、私立だけで4~5校、国立入れて7~8校が多いようです。
中には10校以上出願されている方もいますが、出願ベースであればおかしな話ではないと思われます。

【小学校受験】2021年度は何校併願した?複数出願のメリット・デメリット

【小学校受験】人気小学校の合格発表日一覧と補欠繰上合格のタイミング

難関小のみ受験される方

年少以前から準備されてきた実力者は、難関小学校のみ絞って受験される方も多いですね。
難関小の定義が難しいですが、概ね倍率が5倍以上の学校を意図しています。

併願実態として、難関小のみ受験される方も、神奈川の難関校を受験される方が非常に多いです。
また、志望度は人それぞれですが、国立を併願される方も多いです。
このため、出願数として、単願となる方は極めて少ないと認識しています。

難関校のみの受験はリスクの高い受験となりますが、多くの試験が行われる11月上旬、早慶、筑波(昨年度のみ)の結果が出る中旬と徐々に合格者が抜けていきますので、後に行われる試験は、見かけの受験倍率より合格可能性は高まっていきます。

11月下旬の横浜初等部二次、学芸大学附属各校、12月で抽選が通ればお茶の水など、有力校はまだ残っていますので、こちらも受験できるよう事前に出願しておくと良いかもしれません。

大泉は引っ越し前提であれば指定地域外からでも受験できます。一次抽選も9割通過で、二次は狭き門になりますが、その後の抽選はなし。実力勝負ですが、このあたりの時期であれば、多くの方が抜けています。

慶応義塾幼稚舎・横浜初等部・早稲田実業初等部の受験準備と試験日程、併願対策

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