本年も直前講習の時期となりました。
各校、夏期講習と同時に取れたり、8月に申込が開始したり、タイミングは様々です。
既に決まっている方も多いと思いますが、まだ間に合う講座もありますので、来年度の参考を兼ねて一部ご紹介します。
直前講習は学校別に分かれていることが多く、複数併願する方は非常に迷います。
大前提として、迷わないポイントは自分がメインで通っている幼児教室を信頼することです。
指導する側も直前講習で急に入ってきたお子様に対して、個性がわからない以上指導しにくいところもあり、どうしても手厚さに劣ります。これは仕方がないことで、意味なく目移りしても良いことはないです。
特定分野の補完、特定の学校対策、模試で力試し、試験対策として慣れない環境の場慣れなど、あくまで余った時間の範囲内で、検討するのが良いでしょう。
今回、大手の伸芽会、ジャックを中心に直前講座の内容をご紹介しておきます。
両者とも、全体としての方向性としては同じ方向を向いているものの、教室によって直前講座の構成は異なり、教室ごとに講習の案内を作成しています。この点、パンフレットが一つにまとまっている理英会や、WEBで開示しているこぐま会と大きく異なる点です。
伸芽会は、180分程度の総合講座(一回当たり税込33,000円)と、90分程度の学校別講座(一回当たり税抜16,500円)で分かれていることが多いです。時間当たり単価は1時間あたり約11,000円ですね。
講座の種類は少ないですが、数が多いです。つまみ食い的に講座をとることもできますが、中途半端になるので、ある程度取った方が良いです。すると、必然的に費用が高くなります。講師は事前に開示されていませんので、その都度聞く必要があります。
意外なのが、模試が安い点。会員は税込7,700円です。伸芽会は通常テストの解説がなくなったので復習がしにくくなったのですが、金額はリーズナブルです。ただ、他の模試と同様、予約が取りにくいです。予約開始時間、10分程度で埋まってしまうもの藻多いです。
全ての教室かわかりませんが、授業後の講評に代えて、文書での対応にしているところが多いです。
ジャックは伸芽会と比較すると、メニューが豊富で、申し込みのタイミングが早いことに加えて人数の制約が厳しく、締め切りが早いです。直前期は、準会員の入会金も22,000円から11,000円に値下げされ、非常に入会の敷居が低くなります。
メニューが豊富な分、種類ごとの回数が伸芽会に比べて少なく、1時間あたりの単価は同じかやや高めで、11,000円~13,000円前後のものが多い印象です。教室により、90分だったり180分だったりばらつきがありますが、日数は3日~5日で構成されることが多いです。1日完結も結構あります。つまり、取れるかどうかは別問題で難しいのですが、単発で取ることを検討しやすいです。
ジャックは教室ごとにカリキュラムの違いが大きいので、志望校に対応している教室の直前講座カリキュラムを全て調べる必要があります。ジャックの共通する点として、授業の内容や講師などが開示されていますので、色々と明確です。また、全ての教室かどうかわかりませんが、厳重な管理下で教室見学が復活しています。これはリスクとも言えますが、大きなメリットで、伸芽会との大きな違いと言えそうです。
どの教室の講座を取るにしても、今年は例年と異なり、学校説明会での発表内容により、対応がガラッと変わる可能性があります。
今月8月に開示された情報だけでも、筑波小の試験日程前倒しや、雙葉小の親一名だけの面接など、大きな影響を与えました。この他、ペーパーがなくなったり、WEB面接を行うこととした小学校もあります。今後、どんどん出てくるでしょう。
このような場合、今までやってきたこと、今やっていることが論点ずれになってしまうことがありますので、学校発信の情報をいち早く入手して、受け身ではなく即実行に移すスピード感が求められそうです。
直前では、一部幼児教室で開始しているオンライン授業に加え、運動であれば少人数、オンライン家庭教師もおすすめです。今後の通学に関してはコロナ回避にも注意を払う必要もあるでしょう。こちらも自己責任で、試験日に熱が出たらゲームオーバーです。
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