今回は、幼児期の学習準備から小学校1年生入学直後にフォーカスを当ててみたいと思います。
幼児期は早期学習についてよく議論されますが、小学生になると賛成論と反対論が拮抗し、小学校高学年になると、特に都心では中学受験をする方が多数派になりますので議論が消滅します。
この選択について私個人の見解としては、子供のことを考えてよく考えた結果であれば、どれも間違いではなく、他者の選択を尊重する派です。幼小はもちろん、中学受験も相応に親の意向が反映されていますから、子供主体の高校受験や大学受験と大きく異なる点で、ある意味共通しています。
この過程で学びの習慣を止めないことは意識しています。
年長の小学校受験後は、学習ペースを娘に任せて自立を促しました。
娘に渡した教材は図形など知恵カテゴリの学習に力を入れましたが、基礎として小学校受験のペーパーを繰り返し学んだのも結果として良かったです。
小学校1年生になると模試で実力試しできる機会がたくさんありますが、今のところ小学校1年生対象のテストでもなんとか相応の順位を維持しているようです。しばらくは勉強ペースについて口を出さず、自然体でこのまま推移を見守りたいと思います。
中学受験を念頭に置く方、学習習慣をつけたい附属小のお子様は一部既に学習塾に通ったり、模試を受けたりしていますね。
将来の中学受験で競争がある国立小の方は特に動き出しが早い。
確かに、4月はまだ学校に慣れていないので、焦らずじっくりで良いと考えます。
しかし、子供は慣れるのも早いです。学校が楽しい、勉強が楽しいという回答が返ってきて、習い事でも体験などで子供からやりたいという突き上げがあれば、通わせても良いと考えます。
なぜなら、勉強したい、習い事に通いたいと自分から言うことは考え方によっては好ましいことで、来年になっても同じことを言っているかはわからないからです。モンテッソーリの敏感期の考え方にも通じます。
勉強しなさいと言わないことで、成績も伸びやすくなります。
我が家は小学校低学年の間に色々な教材や習い事、塾を体験してますが、高学年になったら娘の意思も反映して固定したいと思います。
小学校一年生で、規模が大きいと思われる模試は、6月の四谷大塚の全国統一小学生テストです。
年に2回実施され、こちらは特に中学受験を想定したものではありません。
凡そ15万人が受験する試験と称され、全小学生の2%~3%が受験していると考えると相当の規模です。
内容は小学校1年生の学習進度を超えない範囲とされており、結果として知恵カテゴリの問題が多いです。
よって、ケアレスミスがあるかないかぐらいなもので、小学校受験生はまだ有利に進められる時期です。
お子様にもよりますが、小学校受験塾を楽しいと感じて終えたお子様の多くは、このような学びを楽しいと感じるようです。加えて、受験のようなストレスもなく、時間も適度で、難しくもなく、上位に立って自信になるからです。
サピックスや四谷大塚、早稲田アカデミー、エルカミノなど人気学習塾でも、早い子供は学習を始めています。
ブログ内アンケートによると、大学付属小のお子様も割合は少数ですが、学習習慣を確保するために通っている、または検討されています。
サピックスを例に挙げると、こちら厳しい競争のイメージがありますが、この時期はテストの平均点もまだまだ低めです。テストでは図形の組み合わせ問題などは平均点が低く、単純な読み書き以上の学習がまだ不十分であることがわかります。
今後、中学受験を志す方がぐっと伸びてくるので熾烈な競争となりますが、ほとんどの方が最初から秀才ではなく、これからの努力によって伸びてくることは明確です。焦る必要はないですね。
中受の有無にかかわらずこの時期で塾の点数を気にする必要もないと考えます。
一方で、結果が出ればお子様のやる気や自信につながるメリットもあります。中学受験を検討する場合、小学校3年生頃から始めると巻き返すことが難しくなることもあるので、やはり自信や興味を引き出したり、学習習慣を定着させっる種まきは必要でしょう。
出題される知恵カテゴリの問題など、幼児期に取り組んできたことを分解すると整理しやすいです。
現時点で必要と考えられる能力は下記の通りです。
隣に我が家で取り組んできた中で良かったものを挙げておきます。共感できる点があれば参考にしていただければと思います。
・情報処理能力・・公文算数、RISU
・読解力・・読み聞かせ、お話の記憶、公文国語
・図形・・小受問題集(図形)、ワンダーボックス
・語彙力・・小受問題集(言語)
・創造力・・小学校受験教室、Z会添削
市販問題集も1年生になると、洗練された優良な教材が多いです。
しかしながら、問題集が膨大にあるので、無計画に手を出すと、結果が出ない場合に迷ってしまうのでご注意を。
成果がすぐに表れにくいのは、図形・創造力です。これはどの段階の試験でも共通します。
理由として、論点が幅広く的が絞りにくいことも挙げられますが、最近は動きを目で確認しながら学習できる教材が増えてきました。
一番手に上がるのははなまるラボののSTEM教材、ワンダーボックスです。遊びながらセンスを磨き、筑波小などの図形問題集を繰り返せば、必要なレベルに達します。四谷大塚でもサピックスでも似たような問題が良く出ますし、その先の受験でも役立ちます。
【2020年】Wonderbox(ワンダーボックス)で実際に遊んだアプリランキング | まなのび:幼児教育と教材の効果を検証するブログ (grow-child-potential.com)
上記模試やテスト、将来にも通ずる「知恵」カテゴリの市販問題集としては、ひらめき算数脳と、算数ラボが特に良かったです。
国語の読解については、小学校1年生頃までは公文で学び、塾へ通うなら塾へシフトしても良いかもしれません。あとは伝統的な学習方法として、たくさんの本を読む習慣作りをしておきたいところです。
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