私立小学校の学費は高額と言われますが、小学校6年間でどの程度かかるかご存知でしょうか。
今回、首都圏私立小学校の2019年4月度試験の志願倍率をもとに、上位人気校20校を抽出し、学費を高い順に並べました。
首都圏私立小学校 志願倍率上位20校の学費ランキング
小学校名 | 志願倍率 | 初年度学費 | 2年目以降学費 | 寄附金 | 6年間合計 |
慶應義塾横浜初等部 | 13 | 1,860,000 | 1,520,000 | 360,000 | 9,820,000 |
学習院初等科 | 8.9 | 1,526,000 | 1,226,000 | 500,000 | 8,156,000 |
慶應義塾幼稚舎 | 11.6 | 1,546,480 | 1,206,480 | 300,000 | 7,878,880 |
青山学院初等部 | 5.6 | 1,473,000 | 1,101,000 | 400,000 | 7,378,000 |
成蹊小学校 | 5.2 | 1,373,720 | 1,081,720 | 500,000 | 7,282,320 |
東洋英和女学院小学部 | 7.8 | 1,405,000 | 1,070,000 | 300,000 | 7,055,000 |
早稲田実業学校初等部 | 8.9 | 1,396,000 | 1,020,000 | 500,000 | 6,996,000 |
東京女学館小学校 | 5.5 | 1,461,000 | 989,000 | 250,000 | 6,656,000 |
横浜雙葉小学校 | 4.5 | 1,470,784 | 920,784 | 250,000 | 6,324,704 |
暁星小学校 | 4.5 | 1,200,000 | 1,000,000 | 10,000 | 6,210,000 |
東京農大稲花小学校 | 12 | 1,150,000 | 900,000 | 300,000 | 5,950,000 |
森村学園初等部 | 4.5 | 1,140,300 | 890,300 | 200,000 | 5,791,800 |
立教女学院小学校 | 6.3 | 1,422,400 | 812,400 | 300,000 | 5,784,400 |
桐朋小学校 | 4.8 | 1,222,000 | 820,000 | 200,000 | 5,522,000 |
桐朋学園小学校 | 7.8 | 1,086,700 | 790,200 | 100,000 | 5,137,700 |
雙葉小学校 | 8.3 | 1,071,600 | 801,600 | 50,000 | 5,129,600 |
田園調布雙葉小学校 | 4.7 | 1,097,000 | 697,000 | 300,000 | 4,882,000 |
聖ドミニコ学園小学校 | 4.8 | 1,114,200 | 714,200 | 自由 | 4,685,200 |
洗足学園小学校 | 4.7 | 1,174,000 | 678,000 | 10,000 | 4,574,000 |
光塩女子学院初等科 | 6.2 | 1,031,162 | 671,162 | 100,000 | 4,486,972 |
※学費は各学校発表の要領を参考にしていますが、変更があったり、PTA会費など諸経費の認識でズレもあります。
入力間違いの可能性もございますので、正確な金額は直接学校発表の資料にてご確認ください。
寄附金は任意だったり、強制だったり、毎年発生したり様々ですが、今回一律に加算しています。
高い順に並べると、まさに世間のイメージ通りの順番に並びました。
慶應2校、学習院、青山、成蹊、東洋英和、早稲田実業、、、名門附属が並びます。
6年合計で比較すると、いくつかのグループ分けができます。
まず、横浜初等部が群を抜いており、1,000万円近くとなっています。
次に800万円前後を構成しているのが学習院と幼稚舎。700万円前後になると学校が増えてきますが、
600万円、500万円も幅広く分布しています。
一見安く見えて錯覚しそうですが、公立小は6年間、諸々込で60万円前後ですから、
私立小学校は相当な学費がかかることに変わりはありません
学費以外の諸経費にご注意を
小学校時代にかかるコストとして、学費に加えて気をつけなければいけないのが、アフタースクールや野外活動、林間学校、スキー、短期留学などの学校関連費用と、お友達とのお付き合い費用です。
お友達とのお付き合い費用はリアルなお話をよく聞きます。お金のかかるイベントに半強制的に参加
しなければならないことも多く、子供たちの前でお金がないことを見せることも許されない、、、結構辛い世界です。
さらに追い打ちをかけるのが、兄弟で入学するケース。特に同性の場合は、弟を同じ学校に入れなかった場合、金銭理由意外に説明がつかず、色々厳しいです。
また、年長で試験を受ける際、多くの方は複数校受験しますが、複数校合格した場合は、入学手続きの際に、入学金と設備維持費を支払うことが多いです。この金額は30万円から65万円程度で、辞退時に半額程度返金されるケースもあります。いずれにせよ、合格自体は嬉しいですが手痛い出費となります。
お金がないのに無理に入学すると家族全体で辛い思いをするので、それなりの準備は必要ですね。
また、私立でも上記の通り学費に差があるので、学費の安い所を志望するのも現実的な選択肢と考えます。
上記でも1位と20位では2倍以上の差があります。